(写真は、昨日娘と共に訪れた「第35回 立川マンドリンクラブ定期演奏会 ~世界遺産~」のパンフレットより転載したもの。)
幼少の頃よりずっと音楽に親しんで来ている私だ。
幼稚園の時に吹いたハーモニカは、誰よりも上手だった記憶がある。(??)
小学校では鼓笛隊で小太鼓を叩き、卒業時の音楽発表会ではアコーディオンを担当した。
中学校へ進学すると迷いなくブラスバンド部に入り、フルートとピッコロの練習に励んだ。 これが今までの我が音楽人生経験の中で一番ハードだったかもしれない。 何分所属中学校ブラスバンド部が過去に全国優勝を果たしている。 日々放課後と土日にも練習に励み、夏休み中は合宿もあった。 このブラスバンド部は自治体音楽隊の役割も果たしていた関係で、在校中は毎年、消防出初式や成人式、駅の開通式、市内パレート等々、と演奏に駆り出され頑張ったものだ。
卒業後、フルート・ピッコロからはすっかり離れたが、ずっと後に高校教員となった暁に音楽部の顧問を担当した縁で、再びフルートを吹いた。 これが難なく吹けるのには自分でも感動した。 指と呼吸が年月を経て尚、その感覚をリアルに覚えていたのだ。
高校進学後はオーケストラ部に所属しチェロを担当したものの、何分受験校だったため部活動は1年時の文化祭で終了。 ただ、当オーケストラ部出身者の中に音大を卒業してプロとして活躍する人物が多かった関係で、毎年OB中心演奏会が開催されるのだが、それに現役高校生も(強制的に)出場した。 現役在校生は最前列で出演させてもらえたにも関わらず、なるべく音を出さずに弾いている演技力でカバーした事実が今思うと何とも情けない……
大学を経て社会人となって以降は、まさに余暇を利用して音楽三昧だ。
まず、ダンス好きな私はプロが主催するジャズダンス教室にてジャズダンスに励む。 ところが、ここではクラシックバレエの基本からの徹底指導のため、その経験もなく身体の柔軟性に乏しい私はどうしてもそのレッスンについていけない。 わずか1年でギブアップした……
ただその経験が活き、当時勤務していた民間企業の余興ダンス大会で優勝した私は、社内ロックバンドのリーダーより女性ボーカルに抜擢された。 今、その歌唱力の程を自己分析するならば、その後カラオケで年季を入れて鍛えた喉により、当時より現在の方が上回ってることだろう。
我が音楽遍歴はまだまだ続くが、どれもこれも見事に“中途半端”なため、この辺でやめておこう。
それでも、そんな我が半生に及ぶ音楽遍歴が我が人生を豊かにしてくれている事には間違いはないし、それ故に新たな出会いがあったりするものだ。
前置きが長過ぎたが、この辺で冒頭写真の「立川マンドリンクラブ定期演奏会」に移ろう。
実はこの演奏会情報を得たのは、当該goo にブログを公開していらっしゃる某氏のサイトを拝見した事に遡る。
「QAZのつれづれ日記」と称するそのサイトは、著者氏自らのご趣味であられるマンドリン演奏や旅行に関する記事を中心に発信されている。 その高尚な雰囲気に触れた私は、決して私には真似の出来ない別世界に誘われ、暇を見つけては拝見させていただいていた。
そんな折、ご自身が出演される当該マンドリン定期演奏会の記事を綴られているのを発見したのだ! すぐさま飛びついた音楽好きの私が、その演奏会へ行かない訳もない。
そんなこんなで、私は昨日娘と共に当該マンドリン定期演奏会を拝聴した。
ここで、マンドリンに関する基礎知識をウィキペディア情報より少し引用しておこう。
マンドリンに関し、現在もっとも一般的にみられるのは17世紀中頃に登場したナポリ型マンドリンから発展したもので弦はスチール製の8弦4コース、調弦はヴァイオリンと同じく低い方からG-D-A-E。 ただしヴァイオリンと違って指板にはフレットがあり、弓ではなくピックを使って演奏する。
撥弦楽器であるマンドリンはギターと同じく持続音が出せない楽器である。 この問題は高音においてギターより大きな問題となり、その結果持続音を模したトレモロ奏法が使われる。 その他の奏法には、アルペジオ、ピッツィカート、ハーモニクスなどがある。
