どちらが自分に向いているかをよく吟味すること

2010-09-02 16:33:29 | 日記

昨日の続きです。

集団塾がよいか、個別指導型の塾がよいかというのは、生徒がそのとき毎に何を求めているかによって答えが違ってきます。

 例えば、大学入試の小論文作成力アップの授業がありますが、ある生徒は、以前集団塾でこれを受けていたそうです。

それはそれで洗練されたメソッドで進められるカリキュラムなのかとは思いますが、その生徒にとっては、自分の至らないところを指摘し、矯正して論文力を高めるために投入される自分だけの時間の少なさにどうしようもない物足りなさがあったと言っていました。

論文作成という、極めてパーソナルな力を上げていこうという授業では、こういう話は良く聞くことで、そこにはどうしても講師数対生徒数からくる制約が伴います。

 これをどうにかするには、ひとつの授業単位の中で講師の数を増やすか、またはこれを受講する生徒の数を減らす以外にはなく、それが出来ないのであれば、状況が改善することは望めませんよね。

ですから、こういう授業では、完全に講師と生徒の向き合い方が1対1である事が望ましくなります。

 他にも個別の方が有利である場合がありますが、それは集団形式の方が有利(どちらかといえば、有利不利というよりも、向き不向きといった方が適切かもしれませんが)である場合と表裏一体の話ですので、ここではそれらを列記することは致しません。

肝心なことは、その時その時で生徒が何を求めているのか、それを満たす上で、より自分にあっているのがどちらであるのかをよく吟味することであって、これを誤らなければ学習効果は自ずと上がっていくのだと思います。

 

 

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