年末にケーブルテレビでケネディ大統領暗殺に関するアメリカのテレビを観ていました。
ケネディというのは、リンカーン大統領と並んでいまだにアメリカ市民の間でトップの人気を保っている、今では伝説の大統領です。
彼の演説には有名なものが沢山ありますが、それらの中でも私が最も好きな一つが次の一節です。
我々がこの10年以内に月面有人探査やその他のことを成し遂げるという道を選択したのは、それが容易ではなく困難であるからであり、この目標が我々のエネルギーや技術を組織し評価するのに有用だからだ。
また我々はその挑戦を後回しせずに受けて立つことを望み、これに勝利する意志があるからだ。その他についても同じことである。
この演説の時点では、アメリカはまだ月着陸はおろか、ロケットで宇宙に人を打ち上げること自体にまだ安定した成功を収めていたわけではありません。
ですから、まさにそのことにこそ、このケネディの演説の意義が凝縮されているといえるのではないかと思います。
そして私も、私自身のつたない人生の局面において、度々この言葉を思い出しては自らを鼓舞してきました。
今、年頭に当たって、受験生達をはじめ、今この時期に勉強するという行動において自分の道を切り開いていこうとしている塾生の皆さんに、改めてこのケネディ大統領の名演説の一節をお送りしたいと思います。