◎正しく強く伸びて行く(生活社・日本叢書)
昨日の話の続きである。日本叢書の第五四冊、潁原退蔵著『明惠上人』は、本文とは別に、「表紙・ウラ表紙」が付いている。その紙質は、本文よりは、少しだけ良い。
表紙は黒赤の二色刷りである。赤色の子持ち罫で囲まれた中に、次の文字がある。
日 本 叢 書 五四
明 惠 上 人 潁 原 退 蔵
生 活 社 刊
表紙見返しに、次のような言葉がある。改行は、原文のまま。
わ れ わ れ を 生 み 育 て て く れ
た 日 本 こ の 日 本 の よ い と こ ろ
を も つ と よ く 知 り、 良 く な い
と こ ろ は お 互 い に 反 省 し、 す
ぐ れ た も の の 数 々 を し つ か り
と 身 に つ け、 ど ん な と き に も
ゆ る が ず ひ る ま ず、 正 し く 強
く 伸 び て 行 く、 も と と な り 力
と な る、 そ ん な 本 を つ く り た
い。
日本叢書が発刊された当初は、「大きく強く伸びて行く」だったが、ここでは「正しく強く伸びて行く」となっている。いつから、そう変わったのかは、まだ確認していない。
このあとの本文一ページ目に当たるところに「扉」があって、カットの下に、「明惠上人」、左下に小さく、(カット 児島善三郎)とある。
本文三二ページ目のところには、昨日、紹介したように、既刊の一覧が載っている。
ウラ表紙見返しには、近刊予告が載っている。この紹介は、次回。