◎「日本叢書」第1冊から第53冊までのタイトル
だいぶ前のことになるが、当ブログで、「日本叢書」第一冊から第三一冊までのタイトルを紹介したことがある(2013・5・2)。
今、机上に、日本叢書の第五四冊がある。潁原退蔵(えばら・たいぞう)著『明惠上人(みょうえしょうにん)』である。一九四六年(昭和二一)三月二〇日発行、定価一円五〇銭。
本文三二ページで、表紙・ウラ表紙を入れると三六ページ。本文三二ページ目のところに、既刊の一覧が載っている。本日は、これを紹介してみたい。
1 霜柱と凍上 中谷宇吉郎
2 血液型 古畑 種基
3 郡司成忠大尉 高木 卓
4 雨ニモ負ケズ 谷川 徹三
5 寒さと人間 柳 壮一
6 すまひの伝統 岸田日出刀
7 芭蕉と紀行文 小宮 豊隆
8 四季の気象 荒川 秀俊
9 日月明し 亀井勝一郎
10 散り散らず 船橋 聖一
11 桜田門外 田中 英光
12 科学の芽生え 中谷宇吉郎
13 万葉時代の社会と思想 阿部 次郎
14 万葉人の生活 阿部 次郎
15 赤門回顧 入澤 達吉
16 模糊集 松枝 茂夫
17 独創について 緒方 富雄他
18 茶の美学 谷川 徹三
19 若菜頌 栃内 吉彦
20 長安汲古 石田幹之助
21 山荘記 野上弥生子
22 若き学徒に告ぐ 富塚 清
23 若き女性に告ぐ 富塚 清
24 寸歩抄 川田 順
25 山嶺の気 堀口 大学
26 山ざと集 室生 犀星
27 鎌倉文化 呉 文炳
28 菅原道真 上司 小剣
29 抒情詩抄 西条 八十
30 ぎりしあの小説 呉 茂一
31 日本文化発展のかたちについて 木村素衛
32 愛国心について 田中美知太郎
33 続山荘記 野上弥生子
34 明治回顧 大類 伸
35 浮世絵全盛時代 高橋誠一郎
36 これやこの 久保田万太郎
37 世界民の立場 恒藤 恭
38 夢日記 藤森 成吉
39 女性新訓 大森 洪太
40 読書について 谷川 徹三
41 農の理法 寺尾 博
42 ウエルズと世界主義 土居 光知
43 始皇帝其他 加藤 繁
44 歴史を学ぶ 原 随園
45 考へるといふこと 谷川 徹三
46 日本労働運動の序幕と展望 平野義太郎
47 鏡花縁の話 松枝 茂夫
48 ざくろの花 桑原 武夫
49 万葉集より 佐佐木信綱
50 麦刈の月 尾崎 喜八
51 日本の英学 福原麟太郎
52 パスカルの観た人間 後藤 末雄
53 関ケ原夜話 尾崎 士郎