その一番の要因は、「即時性」であるという。
要するに、それに応募する人は 今すぐにでも現金を必要としている状況のようだ…
早速 2024.12.21付朝日新聞「ReRon」コーナーより、「『闇バイト』なぜ応募したのか 社会保障へもっと早くつなげるには」の一部を、以下に要約引用しよう。
全国で相次ぐ強盗や特殊詐欺。 「短期間で高報酬」などのうたい文句で、SNSなどでの「求人」に応募した人たちが、実行役として犯罪に加担している。
事件の一つでは、被告に税の滞納があったとも報じられた。(中略)
経済的困窮に悩み、手だてを探していた若者たちは、なぜ社会保障制度の利用ではなく、『闇バイト』へ応募したのか。
経済的困窮を抱えている人は、闇バイトではなく生活保護など社会保障によるサポートを受ければよいはずだ。 そうならなかったのは。
闇バイトには三つの優位性があり、中でも「即時性」が重要だと論じるのは、社会福祉士の横山北斗さん。
社会保障制度は申請手続きや給付に時間がかかる。 そのプロセスを簡素化できないか、と提言している。
事件が相次ぎ、「闇バイトに手を出し手はいけない」という啓発をよくみかけるようになった。それは正しい。 ただ「どうすれば加担せずに済んだのか」に「向き合わない限り、その啓発は宙に浮いたものになってしまうのではないでしょうか」
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
原左都子の感想を述べよう。
上記引用文中にもあるように。
全国で相次ぐ強盗や特殊詐欺。 「短期間で高報酬」などのうたい文句で、SNSなどでの「求人」に応募した人たちが、実行役として犯罪に加担している。
この文言の通り、今の時代の特に若い世代の人種にとって、「役所」とは自分達とは何らのかかわりも無い機関と成り下がっている実態ではなかろうか??
転居したり、婚姻したりすればその届け出に「役所」に出向く、というのは若い世代の間でも常識化しているのであろうが。
片や、職探しに困っている事態に於いて、まず「職業安定所(職安)へ相談に行こう!」との発想すら、若い世代の人種には出にくいのではなかろうか??
実はこの原左都子、我が人生の中でたった一度だけ その「職安」へ出向いたことがある。
時は、30代前半期だっただろうか?
詳細の記述は避けるが、当時の私の目的は「失業保険」を受け取ることがメインだった。
ただ正直言って、当時の私は「医学関係者」として引く手あまた状態だった。
ただ、その「失業保険を受け取る」とのせっかくの権利を活かしたいと考えたのだ! (結果として、6か月間それを受け取りました。)
その後すぐに、「医学者」として復職したのは当然の成り行きでした。
学術的、経済的に恵まれた青春時代を送ったと言える私自身の過去を語っていても埒が明かないため、この辺にしておこう。
「闇バイト」問題に話題を戻そう。
実質「経済的困窮」を余儀なくされている現在の若者たちが、まずは依存するのがSNSであろう事実を慮って余りある。
まさか今時の若者が、真っ先に頼るのが「役所」である訳も無いのだろうが。😫 😱
ここは、役所側こそが視野を拡大して。
今後は将来ある若者達が生活に困窮した際に、一番に“救いの手”を差し伸べる存在に 役所こそが成るべく変身するべきではあるまいか?!?!
今すぐ役所が「闇バイト根絶課」でも設けて。
その受け入れを開始することに期待申し上げたいものだ!!