いきなりですが、子供達は元来ウソをつく生き物です。
経験から言いますと、男の子達の9割は、学校や塾の宿題や提出物の完遂について、もう終わってるとか、ひどくなると最初からそもそも宿題がないなどと言って保護者を煙に巻きます。油断していると、私達さえも彼らは騙しにかかります。
その程度と頻度はそれぞれですが、全体を見れば、冒頭の通り、9割がそういう嘘や言い逃れの実践経験者だと思います。
問題は、彼らの保護者や、私達プロが、如何に忍耐強くそれらの嘘に対峙していくかということで、その一点に子供達の行動の改善と、その先のプラスの成果がかかっています。
子供達がつく嘘にその都度反応するというのも間違いとは言いませんが、ここはもう少し高等戦術を使ってうまく方向変換を図りたいところです。
残念ながら、過去にはこの部分においてうまく対処出来なかった保護者もいて、その結果はどうだったかと言いますと、結果として自分のついた嘘を通しきったことに味をしめた子供達がタカをくくってしまい、その後の行動の悪い面ばかりが幅を利かせることになって、成績面の低迷と、受験の失敗という憂き目を見ることになった例が殆んどを占めるに至りました。