夏期講習前後半について

2010-07-13 16:47:51 | 日記
夏期講習のうち、特に中学生のそれについては、7月~8月前半にかけての間と、8月後半の講座内容が、一部生徒の場合、異なります。

これは、前期後期の二期制採用の中学で9月のはじめに前期末テストが予定されていることが理由で、例年かなりの厳しさで生徒たちに啓発しているのですが、それでも多くが夏休み特有の浮かれた気分に浸りきってしまっていて、なかなか真剣になってもらえないことがあります。

特に3年生の場合、9月のテストと11月の後期中間テストで内申が出るということで、定期テストのチャンスはたった2回しかないにも関わらず、そうした空気に支配されがちであることは、大いに問題です。

勿論、そんな誘惑になど惑わされない受験生としての自覚をしっかりと持った生徒も数多くいて、そういう子も含めて、すべての生徒たちが9月のテストで好結果を残すためには、夏の後半はそれに向けた授業であることが必要です。

夏の前半は、各自の学習到達度の対応した個別カリキュラムを組む中で、これまでに積み残してきた苦手科目・苦手単元の修復を中心にした勉強をします。

これはこれで時間と努力が要求されるものであって、かなり中身の濃いものになりますが、これを成功裏に終えることができれば、おそらく夏前とは全く違った自分がそこに完成しているでしょう。

そして、お盆を過ぎたあたりから、上に書いたように、期末テストを意識した内容にシフトしつつ、夏期講習の目標とするものの全てを完成させる。こういう方向で、ACSの夏は進行してまいります。



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新聞を読みましょう

2010-07-12 16:00:09 | 日記
年度によって違うのかもしれませんが、今年の中3生たちは、いつもの年の子達よりも政治に対する関心が高いらしく、昨日の参院選投票を前に、土曜日の授業(公民)では、大人顔負けのなかなか鋭い意見や質問が飛び交っていました。

● タレント候補なんて、いかにもただの人気取りの安っぽい票目当てだよね。柔道だか落語だか知らないけど、担ぎ出すほうも出される方も、お前ら人を馬鹿にしてんじゃねえぞって感じ(男子)
● みんなの党って人気あるらしいけど、口を開けばアジェンダアジェンダって、まるで馬鹿の一つ覚えみたい。前にやっぱり口を開けばファイアーファイアーってわめいてたバカ丸出しがいたけど、それに通じるものがあるって親が言ってた(女子)。


なかなか手厳しいようで(笑)。

でも、これだけ騒がれていたわりには、それでも投票率はあいも変わらず50パーセントにすら遠く及ばない日本ですから、今手厳しい意見を口にする頼もしい?彼らが成人したら、きっと今よりも投票率もアップするのではないかと思います。

昨今は学校の社会のテストでも、各々の意見などを書かせるような問題がテストで出されたりしますので(その内容を評価するのではありません)、それに対応するには、普段から本人はもとより家庭などにおけるちょっとした訓練などが必要ではないかと思います。

新聞を読むことは、その新聞の立ち位置がどのあたりにあるのかを踏まえることを前提とすることが大切ですが、世間の考えやその変化の仕方を読み取ったり、その上で自分の考えを培う訓練になりますし、漢字や熟語習得のためにも極めて有効なツールになります。

これから夏休みを迎え、そこで出される宿題では、作文や小論文なども必ず含まれますから、今まであまり新聞を読む習慣がなかった人も、これを機に読み始めたら、きっと大いに役立つことと思います。




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上を見ながら

2010-07-10 15:59:20 | 日記
藤沢校の至近に、神奈川県トップクラスの県立といわれる湘南高校があります。
その脇を通るたびに思うのですが、神奈川県の高校入試は他府県のそれとは少し異なったシステムであって、中学時の成績がかなり重視されます。

湘南高校は、ここで行われる後期選抜で独自問題を使用していますが、それにしても、中学時代の成績(これには単にテストの点数だけではなく、様々な要素があります)が重視されることに変わりは無く、そういうことから言えば、誰にでもチャンスが平等に与えられているようにも思えます。

なにも、湘南高校だけがよいとか、湘南高校を目指して勉強するべきであるというのではありません。

神奈川県のこうしたシステムの良いところを最大限利用して、少なくとも中学時代は少しでも上(こういう言い方の善し悪しはこの際別にして)を目指して勉強するべきであると思うのです。

今、多くの受験生の保護者の方との面談を行っていますが、ここでは多くの方が現実の今の成績に根ざした高校名を挙げられます。

今の時期ですから、それはそれで正しい話の筋道ですが、少なからぬ保護者の方が、そうした現実の成績から導き出される受験校よりも上のレベルの学校への合格をめざした勉強をこれからもしていくべきであると力説されます。

