※まことさんのブログ「ある国際人権派の雑食系ブログ。(仮)」から拙ブログにTBされた標記記事ですが、記事内容の重要性・緊急性に鑑みて、拙ブログでも改めて転載の形で紹介しておきます。下記要請事項については、拙ブログからも是非ご賛同・ご協力をお願いします。(注:転載文中にある「当ブログ」と言うのは、まことさんの標記ブログの事です。)
(転載開始)
【中国当局のチベット難民への不当殺害に抗議】アムネスティ・インターナショナルが緊急行動を要請・皆さんもご協力を!
中国当局が9月末にヒマラヤ山脈を越えて中国からネパールに逃げようとしていたチベット人難民を殺害したという事件が起きたことは当ブログでもお伝えしましたが、この事件に関連して、アムネスティ・インターナショナルがこの事件によって中国当局に拘束された人々および行方不明の人々の救援のための緊急行動を呼びかけています。
皆さんもぜひともご協力お願いします。チベット人への不当な虐殺に市民の抗議の声をあげましょう!
【関連情報】
・【中国軍兵士によって銃撃されるチベット人難民の映像】(ルーマニアProTV)
・「特集 ナンバラ峠難民射殺事件の概要」(アムネスティ日本チベットチーム)
・「中国:チベット人難民銃撃についての独立した調査を許可せよ」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ10月26日声明・英語)
・「中国軍兵士がネパールに逃げ込もうとするチベット人を銃撃する様子を撮影した映像をルーマニアのTV局が公開!」(当ブログ記事)
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【以下、アムネスティのUA(緊急行動)シートを転載】
PUBLIC AI Index: ASA 17/054/2006 12 October 2006
UA ナンバー:UA 277/06 国際事務局発信日:2006年10月12日
AI Index : ASA 17/054/2006
期限:2006年11月23日
国 名:中国
ケース:過剰な武力行使、身の安全の懸念
対象者:6才から10才の年齢の子どもたち約9名(名前は未確認)
成人男性1名(名前は未確認)
その他約20名
殺害された被害者: ケルサン・ナムツォ 17才(女性)尼僧
名前が特定されていないチベット人の少年 13才
9月30日、ヒマラヤで登山家たちの国際チームは中国国境警備隊がネパールに逃れる途上のチベット人グループを狙撃する様子を目撃し、グループの中には子どもたちの姿も確認されている。尼僧のケルサン・ナムツォを含む少なくとも2名が殺害されたとみられる。6才から10才までの年頃の子どもたち9名と成年男性1名が中国当局によって拘束され、約20名が行方不明と思われる。アムネスティ・インターナショナルは拘束された人々と行方不明の人々の身の安全を懸念している。
ベース・キャンプにいた登山家たちは、狙撃が、中国から逃れる人々がエスケープ・ルートとしてよく使う氷河で覆われたナンパラ峠で、彼らから300ヤード離れた場所で行われたと述べている。中国側の警備隊は約70名のチベット人グループに2回威嚇射撃を行ったと報告されている。グループは散り散りになり、次に警備隊はちょうどそのとき氷河を横切っていた同グループのおよそ20名の人々に照準を合わせたという。1名が倒れ、起き上がってからまた倒れる姿を登山家たちは目にした。そして銃撃が起きてから約36時間後に警備隊が死体を回収する様子を目撃した。この出来事の後、警備隊は登山家たちのキャンプを一時的に占拠し、同キャンプに、連行する前の拘束した子どもたちや大人を連れて来た。
銃撃により、少なくとも1名の死亡、ケルサン・ナムツォの死が確認されている。グループのメンバー43名は何とかネパールに逃れ、非政府組織the International Campaign for Tibet (ICT)とのインタビューの中で少年もまた1名殺害されたと彼らは述べている。その他6名までの死者を出した可能性も示唆する未確認の報告がある。
銃撃にまで至った同事件は不透明なままにある。担当警備は中国人民武装警察から派遣され、特にチベット内の国境警備や山岳パトロールの任務を負っているといわれている。
<背景情報>
チベットでは、宗教、表現そして結社の自由が引き続き厳しく制限され、その結果、おおぜいの人々が基本的人権を平和的に行使することに関わったために投獄されている。中国の各地で行われているように、恣意的拘禁、不公正な裁判、拷問や虐待が依然として普通に行われている。ICTによると、2000から3000名のチベット人が毎年ネパール経由でインドに逃れている。うち約1/3が子どもたちでインド国内にあるチベット人学校に送られ、一方、他におおぜいの僧侶や尼僧が宗教教育を求めインドに向かう。中国から亡命するチベット人が中国とネパール両国の兵士から以前銃撃を受けたことがあった、しかし今回はここ数年の間で世間の注目を集めた最も深刻な事件である。
世界人権宣言は“何人も、その母国を含め、いかなる国を離れる権利、そして自国に戻る権利を有する”と述べている。
法執行官による武力と火器の行使に関する国連の基本原則は、“法執行当局者は、殺害や重傷を負う差し迫った危機にさらされた場合に自身または他者を防衛する以外の目的で火器を使用してはならない・・・・より穏当な手段ではこれらの目的を達成するために不十分である場合にかぎって使用することができる。いかなる場合においても、意図的な死をもたらす火器の使用は、生命を保護するために全くやむを得ない場合のときだけ実行できる“と述べている。
