こんな旅道中でのトラブルなら喜んで体験してみたい、との感慨深い“旅情”に浸れる新聞記事に出くわした。
それは、朝日新聞2月16日付一面上段左端に掲載された 「トワイライト 48時間の旅」 なる一つの“立派な”旅物語だ。
元々涙もろい原左都子だが、これを読み終えた後しばらく涙が止まらない程に感涙に浸った。
早速、上記朝日新聞記事を以下に要約して紹介しよう。
去る2月13日14時5分に札幌駅を出発した寝台特急トワイライトエクスプレスが、同日21時20分頃青森駅に到着した直後に大雪のため足止め措置と相成った。
車内は満員の130名を乗せ札幌駅を出発。 午後9時頃青森駅にて足止めされた時には約30人が東北新幹線に乗り換えた。 その後も、本来は通過する駅にての臨時停車を繰り返し、終着駅の大阪駅に到着したのは丸2日(48時間)後。 当然ながら、特急料金に関してはJRから返金されたとの事だ。
乗客によれば、昼や夜には各地の名物駅弁が振る舞われ、2月15日朝には「私たちの大事なお客様へ」なるメッセージが添えられた栄養補助食品や北陸新幹線の紙風船が配られた。 サロンカーでは、車掌の呼びかけにより“じゃんけん大会”が開催され、(その勝敗により)列車のイラスト入り絵馬やポストカードなどがプレゼントされた。
某旅客は親子3人で当該列車の個室に乗車したらしい。 その人物によれば、足止めを食らった青森駅では車外に出る事を許可され、青森産の日本酒を買い求めて個室で楽しんだとのことだ。 「2泊分車内で過ごせラッキーだった。何より乗客を退屈させないおもてなしに感心した」との感想のようだ。
当該トワイライトエクスプレスは1989年に運行が始まったが、車両の老朽化等を理由に本年3月12日発の運行を最後に廃止される。
(以上、朝日新聞2月16日記事より一部を要約引用したもの。)
話題を原左都子の私事に移そう。
2月初旬に東北新幹線に乗車して旅に出たばかりの私だが、出発前よりこの時期故の大雪被害による遅延等のトラブルを予想懸念しての出発だった。
ただ東北新幹線の場合、(東海道新幹線等国内に於いてさほどの雪被害が無い地域と比較して)恐らく元々最先端工学技術を駆使し、雪に強い車両構造を適用の上運行している実態であろう事と推測した。
そうでもしないと、これ程までに地球上の異常気象化が激化の一途を辿っている国内外に於いて、豪雪地域を走らせる電車がいつまでも大雪で足止めを食らい顧客に迷惑を掛けていたのでは、鉄道会社の先々が危ぶまれるとの実態であろう。
それにしても過去に於けるJRの対応とは、長い期間貧弱かつお粗末だった現実ではなかろうか?
自社の運営上の理由で列車が遅延したにも関わらず、車内放送もろくろく入れず、ただただ顧客である乗客の忍耐力に任せ列車が動くまで待たせ続けるのがその慣習ではなかっただろうか??
そんな過去の実情に比して、今回の「トワイライトエクスプレス」車内の対応は素晴らしかった。 列車が老朽化している現実にもかかわらず、乗務員氏達の咄嗟の判断力により乗客を目的地まで飽きさせる事無く「寝台列車」の使命を立派に果たせた事実を高評価申し上げたい。
要するに、車両の老朽化に勝る程の“人的財産”を築き上げていたJRの経営実態を評価したいものだ。
ここで大幅に話題を変えるが、私は先だっての2月19日に義母から依頼されている「青色申告」のため、当該申告所に出向いた。
そうしたところ、申告所がなんと“ゲロ混み”状態だ!
零細事業者の皆様が知るところの「青色申告」だが、この団体とは要するに青色申告者達の会費で成り立っている(私が推測して曰く)“国税関係元役員達の天下り団体”に他ならない。
一般の税務署ならいざ知らず、通常例年青色申告とは会費を支払っている個人事業者にあらかじめ期日を指定して、申告を“順次順番に”スムーズに実施すべき団体であるはずだ。 その指定日に行ったにも関わらず、何でこんなに顧客を待たせるのか!! と一瞬憤った。 それに対するアルバイトと思しき女性の説明とは、「昨日まで悪天候が続いたために、本日は大変混み合いまして申し訳ございません。」 それのみだ…
何と言っても青色申告に訪れている零細事業主とは“高齢者”が大半である。
こんな場でNHK総合テレビを付けてろくでもない「国会中継」を垂れ流していないで、これぞ、若き女性達が時間待ちをしている高齢者達相手に「体操」や「ダンス」でも指示し「皆さん一緒に身体を動かしましょう!」などと場を和ませてもよかろうに、とも考え付いた。(もしよければ、私がそれを指南してもよかったのだが…)
結局青色申告会会場で3時間待たされ、申告を終え疲れ果てて夜7時にやっと我が家に帰宅した。
忍耐力がある人ならともかく、元々短気な原左都子など何処の場面でも“待たされる”こと自体が我慢ならない性分だ。
加えて「待たされる」事による時間的ロスを経済的に数値化して評価した場合、その損失額とは計り知れないものがあるとも常々捉えている。
もしも顧客を長時間待たせる事態に至らざるを得なくなった事業体が、上記「トワイライトエクスプレス」のように手際よく“粋な計らい”で対応出来るのならば、これぞ顧客に対する究極のサービスではあるまいか。