19世紀末にアメリカ合衆国で派生したフラットマンドリンは、ブルーグラス、カントリーなどの音楽ジャンルで、フィドルやバンジョーなどとともに使用されることが多い。
(以上、ウィキペディア情報よりごく一部を引用したもの。)
私もほんの一時だけ「フレット」の無い“チェロ”に関わった事があるため、マンドリンに関しても少し理解出来る気がする。 確かに、指板に「フレット」があるか無いかで弦楽器も演奏法が大違いとなるだろう。
しかも、マンドリンはギター同様に持続音が出せないとの事実にもガッテンだ。 例えば吹奏楽器の場合、その持続音こそが命とも私は捉える。 それをやり遂げるがために、どれ程“ロングトーン”(一音を“ながーーーく伸ばす)練習を重ねただろう。 その恩恵で私は肺活量が今尚平均より大きいのだが。
マンドリンに話を戻すと、確かにマンドリンはトレモロ奏法等々の長音を演奏者の技術力によりカバーしている楽器であることも再認識した。
と言う訳で、吹奏楽の経験はほんの少しだけあるものの、マンドリンに関してズブの素人の原左都子が、昨日人生で初めて「マンドリンオーケストラ演奏会」を観賞させていただいたのだ。
いやはや驚かされたのが、そのマンドリンの音色たるが我が想像よりもはるかに「力強い」のだ。
大変失礼は承知だが、トレモロ演奏等に頼るマンドリンオーケストラの演奏とは、吹奏楽器が混合しているフルオーケストラのダイナミックな演奏など再現不能だろう、と想像していた我が未熟な発想を覆すものだった。
例えば、第一部最後の「アクアエクスプレス」や、第二部の「エグモント序曲」「幻想曲第一番イ短調作品22」等々でそれを実感させていただいた。
終演後に、QAZさんにロビーにてお伺いしたところによれば、「マンドリン演奏とは、2,30名の演奏が一番よいと心得ます。」
我が未熟さを思い知らされるばかりだ……
そうだとして、音楽趣味を貫く人生は実に素晴らしい! と再確認させて頂けた昨日のマンドリンオーケストラ演奏会観賞だった。
ブラボー!!
幼少の頃よりずっと音楽に親しんで来ている私だ。
幼稚園の時に吹いたハーモニカは、誰よりも上手だった記憶がある。(??)
小学校では鼓笛隊で小太鼓を叩き、卒業時の音楽発表会ではアコーディオンを担当した。
中学校へ進学すると迷いなくブラスバンド部に入り、フルートとピッコロの練習に励んだ。 これが今までの我が音楽人生経験の中で一番ハードだったかもしれない。 何分所属中学校ブラスバンド部が過去に全国優勝を果たしている。 日々放課後と土日にも練習に励み、夏休み中は合宿もあった。 このブラスバンド部は自治体音楽隊の役割も果たしていた関係で、在校中は毎年、消防出初式や成人式、駅の開通式、市内パレート等々、と演奏に駆り出され頑張ったものだ。
卒業後、フルート・ピッコロからはすっかり離れたが、ずっと後に高校教員となった暁に音楽部の顧問を担当した縁で、再びフルートを吹いた。 これが難なく吹けるのには自分でも感動した。 指と呼吸が年月を経て尚、その感覚をリアルに覚えていたのだ。
高校進学後はオーケストラ部に所属しチェロを担当したものの、何分受験校だったため部活動は1年時の文化祭で終了。 ただ、当オーケストラ部出身者の中に音大を卒業してプロとして活躍する人物が多かった関係で、毎年OB中心演奏会が開催されるのだが、それに現役高校生も(強制的に)出場した。 現役在校生は最前列で出演させてもらえたにも関わらず、なるべく音を出さずに弾いている演技力でカバーした事実が今思うと何とも情けない……
大学を経て社会人となって以降は、まさに余暇を利用して音楽三昧だ。
まず、ダンス好きな私はプロが主催するジャズダンス教室にてジャズダンスに励む。 ところが、ここではクラシックバレエの基本からの徹底指導のため、その経験もなく身体の柔軟性に乏しい私はどうしてもそのレッスンについていけない。 わずか1年でギブアップした……
