◎東京新聞「喫茶アネモネ」は傑作
四〇年以上、東京新聞を愛読している。東京新聞には、いろいろお世話になっている。
東京新聞の特長のひとつに、漫画がおもしろいというものがある。特に、現在、朝刊に連載されている「ねえ、ぴよちゃん」(青沼貴子)と、月曜朝刊に載っている「喫茶アネモネ」(柘植文〈つげ・あや〉)がおもしろい。
今日の「喫茶アネモネ」は、つねにシャッターがしまっている金物屋が、珍しく店を開けたという話であった。そこには老店主が座っていて、カブトムシを売っている。一匹300円。思わず笑ってしまったが、同時に、どうしたら、こういうアイデアが出てくるのかと、感心した。