誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

尾鈴山1405m

2014-05-04 19:51:40 | 山歩き
  尾鈴山1405m・万吉山1318m・長崎尾1373m 
  2014/05/02(金)晴れのち曇り・・花鑑賞日和

  尾鈴山の登山口となる甘茶滝近くは、平日にも関わらずの満車状態だった。
        
        甘茶滝
 矢筈林道を登って、下山口となる広い駐車場に向うと、ここにも数台の車が・・・
 今の時期の尾鈴山系は、贅沢な花鑑賞が出来るとあってか人気が高いようである。
        
        林道をアナグマが横切った!
  駐車場から林道を下って、15分ほどで尾鈴山の登山口に到着する。
        
        登山口
 いきなり急勾配で、偽木の階段道をジグザグに登って行く。
 無風状態の林の中は蒸し風呂みたいに暑くて、すぐに汗が滲んでくる。
 ふと足元に目を向けると、ギンリョウさん御一家もお出かけのようだった。
        
       ギンリョウソウ御一家
  少しずつ高度をあげて行くと、10本近くの赤松巨木があり、木々の間を抜ける。
 天井からすごいパワーを降り注いでくるようである。
        
        
       凄いパワーを感じますね
  赤松の巨木にパワーを貰いつつ、自然そのもの林を登って行く
 おお~今度は、女性登山者の目を惹きつけ、男達を沈黙させる子宝の栂が現れる。
        
       見てくださいな、この雄姿を(羨ましい限り・・・)
  子宝の栂を過ぎると、展望はないものの、絶えず登山道脇に聳え立つブナやヒメシャラ
 栂の大木が癒してくれて、山頂まで飽きることのない登山道が続く。
 9合目を過ぎると、突然と言った感じで空間が現れて、一期の展望が開けてくる。
        
       都農の平野が見渡せる。フェニックスシーガイヤは何処?
        
       後で向かう、長崎尾を見るとお楽しみのアケボノツツジが見える。
  展望を楽しみ、馬酔木の小木を掻き分けると、古びた鳥居があり尾鈴神社 元宮に着く
 本宮の横を抜けて登ると、一等三角点の尾鈴山1405mの山頂に到着する。
 山頂は木々に囲まれて、全く展望はなく、むしろ山頂手前のブナとヒメシャラ林が素晴らしい
        
        鳥居
         
        尾鈴山の山頂(1405m+ケルン高)
        
        素敵なブナとヒメシャラの林
  尾鈴山の三角点に登頂のタッチを済ませると、ブナ林を駆け下って万吉山へと向かう。
        
 目の前に真っ赤なものが♪
 開花が待ち遠しい、尾鈴山の石楠花の蕾で、まだこの後の桃源郷を知らず。 
 ブナ林から万吉山稜線に出会い、更に高度を下げて行くと、目映い光景が待っていた。
 ワ~オ、ブラボー、すてきイ~♪、石楠花とミツバツツジのコラボレーション
        
        石楠花と三つ葉ツツジ
  万吉山どころじゃない、気持ちは万吉山へと急ぎたいが、目が足が言う音を聞かず
 何とか騙しながら、尾鈴山の山頂から30分を費やして万吉山1318mに到着である。
         
         相棒さんのニューピークでした。
  万吉山の山頂一帯も石楠花が競い咲していて、早いものは散り始めている物もあった。
 万吉山からの戻りは、ブナ林を直登せずに、遠回りながら尾根を登って縦走路へむかう。
 ***尾根道には道標のテープはないが、迷うことはないでしょう。
 再び尾鈴山に経つ、時計を覗くと万吉山の往復所要は、花鑑賞含め50分だった。
 山頂でランチを摂っていると、2組3人の登山者が登ってこられた。
 なんと、2人組さんは名古屋から来たとの事で、尾鈴山ピストンと矢研滝巡りだと・・
  ランチを終えると、長崎尾へと縦走路を歩きだす。
        
 尾鈴山の手前から見えた長崎尾の尾根を飾るピンク色は、どんな出迎えしてくれるのか?
 鞍部に下り最初のピークから、1338mピークへの登り返しは、ピンク一色だった。
 右も左も、花・花・花~、それも、アケボノツツジと石楠花が競っているかの如く
 ここ10年来の出来と言ってもいいのではないだろうか?
  ここでは、一部だけ紹介します。
        
         
  花に気を奪われて、時間の経過も失念してしまう。
 気が付けば、目の前にはなんと、鹿児島の山友達の姿があった。
 久しぶりの出会いに、山情報やリタイヤ後の生活談まで会話が弾む。
  
  山仲間と別れ、長崎尾に着いたのは、尾鈴山を発って1時間45分後だった。
 長崎尾には、オバケのQ太郎がいるんですよ~ 知っていましたか?
 ほら、ウインクとまん丸目玉にタラコ唇のQ太郎さんでしょう。
        
       長崎尾 
       
       オバケのQ太郎
  長崎尾のQ太郎に挨拶を済ませると、とにかく下山を急ぐことにする。
 一旦鞍部に下って、矢筈岳との三叉路分岐点へ登り返す。
 短い登りだが、なぜかこの日は足が悲鳴を上げて、フウフウハアハアの吐息で登った。
       
       沢山の傘があるが、全く役に立たないヤブレガサ
        えっ ばれちゃいましたか。本当はモミジガサですね。
  三叉路分岐に到着、直進すると矢筈岳を通って、矢筈林道へ更に白滝へ行けます。
       
 直角に左折して下り、1261mピークから一気に高度を下げる下り坂となる。
 下りが苦手な相棒さんの悲鳴が絶えない、落ち葉を踏んでズルッ!木の根でズルッ
 怖いから腰が引けてへっぴり腰で、重心が後ろだから余計に滑るのだろう。
       
  三叉路から25分で矢筈林道を横切り、またもや急坂を下る。
 いつも思うのだが、このルートを登る登山者って根性あるよなぁ~
       
 yamahiroは、たったの1回だけ登っただけで、2度と登りには使っていない。
 急坂との戦いは10分で幕を閉じて、愛車の広場に戻った。
       
  いや~実に、6時間を超える山歩き、尾鈴山ってこんな長丁場だったかなぁ~
 アケボノツツイジ姫、石楠花嬢、ヒカゲツツジ淑女と、女性のお出ましについ長居した。
 尾鈴山系の尾錠たちは、今が見頃ですよ~出かけるなら、今でしょう♪
  
  山の美女たちは、明日のBlogで紹介します。 
コメント (2)
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