ACSアカデミーが4月新年度から正式導入するAST(Active Study Trainer)の主たる目的は、普段比較的学習の量が足りていない(と感じられる)生徒に、これまでとは比較にならないだけの数の問題を解いてもらうことにあります。
ただ解くだけでは勿論なく、そこには手を変え品を変えといった感じの、厚みのある、それでいてきめ細かい解説がたっぷりと施された内容になっているのが大きな特徴です。
一般に、学習塾では問題を解く力は教えられても、それを定着させるのに十分な時間を授業の中で確保することは難しい面があります。
勢い、それらの作業は家庭で行う学習時間の中で宿題などの形をもっておこなわれることになりがちです。
でも、それが問題なく出来るのであれば何も苦労することはないわけで、それだからこそ保護者の方は「家でちっとも勉強しなくて」と言って嘆かれるのだと思います。
ASTの活用は、それらの問題を、全てとは言いませんが、かなりに部分解決するのに十分な役割を演じます。
現に、既に一部この機能を導入している3月の授業において、これまでなかなか言うことも聞かず、保護者を嘆かせていた何人かの生徒が、自ら積極的に問題を解いています。
個人で差はありますが、概ね一人1時間で40問くらいは解きます。
そこで誤って解答したものも自分で解説を受け、それでもまだ分からない場合には、(今まであまり見られない態度だったのですが)自分から「ここが分かりません」とか「ここをもう少し詳しく別の言葉で解説してください」などと言って、講師に確認してくる姿が見られるようになりました。
この積み重ねが確実な学習量を確保をし、学力向上を後押しします。