(写真は、私が24歳~28歳頃までの5年間に渡り趣味で励んでいた 電子オルガン⦅エレクトーン⦆のテキスト譜面の数々。)
今更何故、上記エレクトーンの古いテキスト(と言えども、ご覧の通り新品のごとく綺麗に保存されていたのだが。)を書棚から引っ張り出したのかに関して説明するならば。
9月に入り、ネット通販にてフルートを衝動買いして後、約3週間が経過した。
その間、自主練習用の音楽スタジオに会員登録したり、プロ講師の個人指導が叶う音楽教室を探したりとフルート練習環境を整える作業を実施すると共に、実際に音楽スタジオにて自主練習に励んで来た。
フルートプロ講師先生より、楽器演奏の基本中の基本である「音の出し方」に関して難点を指摘された事はバックナンバーにて綴っている。
当然ながらそれの克服を第一義として、日頃音楽スタジオにて自主練習に励んでいるのだが…。
スタジオにて一人でフルートの「音出し」練習に励んでいると、ほぼ50年前の中学生のブラスバンド部時代を彷彿とさせられる。 中1で入部以降1年時の3学期にやっとレギュラーになれるまでの期間、来る日も来る日も「音出し」を中心に練習に励んだ映像が脳裏に蘇る。
(あの頃は未だ子どもだったこともあり、先輩の指導にいとも素直に従い日々真面目に基礎練習に励んだものだ。 まさか60代前半の年齢に至って、あの風景を再現するとは思ってもいなかったなあ。 それにしても、あの頃は日々上達したような記憶があるが、今現在私のフルート力はどうなってしまったのだ?? プロ先生のご指導通り忠実に自主練習しているにもかかわらず、あの頃のような成長が何ら見られない。 老いぼれる事とはこれが実態なのか??) なる悲壮感すら抱いてしまっていた。
家に帰ってそれを家族に訴えても、「たかが高齢者の趣味なのだから勝手にすれば」とすら言ってくれず、それを言いたげな表情で軽くあしらわれる。
そうだ!
思い切って楽曲をフルートで吹いてみよう!! と思いついたのが先週の事だ。
そして書棚から引っ張り出したのが、上記エレクトーンの譜面群である。
ここで写真のエレクトーン譜面に関して説明しよう。
我が独身時代20代後半期の5年間程、ヤマハのエレクトーン個人指導を受けた期間に練習したのが上記のテキスト譜面だ。 (これらの譜面はあくまでも“大人素人”用に制作されたテキストであり、子供用のエレクトーンテキストは数段難易度が高いと聞いている。)
全シリーズが、ポピュラー、ポップス、クラシック、ジャズ、日本の唱歌、歌謡曲等々のスタンダードナンバーばかりの楽曲揃いの優れものだ。
一番最終期の我が28歳時に弾いた第8集より、その楽曲の一部を紹介しよう。
「やさしく歌って」「愛のコレクション」「涙のトッカータ」「エーゲ海の真珠」「マンハッタン」「ミスティー」「我が心のジョージア」「ウェーヴ」「マイラグジュアリーナイト」「冬物語」「愛のフィナーレ」……
冒頭写真中段右側に手書きの譜面があるが、それらは私が練習用や編曲のために自主的に作成した譜面ノートだ。
エレクトーン演奏の神髄とは、基本的には左手和音伴奏と左足のベース音に右手のメロディーが支えられる構図となっている。(参考だが、右足は音量調整機能及びリズム管理機能を果たす。) そのため数々の和音を記憶する必要があり、その目的で自主作成したのが「和音列記集」だ。 あるいは、右端の「黒いオルフェ」の手書き譜面は、エレクトーングレード試験(9級から6級まで取得した)アレンジ課題対策として我がアレンジ版を譜面化したものだ。
テキスト一冊に付き約20楽曲程の譜面が収集されている事を鑑みると、我がエレクトーン練習総数は5年間で約400曲に及ぼうか。 週に1曲(多い時は2,3曲)の練習を仕事(や娯楽交友)の合間にこなした記憶がある故に、その計算になろう。
さてさて突然、過去に一度エレクトーンで演奏している楽曲をフルートで吹こう! との素晴らしい発想が浮かんだ私はそれを実行に移した。
そして早速上記エレクトーン練習楽曲集より、現在の我がフルート能力にて演奏可能と判断する楽曲を選択し、昨日自主練スタジオへ持ち込んだ。
それらの楽曲をここで公開するならば、「蒼いノクターン」「オーシャンゼリゼ」「サウンドオブミュージック」「ロミオとジュリエット」「ライドオンタイム」だ。
その選曲根拠とは、現在フルートで出せている音域にて演奏可能、かつ難易度が低いとの事実である。
これらの楽曲をスタジオで演奏してみるに、肝心の音が十分綺麗には出せず下手なりにも楽曲演奏可能なのに自分が驚いた。 いい気になって何度も演奏したのだが。
そこで思うに、決してプロを目指している訳ではない音楽好きかつ高齢域に達した人間にとっては、「音出し基礎練習」一辺倒よりも、練習の達成感を得るためには自分が好む楽曲を練習演奏するに限るのではないか?!との結論だ。
それにより、基礎練習では叶わない「音出し」も自然と叶い、成長を遂げられるような実感を得た気がする。
さて、今度プロ先生にお会いした時に、何と申し開きしようか?
