誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

天主山の山芍薬

2014-05-12 21:56:37 | 山歩き
  山芍薬を観に行こう♪
 我が家を06:00に発って、天主山の登山口である『椎矢峠』へと向かう。
 車を走らせること2時間30あまりで『不土野橋』を渡った先の三叉路には時間規制の看板と福岡Noの車が・・・・・
 まさか! ここで足止めかよ~と思いながら、腕時計を見ると時間規制まで5分残っている。
 急げ~今のうちに抜けようとすると、福岡No車がよに呼び止められ道を尋ねられる。
 オイオイ時間がないんだよ~と思いながら道案内をしていると、数年前までは乙女だった女性が接近
 ”通るなら今だよ~時間規制始めるよ~”と、慌てて車を走らせて椎谷林道へと乗り入れる。

  椎谷林道の起点『堺谷橋』を渡って左折すると、この先地すべりのため全面通行止め!
 嘘だろう!冗談じゃないよ!ここまで来て通行止めはないでしょう!
 椎谷峠まで約19km、行けるところまで行ってみようと四輪駆動に切り替えて林道に乗り込む
 暫くは舗装されているが、舗装が切れたらもう滅茶苦茶な悪路の連続で、時速9kmの速度
 おっかない場所が何度かあったが、30分余りを費やしてようやく椎谷峠に着いた。
            
           椎谷峠(先のピークが天主山)
 椎谷峠には、先着車が2台止まっていたが、1台の車のタイヤはバーストしていた。
 まあ、落石が割れて鋭利な状態のままゴロゴロしている中の走行だから無理もないかな!                      峠から少し戻った広場に車を停めて、三方山の登山口から天主山へと向かう。
          
          登山口近くのトイレ 
          
          峠の右かが三方山登山口
 峠の登山口から、5分で『三方山』の分岐に着くが、今回はスルーして荒れ果てた作業道を歩く
          
          三方山分岐
 こんな所によくも車が通れる作業道を作ったものだと感心しながら下り気味に歩いて行く
 峠から30分で『切剥』の取り付きでもある、『久保の息』分岐点に到着する。
          
          切剥取り付きと久保の息の分岐
  切剥の中腹をトラバースしながら作業道を歩くこと、峠から40分で作業道の終点
 この辺りから、道脇には美味しそうなトリカブト新芽と山芍薬が現れる。
 最初の山芍薬、蕾は緑色でまだ爆睡中の模様で、この先の群生地の開花が心配になる。
 2つのピークの中腹斜面を巻きながら進むと、ようやく白っぽいものが目に入ってきた。
 やったぁ~咲いているよ~♪と、先ほど同行となった鹿児島の4人家族に合図を送る。
 峠から50分1514mの中腹、登山道脇の山芍薬は競うように咲き始めてくれていた。
  1514mピークを巻きあがると、天主山や三方山、高岳、国見山が見渡せる展望所がある。
 一同は立ち寄ってみてください、絶景で文句なしの展望所ですよ~
 展望所からやや右に回りながら進むと、石灰岩の岩が目立ち始め岩場を下るとやな芍薬の群生地
 緑の絨毯に真っ白い山芍薬が咲き乱れていた・・と、書きたいのだが、まだまばらな開花だった。
 それでも鑑賞するには十分の開花状況で、2つ目のお目当ての『ヤマブキ草『も発見できた。
          
          
          
          
          群生地の山芍薬
          
          黄色が鮮やかなヤマブキ草
  群生地でしばらく山芍薬と遊び、やっぱり天主山の山頂を極めなきゃと歩き出す。
 1402mの岩場から最低鞍部に下って、登り返すと天主山の山頂に到着する。
 お目当ての山芍薬の鑑賞後で、イマイチの足取りだが、真っ盛りのミツバツツジを見て歩く。
          
 そして、今日の3つ目のお目当てである『ヒゴイカリ草』の花を探しながら登り返していく。
 あったよ~ありましたよ~山頂手前の岩稜帯に白い可憐なヒゴイカリ草が風に揺れていた。
          
          
          ヒゴイカリ草
  3つのお目当ては達成できた、もうひと踏ん張りして天主山の頂へ
 峠から2時間20分(花鑑賞時間含み)で天主山の山頂に到着した。
 意外だったのは、椎谷峠から我々を含め6人、鴨猪川の登山者が8人と静かな天主山だった。
          
    
    天主山の道中で見た花
          
          ヒトリシズカ
          
          ニリンソウ
          
          キジムシロ
          
          ウツボクサ
          
          オオカメノキ(ムシカリ)
   ***天主山の山芍薬は、5月18頃までは見れますよ~
      椎葉不土野から椎矢峠は、普通車でも通行可能ですが、路肩と石の切片が鋭いので要注意
      また、矢部から椎矢峠間の方が道路状態が悪いようです。 

  
コメント (5)
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