成績を巡る話題がここ数日教室の中を行き交っています。その多くが、いわば印象論、感情論であって、「自分としては4でおかしくないと思っていたのに、実際に貰ったのは3だった。悔しい。あの先生はおかしい。嫌いだ」。こんな感じです。
「自分の思いとの違いはなんだろう。どこがいけないのか。どうすればいいのか」というような考え方迄は、この時点では至っていません。
その内容の是非は別として、このような問題意識を持って成績を見るということはとても大事なことです。問題意識を持つということは、その時点でもう感情論から脱し、科学的思考に移っています。
問題意識があれば次の展開に移れますし、それがなければ偶然うまくいくという幸運はあっても、自力で前に進むという選択はありません。幸運は邪魔にならないですし、有難いですが、それ待ちだけでは情けないですよね。
教室ではこうしたスタンスで各自と話をすることで、それぞれが自分の努力と力で(勿論そこに私達の大きくて強い関与がありますが)次の成績で満足度をマックスに引き上げる歯車を回します。
問題意識もなく、従って「今」をどのように改善するかというチャンスに気付きもしない場合はどうでしょうか。それはもうどうしようもないですね(悲)。
で、肝心の「今回の成績をどのように次に生かすか」ですが、これはまさに生徒の数だけその策も進め方も違います。皆が同じである筈がありません。そのための中身濃い面談を先週も、そして今も行っています。