ただその経験が活き、当時勤務していた民間企業の余興ダンス大会で優勝した私は、社内ロックバンドのリーダーより女性ボーカルに抜擢された。 今、その歌唱力の程を自己分析するならば、その後カラオケで年季を入れて鍛えた喉により、当時より現在の方が上回ってることだろう。
我が音楽遍歴はまだまだ続くが、どれもこれも見事に“中途半端”なため、この辺でやめておこう。
それでも、そんな我が半生に及ぶ音楽遍歴が我が人生を豊かにしてくれている事には間違いはないし、それ故に新たな出会いがあったりするものだ。
前置きが長過ぎたが、この辺で冒頭写真の「立川マンドリンクラブ定期演奏会」に移ろう。
実はこの演奏会情報を得たのは、当該goo にブログを公開していらっしゃる某氏のサイトを拝見した事に遡る。
「QAZのつれづれ日記」と称するそのサイトは、著者氏自らのご趣味であられるマンドリン演奏や旅行に関する記事を中心に発信されている。 その高尚な雰囲気に触れた私は、決して私には真似の出来ない別世界に誘われ、暇を見つけては拝見させていただいていた。
そんな折、ご自身が出演される当該マンドリン定期演奏会の記事を綴られているのを発見したのだ! すぐさま飛びついた音楽好きの私が、その演奏会へ行かない訳もない。
そんなこんなで、私は昨日娘と共に当該マンドリン定期演奏会を拝聴した。
ここで、マンドリンに関する基礎知識をウィキペディア情報より少し引用しておこう。
マンドリンに関し、現在もっとも一般的にみられるのは17世紀中頃に登場したナポリ型マンドリンから発展したもので弦はスチール製の8弦4コース、調弦はヴァイオリンと同じく低い方からG-D-A-E。 ただしヴァイオリンと違って指板にはフレットがあり、弓ではなくピックを使って演奏する。
撥弦楽器であるマンドリンはギターと同じく持続音が出せない楽器である。 この問題は高音においてギターより大きな問題となり、その結果持続音を模したトレモロ奏法が使われる。 その他の奏法には、アルペジオ、ピッツィカート、ハーモニクスなどがある。
19世紀末にアメリカ合衆国で派生したフラットマンドリンは、ブルーグラス、カントリーなどの音楽ジャンルで、フィドルやバンジョーなどとともに使用されることが多い。
(以上、ウィキペディア情報よりごく一部を引用したもの。)
私もほんの一時だけ「フレット」の無い“チェロ”に関わった事があるため、マンドリンに関しても少し理解出来る気がする。 確かに、指板に「フレット」があるか無いかで弦楽器も演奏法が大違いとなるだろう。
しかも、マンドリンはギター同様に持続音が出せないとの事実にもガッテンだ。 例えば吹奏楽器の場合、その持続音こそが命とも私は捉える。 それをやり遂げるがために、どれ程“ロングトーン”(一音を“ながーーーく伸ばす)練習を重ねただろう。 その恩恵で私は肺活量が今尚平均より大きいのだが。
マンドリンに話を戻すと、確かにマンドリンはトレモロ奏法等々の長音を演奏者の技術力によりカバーしている楽器であることも再認識した。
と言う訳で、吹奏楽の経験はほんの少しだけあるものの、マンドリンに関してズブの素人の原左都子が、昨日人生で初めて「マンドリンオーケストラ演奏会」を観賞させていただいたのだ。
いやはや驚かされたのが、そのマンドリンの音色たるが我が想像よりもはるかに「力強い」のだ。
大変失礼は承知だが、トレモロ演奏等に頼るマンドリンオーケストラの演奏とは、吹奏楽器が混合しているフルオーケストラのダイナミックな演奏など再現不能だろう、と想像していた我が未熟な発想を覆すものだった。
例えば、第一部最後の「アクアエクスプレス」や、第二部の「エグモント序曲」「幻想曲第一番イ短調作品22」等々でそれを実感させていただいた。
終演後に、QAZさんにロビーにてお伺いしたところによれば、「マンドリン演奏とは、2,30名の演奏が一番よいと心得ます。」
我が未熟さを思い知らされるばかりだ……
そうだとして、音楽趣味を貫く人生は実に素晴らしい! と再確認させて頂けた昨日のマンドリンオーケストラ演奏会観賞だった。
ブラボー!!