昨日書いた記事に関して、ある保護者の方からご質問を頂きました。
■成績で「1」があると入会させてもらえないんですか?
ご説明いたします。
成績で「1」が付いていることを理由にして、自動的に入会をお断りすることはありません。
むしろ、「これから頑張ろう」という意欲をお持ちのお子さんであれば、そこからの出発は「やってよかった」という効果の程を最大限体感して頂けるケースとなるのではないかと思います。
問題は別のところにあります。
例えば、中学校の成績で「1」が付けられるというのは、絶対評価を採用している現在では、よっぽどの理由がそこにはあるものと考えられます。
単に学力的な問題だけで「1」が付くというのは殆ど無く、そこにはそれ以外の要素が必ずといってよいほどあるものです。
例えば授業欠席が異常に多い、出席しても正常な授業進行を妨害する、或いは私語その他をやめられず、授業への参加意志が見られないなどです。
さらに言えば、こういう場合でも、これを学校側が放置することはまずなく、そこでは繰り返し様々な形で生徒本人或いは家庭への注意や警告が行われるのが普通です。
こういうことを経て、それでもまだ何も改まらない時に初めて「1」の評価が付きます。
つまり、ここで問題となっているものは、生徒の学力もさることながら、それ以前の態度や行動であることが分かります。
学校の中では、社会生活や団体生活を学ぶという意味もありますので別ですが、学習塾の中においては、これは非常にまずく、そのままの状態で入会して頂く事は、他の生徒に対する迷惑となり、所謂「私学」の場では、これは許されません。
そういう観点から、仮に今「1」を付けられているお子さんがいたとして、果たしてそのお子さんがここで気持ちと態度を入れ替えて、改めて勉強していく姿勢を持っているのか、これから持てるのかどうか(の可能性)を確認させて頂くこと、これが入会時(前)の面接の主旨です。