前回書いた「イジメ」の問題について。
イジメの問題は、本来学習塾でどうこうすべき問題ではないかもしれません。
積極的にこれに関与してどうこうできる立場にあるというわけでもありません。
それでも学習塾としてできること、或いはやるべき事はあります。
ACSアカデミーには、どうしたわけか、毎年少数ですが学校でイジメに遭って悩んでいる少年少女が在籍しています。それだけこの問題の根が深いということなのでしょう。
学年は様々、イジメの形態も様々ですから、そこで取るべき対応の仕方もまた様々ですが、結論を言えば、苦しい時は永遠に続くことは決してありません。
あるときは次第に改善し、またあるときは何かのきっかけを境に劇的に改善されます。
問題は、その間の勉強をどうするかです。
イジメがあってもなくても、勉強の成果が試される時が否応なくやってきます。そうです、受験です。
15歳の春になると、全員が高校受験を迎え撃たなくてはなりません。
このとき、本番試験一回で全てが決まるならともかく、それ以前の学習も欠かせない要件になります。これの結果が内申ですよね。
ですから、イジメがあってもなくても、これに備えて出来るだけのことはしておかなくてはなりません。
イジメに遭って悩みながらも、定期テスト対策や提出物の励行は、例え完全な形でなくてもやっておくべきことです。それが少なからず内申にもつながります。
また、本番の試験(今でいう後期選抜)で力を発揮するためにも、それまでの期間しっかりと詰めるべきことを詰めておかなくてはなりません。
しかし、だからと言って、ACSアカデミーは、それでなくてもイジメに遭って辛い思いをしている生徒に向かって、一方的にあれやれこれやれなどと言うことはしあmせん。当然ですよね。
この時ここで私たちがやることは、あくまでそういう生徒の側に立って一緒に難関を乗り越えていこうという共同の姿勢と、その具体策としての行動です。
学校にはなかなか行かれなくても、学習塾でなら出来ることがここにあります。
また、学習塾でなら出来る、という子も、実は沢山います。
ACSアカデミーでは、生徒の微妙な心理を十分に推し量ったカリキュラムを個別に組んで、そういう悩みの最中にいる生徒の便宜を出来るだけ図ることができます。
中には、い維持的な対人恐怖症に陥ってしまい、家から出ることさえままならない生徒もいたりしますが、場合によっては、テレビ電話会議方式の授業をご家庭と直接結んだ授業を、教室の講師が行ってもいます。
そうこうしているうちに、やがて塾に行こうかな、そこで学校と同じように他の子と混じりながら授業を受けようかなと思い始める生徒も現実にいます。
ACSアカデミーの個別対応は、こうしたところでも発揮されています。