<アクション>
中国語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。
同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。
-報告された中国国境警備隊による民間人銃撃を非難する。
-責任者を処罰することを目的として、銃撃に関わる数々の出来事を早急に明解にし、それを公にして、軍関係者が執り行った手続きを軍とは独立に見直すよう中国政府に要請する。
-当局に対し、銃撃による死者あるいは負傷者の身元を確認し、犠牲者またはその家族に十分な補償を与えるよう要求する。
- 行方不明の約20名の人々と同様に、拘束されたと思われる9名の子どもたちと1名の大人の所在、置かれている状況、健康状態を明らかにし、それぞれの年齢に適した配慮を持って拘禁中の彼らの安全を保証するよう要請する。
-彼らが明らかに犯罪行為で起訴されていない限り、当局は即刻無条件に拘禁されている人々を解放するよう要求する。
<宛先>
中華人民共和国首相
中国 100032
北京市 西黄城根北街9
国務院
温家宝 総理 收
ファックス:+86 10 65961109 あるいは 2260 (c/o Ministry of Communication 通信部気付)
eメール : gazette@mail.gov.cn
書き出し: Your Excellency
中華人民共和国公安相
中国 100741
北京市 東長安街14
公安部
周永康 部長 收
ファックス:+86 10 63099216 (なかなか送信できないかもしれませんが、送り続けてみてください)
書き出し: Your Excellency
チベット自治区人民政府議長
Chairman of the Tibet Autonomous Regional People's Government
Jampa PHUNTSOG Zhuren
Xizang Zizhiqu Renmin Zhengfu
1 Kang'angdonglu
Lasashi 850000
Xizang Zizhiqu, People's Republic of China
書き出し: Dear Chairman
<コピーの宛先>
チベット自治区党委員会書記
Secretary of the Tibet Autonomous Regional Party Committee
Shuji
Zhonggong Xizang Zizhiqu Weiyuanhui
Lasashi, Xizang Zizhiqu, People's Republic of China
書き出し: Dear Secretary
駐日中華人民共和国大使
〒106-0046 港区元麻布3丁目4-33
特命全権大使:王 毅 閣下
H. E. Mr. WANG Yi
できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場合はUAセンターまでお問い合わせ下さい。
<アピール例文>
Prime Minister of the People's Republic of China
WEN Jiabao Guojia Zongli
The State Council
9 Xihuangcheng Genbeijie
Xuanwuqu
Beijingshi 100032, People's Republic of China
Dear Your Excellency,
I'm writing you to condemn the reported shooting of civilians by Chinese border control personnel.
I respectfully urge the Chinese government to promptly clarify the events surrounding the shooting, to make these public, and to independently review the procedures taken up by the military personnel with a view of bringing those responsible to justice, and urge the authorities to confirm the identity of those who died or were injured in the shooting, and adequately compensate the victims or their families.
I also urge the authorities to clarify the current whereabouts, status and health of the nine children and one adult who are alleged to have been detained, as well as some 20 people who are unaccounted for, and to guarantee the safety of those in detention in a manner which takes into account the needs of persons of their age.
