通塾無制限制度をふり返って

2011-03-09 21:48:15 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

ACSアカデミーでは、今年(2010年度)、カリキュラムの中に「通塾無制限」を入れました。これは、週に何回通塾しても授業料は変わらないというものでしたが、これの結果はどうだったでしょうか。

 

うまくこれを活用して、週に何度も、それこそ毎日のようにやってきて勉強することを積み重ねていた生徒のほとんど全員がテストの点数を上げ、成績もアップさせられました。

 

毎日のように通うということは、それだけ学習の量が増えるということでもあり、また、その中で学校の提出物や課題を完成させられるということでもあり、これが一年間続けば流石に上がらない筈はないですよね。

 

その反面、折角の制度を上手く活用できなかった生徒はというと、これは大きな成果に結びついたとは到底いえず、これまた勿体無いことだったと思います。

 

そこで、4月からの新カリキュラムからは、そういう勿体無さを少しでも軽減するために、これまでの通塾無制限に若干の変更を加えました。

 

詳しくは、直接お尋ねください。

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「教科書を読まない子に英語を教えること」とは

2011-03-09 17:32:46 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

昨日、中学2年生の英語を教えていた時に感じたことです。

その生徒もそうですが、今の中学生の実に多くが満足に教科書の本文を読んでいないように見受けられます。

 

中学生が学校の英語の授業を理解しようと思うなら、そして英語の基礎力を養おうと思うなら、まずは教科書の本文を何回も何回も読むことです。これ抜きに話は先に進みません。

 

どのくらい読めばよいかというと、最低10回です。

 

慣れないうちは、なかなかスムーズに読めないでしょう。でも、学校の先生も塾の先生も、最初に一緒に読んでくれると思います(それをしてくれずに、ただ問題を解けとしか言わない塾なら、そんなところは辞めてしまった方がよいでしょう)。

 

その時、発音やリズムに注意して、後で分かりやすいように鉛筆で教科書にチェックを入れておくとよいですね。

 

勿論、そうしながら訳も確認していくのですが、最初に書いたように、そういう事をしないでいながら「英語が分かりません」「授業についていけません」などという生徒が実は結構いるということが問題です。

 

逆に言えば、そういうことをきちんと出来ている生徒が、英語の成績で100点かそれに近い点、そして「5」を取れます。

 

今年の高校入試で上位高といわれる高校に合格した生徒たちの普段の学習態度と習慣を見ていますと、やはりそこにはこうした地道な習慣とそれを守る行動力とが見て取れました。

 

話を昨日の中学生の授業に戻しますと、彼女の英語のセンスは高いのに、どうしたわけかやはり教科書を何回も読むという習慣がないので音読が苦手、そのため単語一つずつのアクセントもあやふや、ひいては訳も怪しいという状態でした。

 

そこで私が繰り返し(と言っても、時間の制約があるので3回くらいですが)読み、彼女にその後をついてこさせると、結構よいリズムと発音が出来るのですから、これはいかにも勿体無いことだと改めて思った次第です。

 

教科書のその単元は5ページありますが、授業時間の前半でそれを3回音読した後で全文和訳し、その後でワークの問題を解くという順番で昨日は終わりましたが、終わる頃には大切なポイントをしっかり頭に入れられたと感じました。

 

大切なことは、家に帰った彼女がそこでもまた同じように音読を最低あと7回は行って、さらに定着を図れるかどうかです(これを宿題にし、次回授業の中で簡単なテストをするよ、と伝えました)。

 

 

小手先のテクニックに走らず、こうした地道な作業と努力で、今という大切な時期の英語の基礎力、そして学習習慣を養うことは、彼女のみならず、全ての生徒にとっても大切なこと、そして将来必ず役に立つことであると思います。

 


 

 

 

 

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