それは、朝日新聞2月16日付一面上段左端に掲載された 「トワイライト 48時間の旅」 なる一つの“立派な”旅物語だ。
元々涙もろい原左都子だが、これを読み終えた後しばらく涙が止まらない程に感涙に浸った。
早速、上記朝日新聞記事を以下に要約して紹介しよう。
去る2月13日14時5分に札幌駅を出発した寝台特急トワイライトエクスプレスが、同日21時20分頃青森駅に到着した直後に大雪のため足止め措置と相成った。
車内は満員の130名を乗せ札幌駅を出発。 午後9時頃青森駅にて足止めされた時には約30人が東北新幹線に乗り換えた。 その後も、本来は通過する駅にての臨時停車を繰り返し、終着駅の大阪駅に到着したのは丸2日(48時間)後。 当然ながら、特急料金に関してはJRから返金されたとの事だ。
乗客によれば、昼や夜には各地の名物駅弁が振る舞われ、2月15日朝には「私たちの大事なお客様へ」なるメッセージが添えられた栄養補助食品や北陸新幹線の紙風船が配られた。 サロンカーでは、車掌の呼びかけにより“じゃんけん大会”が開催され、(その勝敗により)列車のイラスト入り絵馬やポストカードなどがプレゼントされた。
某旅客は親子3人で当該列車の個室に乗車したらしい。 その人物によれば、足止めを食らった青森駅では車外に出る事を許可され、青森産の日本酒を買い求めて個室で楽しんだとのことだ。 「2泊分車内で過ごせラッキーだった。何より乗客を退屈させないおもてなしに感心した」との感想のようだ。
当該トワイライトエクスプレスは1989年に運行が始まったが、車両の老朽化等を理由に本年3月12日発の運行を最後に廃止される。
(以上、朝日新聞2月16日記事より一部を要約引用したもの。)
話題を原左都子の私事に移そう。
2月初旬に東北新幹線に乗車して旅に出たばかりの私だが、出発前よりこの時期故の大雪被害による遅延等のトラブルを予想懸念しての出発だった。
ただ東北新幹線の場合、(東海道新幹線等国内に於いてさほどの雪被害が無い地域と比較して)恐らく元々最先端工学技術を駆使し、雪に強い車両構造を適用の上運行している実態であろう事と推測した。
そうでもしないと、これ程までに地球上の異常気象化が激化の一途を辿っている国内外に於いて、豪雪地域を走らせる電車がいつまでも大雪で足止めを食らい顧客に迷惑を掛けていたのでは、鉄道会社の先々が危ぶまれるとの実態であろう。
それにしても過去に於けるJRの対応とは、長い期間貧弱かつお粗末だった現実ではなかろうか?
自社の運営上の理由で列車が遅延したにも関わらず、車内放送もろくろく入れず、ただただ顧客である乗客の忍耐力に任せ列車が動くまで待たせ続けるのがその慣習ではなかっただろうか??
そんな過去の実情に比して、今回の「トワイライトエクスプレス」車内の対応は素晴らしかった。 列車が老朽化している現実にもかかわらず、乗務員氏達の咄嗟の判断力により乗客を目的地まで飽きさせる事無く「寝台列車」の使命を立派に果たせた事実を高評価申し上げたい。
要するに、車両の老朽化に勝る程の“人的財産”を築き上げていたJRの経営実態を評価したいものだ。
ここで大幅に話題を変えるが、私は先だっての2月19日に義母から依頼されている「青色申告」のため、当該申告所に出向いた。
そうしたところ、申告所がなんと“ゲロ混み”状態だ!
零細事業者の皆様が知るところの「青色申告」だが、この団体とは要するに青色申告者達の会費で成り立っている(私が推測して曰く)“国税関係元役員達の天下り団体”に他ならない。
一般の税務署ならいざ知らず、通常例年青色申告とは会費を支払っている個人事業者にあらかじめ期日を指定して、申告を“順次順番に”スムーズに実施すべき団体であるはずだ。 その指定日に行ったにも関わらず、何でこんなに顧客を待たせるのか!! と一瞬憤った。 それに対するアルバイトと思しき女性の説明とは、「昨日まで悪天候が続いたために、本日は大変混み合いまして申し訳ございません。」 それのみだ…
何と言っても青色申告に訪れている零細事業主とは“高齢者”が大半である。
こんな場でNHK総合テレビを付けてろくでもない「国会中継」を垂れ流していないで、これぞ、若き女性達が時間待ちをしている高齢者達相手に「体操」や「ダンス」でも指示し「皆さん一緒に身体を動かしましょう!」などと場を和ませてもよかろうに、とも考え付いた。(もしよければ、私がそれを指南してもよかったのだが…)
結局青色申告会会場で3時間待たされ、申告を終え疲れ果てて夜7時にやっと我が家に帰宅した。
忍耐力がある人ならともかく、元々短気な原左都子など何処の場面でも“待たされる”こと自体が我慢ならない性分だ。
加えて「待たされる」事による時間的ロスを経済的に数値化して評価した場合、その損失額とは計り知れないものがあるとも常々捉えている。
もしも顧客を長時間待たせる事態に至らざるを得なくなった事業体が、上記「トワイライトエクスプレス」のように手際よく“粋な計らい”で対応出来るのならば、これぞ顧客に対する究極のサービスではあるまいか。