I call upon the authorities to release those detained immediately and unconditionally, unless they are charged with a recognisably criminal offence.
Yours very truly,
CC:
Embassy of the People's Republic of China in Japan
(転載終了)
(転載開始)
【中国当局のチベット難民への不当殺害に抗議】アムネスティ・インターナショナルが緊急行動を要請・皆さんもご協力を!
中国当局が9月末にヒマラヤ山脈を越えて中国からネパールに逃げようとしていたチベット人難民を殺害したという事件が起きたことは当ブログでもお伝えしましたが、この事件に関連して、アムネスティ・インターナショナルがこの事件によって中国当局に拘束された人々および行方不明の人々の救援のための緊急行動を呼びかけています。
皆さんもぜひともご協力お願いします。チベット人への不当な虐殺に市民の抗議の声をあげましょう!
【関連情報】
・【中国軍兵士によって銃撃されるチベット人難民の映像】(ルーマニアProTV)
・「特集 ナンバラ峠難民射殺事件の概要」(アムネスティ日本チベットチーム)
・「中国:チベット人難民銃撃についての独立した調査を許可せよ」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ10月26日声明・英語)
・「中国軍兵士がネパールに逃げ込もうとするチベット人を銃撃する様子を撮影した映像をルーマニアのTV局が公開!」(当ブログ記事)
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【以下、アムネスティのUA(緊急行動)シートを転載】
PUBLIC AI Index: ASA 17/054/2006 12 October 2006
UA ナンバー:UA 277/06 国際事務局発信日:2006年10月12日
AI Index : ASA 17/054/2006
期限:2006年11月23日
国 名:中国
ケース:過剰な武力行使、身の安全の懸念
対象者:6才から10才の年齢の子どもたち約9名(名前は未確認)
成人男性1名(名前は未確認)
その他約20名
殺害された被害者: ケルサン・ナムツォ 17才(女性)尼僧
名前が特定されていないチベット人の少年 13才
9月30日、ヒマラヤで登山家たちの国際チームは中国国境警備隊がネパールに逃れる途上のチベット人グループを狙撃する様子を目撃し、グループの中には子どもたちの姿も確認されている。尼僧のケルサン・ナムツォを含む少なくとも2名が殺害されたとみられる。6才から10才までの年頃の子どもたち9名と成年男性1名が中国当局によって拘束され、約20名が行方不明と思われる。アムネスティ・インターナショナルは拘束された人々と行方不明の人々の身の安全を懸念している。
ベース・キャンプにいた登山家たちは、狙撃が、中国から逃れる人々がエスケープ・ルートとしてよく使う氷河で覆われたナンパラ峠で、彼らから300ヤード離れた場所で行われたと述べている。中国側の警備隊は約70名のチベット人グループに2回威嚇射撃を行ったと報告されている。グループは散り散りになり、次に警備隊はちょうどそのとき氷河を横切っていた同グループのおよそ20名の人々に照準を合わせたという。1名が倒れ、起き上がってからまた倒れる姿を登山家たちは目にした。そして銃撃が起きてから約36時間後に警備隊が死体を回収する様子を目撃した。この出来事の後、警備隊は登山家たちのキャンプを一時的に占拠し、同キャンプに、連行する前の拘束した子どもたちや大人を連れて来た。
銃撃により、少なくとも1名の死亡、ケルサン・ナムツォの死が確認されている。グループのメンバー43名は何とかネパールに逃れ、非政府組織the International Campaign for Tibet (ICT)とのインタビューの中で少年もまた1名殺害されたと彼らは述べている。その他6名までの死者を出した可能性も示唆する未確認の報告がある。
銃撃にまで至った同事件は不透明なままにある。担当警備は中国人民武装警察から派遣され、特にチベット内の国境警備や山岳パトロールの任務を負っているといわれている。
<背景情報>
チベットでは、宗教、表現そして結社の自由が引き続き厳しく制限され、その結果、おおぜいの人々が基本的人権を平和的に行使することに関わったために投獄されている。中国の各地で行われているように、恣意的拘禁、不公正な裁判、拷問や虐待が依然として普通に行われている。ICTによると、2000から3000名のチベット人が毎年ネパール経由でインドに逃れている。うち約1/3が子どもたちでインド国内にあるチベット人学校に送られ、一方、他におおぜいの僧侶や尼僧が宗教教育を求めインドに向かう。中国から亡命するチベット人が中国とネパール両国の兵士から以前銃撃を受けたことがあった、しかし今回はここ数年の間で世間の注目を集めた最も深刻な事件である。
世界人権宣言は“何人も、その母国を含め、いかなる国を離れる権利、そして自国に戻る権利を有する”と述べている。
法執行官による武力と火器の行使に関する国連の基本原則は、“法執行当局者は、殺害や重傷を負う差し迫った危機にさらされた場合に自身または他者を防衛する以外の目的で火器を使用してはならない・・・・より穏当な手段ではこれらの目的を達成するために不十分である場合にかぎって使用することができる。いかなる場合においても、意図的な死をもたらす火器の使用は、生命を保護するために全くやむを得ない場合のときだけ実行できる“と述べている。
<アクション>
中国語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。
