映画「万引き家族」のカップ麺食べる子供が贅沢(ぜいたく)だとか言ってる奴らは室内で自炊も出来ないワンルームに住んだ事もないのだろう。共働き家族や長時間勤務の労働者には自炊する余裕もないんだよ。それならまだ低価格で貧困層の要望にも一定応えてくれるブラック企業の飲食店経営者の方が奴らより遥かに貧困の実態を知ってる
今日(6月20日)のお昼は映画「万引き家族」に出てくる親子の真似をしてカップ麺とコロッケで済ませた。雨で近くのコンビニでしか買えなかったので376円と割高になってしまったが、スーパーなら200円位で済んだだろう。コロッケは結構美味しかったがカップ麺のソバはだだ辛(がら)いだけで、毎日これでは辛(つら)いだろうと思う
親子が万引き帰りにコロッケを買い家にあるカップ麺と一緒に食べる。ゴミ屋敷同然の狭い家の中に6人も家族がいるので、息子は押入れの中で食べなければならない。それでも「コロッケをカップ麺の汁につけて食べると美味い」と会話を交わしながら食べる映画シーンを観て心底泣けた
ネトウヨ(ネット右翼)はこんな映画にまでケチを付けて来るのだ。「貧乏なのにカップ麺なんか食いやがって」「この貧乏劇は創作で日本の評判落とし狙いの反日映画だ」とか何とか言って。別に体制批判なぞどこにも出てこないのに。
私は毎日こんな食事ではとても耐えられない。それを美味しいと食べれる息子の祥太には感心する。幾ら米だけ自炊してもオカズをスーパーの惣菜で済ませていたら節約にはならない。自炊するならオカズも全て自炊するか計画的に献立を考えなければならない。自炊すら出来ない人も決して少なくはないのだ
そりゃあ外食よりも自炊する方が長い目で見たら経済的だ。飲食店にくれてやる分を丸々節約できるのだから。でも、その為には材料も時間もいる。まな板やコンロもない家庭もある中で、何故たった200円や300円の食事にまで贅沢だとケチを付けられなければならないのか?
貧乏人の食べるカップ麺にまで贅沢だとケチを付けながら、安倍が麻生が、国民には震災や北朝鮮への恐怖を煽りながら、自分達は視察もせず料亭政治に明け暮れているのに、それについては何も批判しない。強い者には何も言えず、弱い者イジメでしか鬱憤(うっぷん)を晴らせない哀れな奴等。それがネトウヨの正体だ