堺市長選挙での西林陣営(「維新の会」公認候補)のデマ宣伝が酷い。
「住みよい堺市をつくる会」(以下「住みよい会」)では、既に9月11日に、「大阪都構想」を始めとする西林陣営のデマ宣伝に対し、下記趣旨の公開質問状を手渡している。以下、「住みよい会」選挙ビラ「日刊・堺はひとつ」(№693、上記写真の赤枠囲み部分)から引用する。
―なぜ堺を「大阪都」構想に?まともな根拠が示されない
最大の争点である「大阪都」構想について、「維新の会」は、堺市民にとっての利点を語れず、構想の根拠もまともに示していません。「堺つぶしノー」の民意が出ればこの根拠をきっぱり断念するのですか?
―「堺市をつぶさない」というが法律に「廃止」とハッキリ
「維新の会」は「だまされないで下さい。堺市はつぶしません」と宣伝しています。
しかし、「都」をつくる法律に関係市町村を「廃止」とハッキリ書いてあります。「市長をなくすだけ」(橋下氏)といいますが「堺市」とは「市長」のことだけを意味するなんて、珍論です。
大都市地域における特別区の設置に関する法律 第1条(目的)
この法律は、道府県の区域内において関係市町村を廃止し、特別区を設けるための手続並びに…(以下略)
それに対し西林陣営は、昨日9月25日の段階でもまだ、堺駅前ロータリーなどで宣伝カーから「堺市を無くすなぞというデマに騙されない様に」と連呼し、「堺市長選挙政治活動用ビラ第1号」(上記写真の赤枠囲み部分)でも「だまされないで下さい!大阪都になっても、堺を無くしません!堺のお金(税金)は取られません!」と宣伝している。しかし、そのビラをよく読むと、説明書きには「町名や校区の名称や祭りが変わらない」とあるだけで、自治体としての堺市が存続するとはどこにも書いていないのだ。堺のお金(税金)についても、「仕事の役割分担の中で大阪都が担う成長戦略に関わる仕事については、堺の税金が使われる」とハッキリ書いてあるのだ。これの一体どこが「堺市は無くならない」というのか。デマをまき散らしているのは寧ろ西林・維新陣営の方ではないか!