実に的を射た素晴らしい意見であると思います。

たとえば最初からレベル3の学校を目指した勉強しかしないのであれば、結果はよくて3、大抵は2かそれ以下のレベルに落ち着いてしまうのでしょう。

ここでは、結果として3を狙うのであれば、勉強の仕方としては、4や5を狙ったやり方でなければなりません。

大体すべて物事はこんな感じであって、定めた目標よりも少ししたくらいのあたりに落ち着いてしまうものですよね。

そのあたりの機微をよく分かった上でのこうした戦略の立て方は、実に合理的であり、そしてそれは子供たちを導いていく上で、人生の先輩としてのすぐれた指針であると思うのです。

で、受験生はそうであるとして、それよりも下の学年の生徒においては、さらに時間的な余裕があるのですから、今から適当なところを目標にして小さくまとまってしまうよりは、はじめの段階からもっとも上を目指した勉強を組み立て実行していくことが有効なやり方であるのだと思います。

勿論、生徒或いは保護者の方によって特定の志望校があって、それが必ずしもいわゆるトップ校ではないということも多々あるでしょうが、それでも、ことに臨んで上を目指したやり方で行くということは、そうではない場合に比べて必ず役立つであろうと思います。




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コツコツやる

2010-07-09 20:55:19 | 日記
今日は、日中突然激しく降り出した雨に道行く人たちも不意をつかれたかのようにびしょ濡れになっていました。

そんな中も、いつもとなんら変わることなく、粛々と塾にやってきて、そして濡れた髪や制服をタオルで拭いてから授業に臨んでいた子供たち。

特に大向こうを狙ったような事をするでもなく、地味ではあっても、そのときそのときにやるべきことを粛々とやっていくことが、着実な前進に結びついていくことを、これまでの経験で私にはよく分かっています。

そして、そういう生徒たちがいる一方で、普段何かと目立つようなことを言ったりやったりする生徒がいて、それはそれで個性としてはよいのでしょうが、目だった言動に見合うだけの着実さに欠ける生徒の場合には、それほど長い時間でもなく、ほんの数ヶ月の間に明らかな差がついてしまうことが珍しくなく、なるほど古の名言「努力は天才に勝る」は真実だなあと思います。

今この瞬間の成績が良いとか悪いとかは、それ以前の行動の結果であって、しかもそれは一時のものでしかありません。

そして、今何をどうやっているかが近未来の自分の姿になって現れてきます。
成績などというものは、その姿を形作るもののほんの一部でしかありませんが。



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勉強の仕方って?

2010-07-08 15:12:14 | 日記
いまでも時々、「勉強の仕方が分からない」といって、だからそこから教えてほしい、などといってこられることがあります。

分からないではないですが、勉強の仕方が分からない、といってこられる当人が中学生、それも受験生くらいになっての発言であれば、これは大いに問題であると思います。

以前もここで書いたことがありますが、そういう当人が、では果たしてどれだけ教科書をしっかり読み込んでいるかといえば、殆どの生徒がろくすっぽ教科書を開いてもいないということがよくあります。

よく考えてみてもらえれば、教科書の中には、既に十分な学習アイテムが詰まっているのであって、少なくとも学習するということの中の何割か、或いは基礎的な部分の殆どは、教科書からだけでも吸収できる筈です。

勿論、より厚みをもった学習のためには、問題集などを揃える必要もあるかもしれませんが、いずれにしても、今手元にある最低限必要且つ有用な教材すらちゃんと使おうともせず、それでいて「勉強の仕方が分からない」はないですよね。

まずはやるべきことをやってから文句を言いなさい、と言いたくなる瞬間です(笑)。




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自宅学習用メニューとは

2010-07-06 17:35:59 | 日記
ACSでは、自宅学習の習慣があまり無い生徒の皆さんに、1ヶ月単位の学習メニューを配っています。

生徒はこれを毎日家で消化して、その中で分からないところに付箋をつけるか、或いはその箇所にマークを付けて次回の授業時に持参して質問することで、確実な全身を図っていくことが出来ます。


様々な理由で「自宅で勉強できない」という生徒は、毎日でも、或いは時間があるときや、時間を作ってでも塾の自習室を使ってこれをやって帰ることを推奨しています。

このシステムそのものは去年から導入していますが、地味ではありますが、着実にこれをこなしていかれた生徒は、日を追うごとに着実に理解度が高まっていきましたし、その後の受験でも比較的楽な戦いをすることができました。


メニューは基本的には5科目を用意していますので、塾のレギュラー授業で3科目しか受講していない生徒でも、残る2科目の部分は実質的に無償の学習サポートを受けられるということになります。