「貴方がそう感じるならば、そうすればよろしいと思いますが…」と若き美女先生に応えられたなら少し寂しい気もするが…。 「別にプロになる訳でもあるまいし、高齢域生徒の勝手でしょ!」と言いたい気もするし……
今更何故、上記エレクトーンの古いテキスト(と言えども、ご覧の通り新品のごとく綺麗に保存されていたのだが。)を書棚から引っ張り出したのかに関して説明するならば。
9月に入り、ネット通販にてフルートを衝動買いして後、約3週間が経過した。
その間、自主練習用の音楽スタジオに会員登録したり、プロ講師の個人指導が叶う音楽教室を探したりとフルート練習環境を整える作業を実施すると共に、実際に音楽スタジオにて自主練習に励んで来た。
フルートプロ講師先生より、楽器演奏の基本中の基本である「音の出し方」に関して難点を指摘された事はバックナンバーにて綴っている。
当然ながらそれの克服を第一義として、日頃音楽スタジオにて自主練習に励んでいるのだが…。
スタジオにて一人でフルートの「音出し」練習に励んでいると、ほぼ50年前の中学生のブラスバンド部時代を彷彿とさせられる。 中1で入部以降1年時の3学期にやっとレギュラーになれるまでの期間、来る日も来る日も「音出し」を中心に練習に励んだ映像が脳裏に蘇る。
(あの頃は未だ子どもだったこともあり、先輩の指導にいとも素直に従い日々真面目に基礎練習に励んだものだ。 まさか60代前半の年齢に至って、あの風景を再現するとは思ってもいなかったなあ。 それにしても、あの頃は日々上達したような記憶があるが、今現在私のフルート力はどうなってしまったのだ?? プロ先生のご指導通り忠実に自主練習しているにもかかわらず、あの頃のような成長が何ら見られない。 老いぼれる事とはこれが実態なのか??) なる悲壮感すら抱いてしまっていた。
家に帰ってそれを家族に訴えても、「たかが高齢者の趣味なのだから勝手にすれば」とすら言ってくれず、それを言いたげな表情で軽くあしらわれる。
そうだ!
思い切って楽曲をフルートで吹いてみよう!! と思いついたのが先週の事だ。
そして書棚から引っ張り出したのが、上記エレクトーンの譜面群である。
ここで写真のエレクトーン譜面に関して説明しよう。
我が独身時代20代後半期の5年間程、ヤマハのエレクトーン個人指導を受けた期間に練習したのが上記のテキスト譜面だ。 (これらの譜面はあくまでも“大人素人”用に制作されたテキストであり、子供用のエレクトーンテキストは数段難易度が高いと聞いている。)
全シリーズが、ポピュラー、ポップス、クラシック、ジャズ、日本の唱歌、歌謡曲等々のスタンダードナンバーばかりの楽曲揃いの優れものだ。
一番最終期の我が28歳時に弾いた第8集より、その楽曲の一部を紹介しよう。
「やさしく歌って」「愛のコレクション」「涙のトッカータ」「エーゲ海の真珠」「マンハッタン」「ミスティー」「我が心のジョージア」「ウェーヴ」「マイラグジュアリーナイト」「冬物語」「愛のフィナーレ」……
冒頭写真中段右側に手書きの譜面があるが、それらは私が練習用や編曲のために自主的に作成した譜面ノートだ。
エレクトーン演奏の神髄とは、基本的には左手和音伴奏と左足のベース音に右手のメロディーが支えられる構図となっている。(参考だが、右足は音量調整機能及びリズム管理機能を果たす。) そのため数々の和音を記憶する必要があり、その目的で自主作成したのが「和音列記集」だ。 あるいは、右端の「黒いオルフェ」の手書き譜面は、エレクトーングレード試験(9級から6級まで取得した)アレンジ課題対策として我がアレンジ版を譜面化したものだ。
テキスト一冊に付き約20楽曲程の譜面が収集されている事を鑑みると、我がエレクトーン練習総数は5年間で約400曲に及ぼうか。 週に1曲(多い時は2,3曲)の練習を仕事(や娯楽交友)の合間にこなした記憶がある故に、その計算になろう。
さてさて突然、過去に一度エレクトーンで演奏している楽曲をフルートで吹こう! との素晴らしい発想が浮かんだ私はそれを実行に移した。
そして早速上記エレクトーン練習楽曲集より、現在の我がフルート能力にて演奏可能と判断する楽曲を選択し、昨日自主練スタジオへ持ち込んだ。
それらの楽曲をここで公開するならば、「蒼いノクターン」「オーシャンゼリゼ」「サウンドオブミュージック」「ロミオとジュリエット」「ライドオンタイム」だ。
その選曲根拠とは、現在フルートで出せている音域にて演奏可能、かつ難易度が低いとの事実である。
これらの楽曲をスタジオで演奏してみるに、肝心の音が十分綺麗には出せず下手なりにも楽曲演奏可能なのに自分が驚いた。 いい気になって何度も演奏したのだが。
そこで思うに、決してプロを目指している訳ではない音楽好きかつ高齢域に達した人間にとっては、「音出し基礎練習」一辺倒よりも、練習の達成感を得るためには自分が好む楽曲を練習演奏するに限るのではないか?!との結論だ。
それにより、基礎練習では叶わない「音出し」も自然と叶い、成長を遂げられるような実感を得た気がする。
さて、今度プロ先生にお会いした時に、何と申し開きしようか?
「貴方がそう感じるならば、そうすればよろしいと思いますが…」と若き美女先生に応えられたなら少し寂しい気もするが…。 「別にプロになる訳でもあるまいし、高齢域生徒の勝手でしょ!」と言いたい気もするし……