同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。
-報告された中国国境警備隊による民間人銃撃を非難する。
-責任者を処罰することを目的として、銃撃に関わる数々の出来事を早急に明解にし、それを公にして、軍関係者が執り行った手続きを軍とは独立に見直すよう中国政府に要請する。
-当局に対し、銃撃による死者あるいは負傷者の身元を確認し、犠牲者またはその家族に十分な補償を与えるよう要求する。
- 行方不明の約20名の人々と同様に、拘束されたと思われる9名の子どもたちと1名の大人の所在、置かれている状況、健康状態を明らかにし、それぞれの年齢に適した配慮を持って拘禁中の彼らの安全を保証するよう要請する。
-彼らが明らかに犯罪行為で起訴されていない限り、当局は即刻無条件に拘禁されている人々を解放するよう要求する。
<宛先>
中華人民共和国首相
中国 100032
北京市 西黄城根北街9
国務院
温家宝 総理 收
ファックス:+86 10 65961109 あるいは 2260 (c/o Ministry of Communication 通信部気付)
eメール : gazette@mail.gov.cn
書き出し: Your Excellency
中華人民共和国公安相
中国 100741
北京市 東長安街14
公安部
周永康 部長 收
ファックス:+86 10 63099216 (なかなか送信できないかもしれませんが、送り続けてみてください)
書き出し: Your Excellency
チベット自治区人民政府議長
Chairman of the Tibet Autonomous Regional People's Government
Jampa PHUNTSOG Zhuren
Xizang Zizhiqu Renmin Zhengfu
1 Kang'angdonglu
Lasashi 850000
Xizang Zizhiqu, People's Republic of China
書き出し: Dear Chairman
<コピーの宛先>
チベット自治区党委員会書記
Secretary of the Tibet Autonomous Regional Party Committee
Shuji
Zhonggong Xizang Zizhiqu Weiyuanhui
Lasashi, Xizang Zizhiqu, People's Republic of China
書き出し: Dear Secretary
駐日中華人民共和国大使
〒106-0046 港区元麻布3丁目4-33
特命全権大使:王 毅 閣下
H. E. Mr. WANG Yi
できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場合はUAセンターまでお問い合わせ下さい。
<アピール例文>
Prime Minister of the People's Republic of China
WEN Jiabao Guojia Zongli
The State Council
9 Xihuangcheng Genbeijie
Xuanwuqu
Beijingshi 100032, People's Republic of China
Dear Your Excellency,
I'm writing you to condemn the reported shooting of civilians by Chinese border control personnel.
I respectfully urge the Chinese government to promptly clarify the events surrounding the shooting, to make these public, and to independently review the procedures taken up by the military personnel with a view of bringing those responsible to justice, and urge the authorities to confirm the identity of those who died or were injured in the shooting, and adequately compensate the victims or their families.
I also urge the authorities to clarify the current whereabouts, status and health of the nine children and one adult who are alleged to have been detained, as well as some 20 people who are unaccounted for, and to guarantee the safety of those in detention in a manner which takes into account the needs of persons of their age.
I call upon the authorities to release those detained immediately and unconditionally, unless they are charged with a recognisably criminal offence.
Yours very truly,
CC:
Embassy of the People's Republic of China in Japan
(転載終了)