昨日の朝、或る保護者の方から電話を頂きました。
少し深刻なご様子で、急ですが面談をお願いできないでしょうか、とのことでした。
時刻が朝だったので、いったん電話を切り、夜の時間帯で設定して改めてこちらから電話いたしますと
お伝えしました。声のトーンに困ったような感じがありました。
夜9時に面談の場を設け、そこであらためてお話を伺ったところ、学校におけるお子さんのイジメに関する
悩みのお話でした。
その子供さんにふりかかるイジメの問題は塾の側でも以前から把握しており、これまでも何度か気になった
ことや改善に結びつくためのきっかけにならないかと思ったことなどを保護者の方に連絡したことがありま
した。
ご家庭でもいろいろと苦労されて、最近は若干改善の兆しが見えていたというお話を聞いていましたが、塾
にくる子供さんの様子やその話からは、以前と変わらず厳しい状況が窺い知れていましたので、気になって
いました。
しかし、今回は保護者の方もかなり思い切った決断をされたようで、その決断を実際の行動に移すに当たって
派生する諸々のことに関してのお話が、今回の面談の主な内容でした。
世相なのでしょうか、子供たちの世界からイジメがなくなりません。
これだけイジメがよくないことだと言われているにも関わらず、それが減るどころか、陰湿な形でむしろ増
えているようにさえ感じます。
暫くの間は、改善策を実行しつつ、様子を見るのは勿論ですが、あるところまで来て、それでも改善しない、
それどころかいろいろな意味で危機的状況に入っていると判断したなら、その時はそれまでとは異なる毅然
とした、且つ具体的な手段を採って一気に改善を図るというのは、正しい手法だと思います。
ACSアカデミーにも、毎年のようにこうした悩みをお持ちのお子さんが何人かの一人の割合で通っています。
これまでに、何人のお子さんの相談に乗り、一緒に具体的行動を採って解決してきただろうかということを改
めて思った昨夜でした。
ということで、今回もまた全力でこのお子さんと、そしてご家庭の応援をしていく心づもりを固めたという次第
です。