また昨日の続きです。 集団塾と個別指導塾の、どちらが、より自分に合っているかという問題。 よく「競争相手がいるから」「ライバル心を刺激されるから」、はては「友達を作れるから」といって集団塾の利点を挙げる人がいますが、これはどうでしょうか。
そうした理由なり動機なりを否定する気は毛頭ありませんが、でも、ちょっと待ってくださいという気がしないではありません。
競争相手がいるから、ライバルがいるから、というのは、今目の前にそういう存在があるというだけのことであって、いわばビジュアルの話ですよね。逆に言えば、ビジュアルな意味での存在がなければ勉強の意欲が沸かないのでしょうか?
ビジュアルに目の前にいなければ怠けてしまうのでしょうか?
勉強することの目的が、他者に負けない、他者よりも上を行くことを目指すのだという考えの良し悪しはこの際置いておいて、しかし、目先の存在云々で自らの意欲やモチベーションに違いがあるというのはいただけませんよね。
それは、勉強の効率をどうこうするという問題なのではなく、あくまで環境をどうするかというレベルの話だと思います。
そういうことであれば、それはそれで理解できますが、目の前、それもまさに物理的な意味で目の前にライバルがいるかいないかで勉強の中身や効率が違ってくるのだと考えるのは、やはりどこか間違っているように私には思えます。