明日は主だった公立高校の前期選抜試験が行われます。
神奈川県の場合、こんなにも早い時期に試験が行われ、その分合否の発表も早いので、運の良い生徒はかなり早くに「15の春」を終え、後は卒業と高校進学の日までを心置きなく自分のために使うことが出来るのに対し、例えば大阪の受験は3月の中学卒業式の後に行われますので、ここから先、まだ長い戦いの日々が続くばかりか、卒業後、形の上では中学校の後ろ盾から離れた「個人」となっての受験となるという厳しい現実があります。
神奈川県の受験生は、この点だけを考えても、ここで受験できることが制度的にも精神的にもかなり有利なものであるかがわかると思います。
受験生によっては、不安を抱えて右往左往しがちなタイプもいるようです。
それはそれで一つの個性がそうさせるのだし、長い目で見れば人生の中の貴重な経験といえるでしょう。
それもこれも、前期選抜の面接ということでは、あと半日でその場に臨むことになるのです。
今からじたばたしても、そのことからはあまりよい結果は生じないと思います。
これまでやるべきことをやってきた、或いはやり足りなかったことがあるかもしれませんが、それはそれとして、条件は全ての受験生に平等な形で行われ、決して自分ひとりが不利な情況に置かれているわけではないことを肝に銘じて、明日はベストを尽くしてください。