誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

犬ヶ岳~一ノ岳(笹の宿)

2014-05-10 20:03:57 | 山歩き
 犬ヶ岳~一ノ岳(笹の宿)
20140505(月)・・・霧雨のち曇り
コースタイム:公共駐車場(6:30)~林道終点~(ウグイス谷)~経読林道~(7:15)~犬ヶ岳取付~'(7:30)~笈吊峠(7:50)~笈吊岩(8:00)~大日岳(8:20)三の岳~犬ヶ岳(9:00)~二の岳(9:10)~大竿峠(9:25)~()~一の岳・笹の宿(9:40)
 
  麓から犬ヶ岳(左)・求菩提山
 遠路来たからには、雨具着ても登るぞ~と、決めた犬ヶ岳の石楠花鑑賞登山
5:00時、目が覚めて外を見ると、嬉しいことに雨具もいらない霧雨だった。
朝食を済ませて、ウグイス谷ルートへと足を向けた。
       
       左の林の中へ
谷川に沿って、緩やかな傾斜のコンクリート道を、小鳥の声を聴きながら登っていく
ん?前に来たときには気が付かなかったが、登山道脇にはトリカブトが群生
       
    トリカブト (コワッ!)
 林道終点から、ウグイス谷と呼ばれる涸れ谷へ入る。
       
       
右岸から左岸に渡ると、今までの穏やかな歩きから一転して急登になってくる。
林道終点から25分たって、ようやく経読林道に飛び出し水補の休憩を入れた。
       
       経読林道
 経読林道を15分ほど歩くと、犬ヶ岳の案内板が目に付く
足元には石楠花の幼木が沢山生えているが、まだ花芽は付けていなかった。
昨夜の雨を吸って滑る登山道だが、笈吊峠までは20分で登りつめる。
       
       笈吊峠((左⇒経読岳・右⇒笈吊岩から犬ヶ岳)
 笈吊峠は、石楠花の花がいっぱい咲いて待ってくれるかもと期待したが
やはり、1週間の前倒しの訪問では、無理があったようでやっと蕾が膨らむ程度
       
       笈吊峠の石楠花
 人間界でも気の早い奴がいる(yamahiro?)、必ず咲いている石楠花の木がある。
今始まったばかりと、気を持ち直して、難所の笈吊岩へと向かう。
笈吊岩の基底部に到着して岩を見上げる、こんなにも高く垂直だったかなぁ~
       
       笈吊岩
 鎖を握って1/3ほど登って、上から相棒さんをアシストする。
恐怖からだろうか? 目の前に格好の足場があるのだがなかなか手足が伸びない
『右手を伸ばして、左手のすぐ下に左足を引き上げて』少しずつ登り始めた。
       
       岩場に取り付く
 と、そこに一人の登山者(?)が現れた。
なんと、後で判ったが、豊前市の現職市長(後藤元秀氏)でだった。
市長は、下からアシストしてくれた上、相棒さんのザックまで担ぎ上げてくれた。
釈迦ヶ岳で市長と別れたが、曰く『犬ヶ岳の情報を得るために、1回/年の登山と』
              
       笈吊岩を登る市長
       
       釈迦ヶ岳で市長と相棒さん
 釈迦ヶ岳の山頂辺りから、登山道脇が嬉しい変化を見せ始めた。
今年は何処の山の石楠花も大当たりの年間違いなしで、犬ヶ岳も素晴らしい花模様
時期的には若干早いが、既に見頃の木もあるし、まだ蕾も多く残っている。
       
       
       
       花
       
       固い蕾も残っていますよ~
 大日岳から登山道を飾る石楠花を愛でながら、犬ヶ岳(三ノ岳)へと向かう。
花に目を奪われて、足元への注意を怠ったら、忽ち奈落の底へ登山道の片側は崖です。
       
何度かのアップダウンを繰り返すと犬ヶ岳に到着する。
       
       犬ヶ岳の山頂
 来週あたりは、立錐の余地もないだろうが、この日はだぁ~れもいなかった(--;)
ガスに煙った犬ヶ岳の山頂は、長居するほどのものはなく、二ノ岳から大竿峠へ
2度の岩場を下ると、ベンチのある大竿峠に到着する。
       
       大竿峠(前回は、ここから右下の恐れ淵へ下った。)
 大竿峠で一休みしていると、何やら息使いが聞こえてきた。
ガスの中、目を凝らすと、トレイルラン中の元気な若者の姿が見えてきた。
よっしゃ~我々も、腰を上げて一ノ岳(笹の宿)へと歩みを再開する。
大竿峠から一ノ岳は、ブナの木が目立ち始め、新緑が気持ちよく感じられた。
峠から15分、なだらかの丘が見えてきて、一ノ岳に到着した。
      
 一ノ岳(笹の宿)=山伏たちが峰入りした時の宿と言われる。
 この後、杉の宿・虎の宿へと向かって歩くことにする。


 


  
コメント
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