原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

安倍政権は潰したいが、「希望の党」は一体何様のつもりだ!?

2017年09月30日 | 時事論評
 野党もそこまでハチャメチャやるならば、今回の選挙では何が何でも安倍政権を潰そうではないか!
 とにかく今ここで是が非でも独裁安倍政権を潰さねば、世を変革出来ないことは私も認識している。

 それにしても10月の衆院選は、子どもも呆れ果てる低レベルの “でたらめ総選挙” となる事は間違いないだろう。

 
 昨夜、BSフジにて20時から放送された「プライムニュース 民進・希望“合流か” 与野党が政策論戦……」を視聴した。
 「希望の党」からは(他に誰もいない故に当然だろうが)若狭勝氏が出演していたのだが、この若狭氏の発言内容の一部に私は向っ腹が立った。
 議論の本筋から外れるかもしれないが、その若狭氏の発言とは自分が「検事だ」と殊更繰り返したことだ。 
 私見だが、何言ってるんだ!?  あんた、今は国会議員だろ? 何でこの場で「検事」の言葉を幾度も持ち出して、自己をプラス評価しようとしているんだ! 何ですって、自分は検事だったから人の心と向き合える?(表現が正確でない場合お詫びするが) 今ここであなたが強調するべきは「希望の党」の政策論だろうに。 こんな場で「検事」「検事」と威張るなよ!
 そもそもあなたって、都知事選時期から何故か小池百合子候補に“金魚のウンチ”のごとくくっついて、小池氏を支援する活動しかしていないんじゃないの? (確かに小池氏って、自身に学歴が無いに等しい故か、他人の経歴や肩書を好むタイプだよねえ。「都民ファーストの会」とて候補者本人の政治家としての資質よりも経歴肩書き及び所持金を優先して擁立したようだし。 おそらく小池氏にとっては若狭氏の「検事」経歴肩書きが魅力的だった事だろう。) その後もあなたが国会議員としての諸活動にどれ程勢力を注ぎ込んだのかに関する情報が何ら無く、相も変わらず今度は都議会選挙の際に「都民ファーストの会」勝利に向けた支援に全力を尽くしたよねえ。
 そんな若狭氏にとっての現在の「売り」は、確かに「検事」の肩書しか無いのかもしれないが。

 「希望の会」代表に就任した東京都知事である小池氏が民進党と合流するにあたり、「全員受け入れる気は“さらさらない”」とも豪語している。
 まあ、選挙などそもそもパフォーマンス勝負だから、野党を背負って出ようとしている身でそれくらい強気で豪語しない事には、庶民に分かりにくく支持されない事を読んだ発言であることも見え見えだが。

 私論だが、それにしても小池氏が「希望の党」代表に君臨したのならば、即刻都知事は辞任して国政選挙に立候補するべきだ。 現在開催中の「都議会」終了後に都知事を辞任するとの噂もあるが、そんな小細工をしていないで、将来総理大臣にならんと狙っているのなら今すぐに都知事を辞任するべきだろう。
 そうだとして、結果は分からないよ~~。 結局、都政も国政も捨てる羽目になり、小池氏は政治家引退の運命にもありそうだし。 それを避けるために「都知事」を“保険”として取っておくのはやめようね。


 さて、今朝みたネット情報を以下に要約して紹介しよう。

 民進党内で憲法改正などに反対してきたリベラル派議員と支持者らに、動揺が広がっている。 同党が合流を目指す「希望の党」が、政策が一致しなければ公認しないとの方針を打ち出したからだ。 希望代表の小池百合子東京都知事が排除と絞り込みを強調する中、支持者からは希望入りへの賛否両論の声も上がっており、“踏み絵”を迫られたリベラル派議員らの決断が注目される。 (中略)
 希望の細野豪志元環境相は公認に関し、「安保法制白紙撤回を言い続ける人は考え方として厳しい」との見解を示している。
 かつて民主党政権で厚労相も務めた長妻昭氏(57)=東京7区=も、去就が注目される一人。「ミスター年金」の異名を取り、近年も安保問題では、報道番組で「あくまでも個別的自衛権の範囲内で法整備を急ぐべきだ」との考え方を示してきた。  中野区にある地元事務所にはこの日、「民進党」の名前が入ったポスターなどが積み上げられていたが、どのような立場で衆院選に臨むのか足場は固まっていない。 事務所関係者は「国政報告会なども予定しているが、有権者にどう説明するのかわからない」と言葉少なに語る。
 民進党幹事長代行の辻元清美氏(57)=大阪10区=は、さらに厳しい状況に追い込まれている。 27年7月の衆院平和安全法制特別委で、安保関連法案の採決に激しく抵抗し、「お願いだからやめて!」と涙声で詰め寄ったのが辻元氏だった。 参院の採決でも、ハチマキ姿で傍聴席に登場。 衛視に注意された“筋金入り”の反対派だ。  衆院解散から一夜明けたこの日、大阪府高槻市の地元事務所に辻元氏の姿はなく、スタッフ数人が選挙に備えて模様替えを進めていた。秘書によると、辻元氏のスケジュールは週末まで全てキャンセルされ、事務所でも動きを把握していないという。
 一方、護憲派の論客で、希望への合流を決めた前原誠司代表と9月1日の民進党代表選で争った枝野幸男氏(53)=埼玉5区=は29日、地元・さいたま市内で行った街頭演説後、記者団に「党の公式見解に沿う」とだけ語り、具体的な身の振り方については口を閉ざした。 枝野氏に近い県議や市議なども、本人を気遣ってか言葉が少ない。同市内で同日に開かれた同党埼玉県連の常任幹事会でも重苦しい空気が漂った。会議後、姿を現した枝野氏は「コメントしない」と厳しい表情で話し、会場を後にした。  支持者らの声も分かれている。同市見沼区の主婦(71)は「政策を曲げずに無所属でも頑張ってほしい」。同市大宮区の無職男性(75)は「政権交代のために少しでも希望の党の議席を増やしてほしい」と話していた。
 (以上、ネット情報より一部を要約引用したもの。)

 一旦、原左都子の私見だが。

 上記ネット情報内にある、枝野幸男氏の政治家としての姿勢を好意的に捉えている私だ。
 事の初めは、民主党が自民党より政権を奪い取った直後期、鳩山政権時代の事だ。 そもそもあの選挙は小沢氏が(まるで今回の「希望の党」のごとく)小沢ガールズの数をかき集めとにかく票を取る作戦に出た故に勝利したようなものだ。 その小沢氏(及びそれにくっついていた鳩山氏)の民主党内でのマイナス影響力を断ち切らんと、枝野氏が単身で小沢氏批判の街頭演説を実施した。 あの勇気ある映像を見て、私は初めて枝野氏との民主党政治家の存在を知った。 その後も菅政権時代の官房長官として、東日本大震災勃発時に夜も寝ずにメディア対応していた姿も印象的だ。


 最後に、原左都子の結論で締めくくろう。

 表題の通り、10月の選挙では是が非でも安倍政権を潰したい。
 そのためには「希望の党」を筆頭に、ハチャメチャ野党が死に物狂いでそれを実行するのもやむを得ないとも考える。

 ただそれにより有能な野党政治家を失う事実が、今後の政治界にとって一番の損失・痛手かとも思うのだ。
 どうか「希望の党」から「受け入れる気はさらさらない」と拒否・却下された有能な野党政治家氏達には、是非とも無所属にて出馬し正々堂々と選挙戦を闘って欲しいものだ。