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模試結果を今後に活かすこと

2010-07-05 15:46:48 | 日記
高校入試を想定した合格判定模試の結果が返ってきましたので、週末に各自に返却しました。
毎年のことですが、最初の頃のこの主の試験は、大抵の生徒が少なからぬショックを受けます。
というのは、みんな、この試験の体裁に慣れていないのと、出題の範囲が1年生から3年生までの全部に及ぶ広さであって、中には既に忘れてしまっている単元なども多く、そうした問題でうまく得点できずに終わってしまうからです。

そこで、これを返却するに当たっては、この結果(データが視覚的にも分かりやすいように工夫されています)をどう読み取るべきか、これをどう今後に活かしていくかなどについてポイントを絞って解説しています。

そこで示したポイントを確実に理解して今後の勉強に活かしてくれれば、次回の模試では確実に結果も上向いていきます。これは例年の例でもはっきりと示された成功の曲線でもあります。

こうしたことの積み重ねが、各自の力~基礎力や応用力、それに試験に対するテクニックなど~を築き上げて行き、そしてそれが最も高みに差し掛かったところで後期選抜の日を迎える、そういう軌跡を描きます。

この次の模試は、8月末を予定しています。





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甘えについて

2010-07-03 19:10:45 | 日記
甘やかされて育った子供は、何事においても自立して物事を完遂することが苦手で、大抵の場合途中で挫折するか、しないまでも、中途半端な結果で終わってしまいがちです。

子供を甘やかすということは、確かに子供を大事にすることと重なる部分もありますが、そろそろ分別がついてもくる学年において尚これを引きずっている場合には少々問題がありますよね。

学習塾は勉強する場ですから、そこにはブレない姿勢があって然るべきで、甘えからくるルール無視や他人への迷惑行為などは現に戒めねばなりません。

たまに、そういうことをわきまえない生徒や、そういう生徒を戒められない保護者がいたりして、全体の利益を考えると、これを放置することはよくない対応になります。

ACSは個別指導塾ですから、様々な生徒に対して、その個性や二―ズに応じた学習機会を提供いたしますが、そこには自ずから互いを縛るルールもあって、そういうことを守りながら何事も進めて行きたいと考えています。




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モチベーションについて

2010-07-02 23:04:01 | 日記
勉強するという行為には、その人の精神のあり方が大きく関わってきます。

私自身、気持ちが充実しているときとそうでないときとでは、やっているさなかもそうでしたし、結果にも明らかな差がありました。

そして、この精神の高揚と充実のためにありがちな間違った指導のひとつに、何から何まで縛り付けるようにして強制するという手法があります。

そこには、「褒める」ということもなく、子供にとってはひたすら義務の時間があるだけです。

一方、子供にとって、努力するための大きなモチベーションのひとつに「成功体験」があります。

例えば、テストでひとつ良い点数を取って普段あまり褒めない親に褒めてもらったときなどは、これ以降大きな前進のエネルギーになり得ます。

哀しいことに、最近は親のほうにも余裕が無く、なかなか子供を褒めてやることもできないようですが(褒められたことなんか一度も無い、といって嘆く子が少なくありません)、であれば尚更子供たちの良いところを見つけて褒めてやることが大切で、それが今後の勉強に向けた大きな原動力になっていくでしょう。





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メッセージを正しく受け止める

2010-07-01 17:43:18 | 日記
人と話をする時は、相手が何を伝えたいと思っていっているのかを慎重に考えて聞かないと、正しいメッセージを受け止められないばかりか、より悪く間違ったメッセージを受け止めてしまうことにもなりかねません。

この時期、中3生が学校で行う三者面談では、特に受験を意識した場合にきわめて重要且つデリケートな話題になりがちで、いつもにも増した慎重さが必要です。

この場合、学校の先生はあくまで前向きな意味での話を展開しているのだという前提で面談に臨むことは勿論、たとえ耳に痛い話をされるような時でも、それらもまた前を向いて物事を考えた場合に避けて通れない貴重なアドバイスであるという捉え方が求められるのだと思います。

時折、保護者の方或いは生徒本人からも、「学校の先生にこんなことを言われました」などといって、先生の言葉の中から厳しく聞こえる部分を取り出して愚痴やら相談やらよく分からないことを言ってこられる例がありますが、すべてが前向きな意味での話しなのだという前提でこれらを聞けば、そこには自ずから違ったものが見えてくると思います。

それでもどうしても、先生のメッセージが分からない、言葉のニュアンスからこれをどう解釈してよいものか分からないという場合には、同じくこの時期塾でも行う三者面談の席で遠慮なくお尋ねいただきたいと思います。

前期中間テストも終わった今、内申算出の対象となる定期テストは、9月の期末テストと11月の後期中間テストのたった2回しかありません。

今から数えて、もう4ヶ月しか残された時間はないのです。

面談の場その他で学校からもたらされる貴重な情報を建設的に受け止め、そして併せて学習塾でこれからはじまる夏期講習で力を付けて、来年の受験突破のための多き亜ステップを踏み出しましょう。





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