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毒食らわば皿までも 最後は自民と心中するのが維新の定め

2024年06月12日 20時48分19秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開
6月10日に実施されたNHKの世論調査より。岸田内閣を支持する21%、支持しない60%。政治資金規正法改正案の衆院通過を大いに評価3%、ある程度評価30%、あまり評価しない32%、まったく評価しない28%。自民と維新が合意した同案の衆院通過を評価するのは「大いに」「ある程度」合わせても33%に対し、評価しないのは倍の60%に上る。この60%がそのまま岸田内閣不支持率となって表れている。
 
政治資金規正法改正案で維新が自民と妥協した感想を、職場のLINE仲間に聞いたら、やはり悪評ふんぷんだった。曰く「領収書を10年後に公開しても10年前の事なぞ誰も覚えてない」「公選法違反も時効逃れでOK」「黒塗りの領収書なぞ公開する意味なし」と。選挙の投票も大半の従業員が棄権する、私の勤め先のような所でも、この有様だ。「名を捨て実を取った」と自画自賛しているのは維新の馬場代表だけだw。
 
今まで維新の人気が高かったのも、逆に言えば自民党が強かったからだ。特に安倍政権の時は、安倍の改革イメージに乗っかり、大阪でも都構想の住民投票を強行。安倍の国家統制、中央集権と維新の唱える地方分権は真逆の関係にあるが、そこはイメージで誤魔化すw。悪党同士の元祖・自民と「第2自民」の維新が「切磋琢磨」した結果だw。だが今や自民は裏金問題で人気急落、維新も一連托生で後追い。
 
では、その自民と妥協した維新の会代表の馬場伸幸(ばば・のぶゆき)とはどんな人物か?ネットで調べてみた。
まずはWikipediaの資料から。
 
元はロイヤルホストのコックだった人が、親の勧めと、自身も青年実業家になりたいという野心実現の為に、社会勉強のつもりで自民党の中山太郎参院議員の秘書になったのが、政界進出のきっかけに。
 
2010年の維新の会立ち上げを機に自民から移籍。
2014年の維新分党騒動では橋下グループ(今の大阪維新の会)に所属。松野グループから除籍処分を喰らう。
2022年に松井一郎の後を継いで維新の会代表に。
 
「松井一郎が織田信長なら、自分はその信長の草履を温めていた木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)だ」と言う言葉を残している。
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典型的なイエスマンじゃないか。常にジャイアン言いなりのスネ夫みたいな人物。ウチの職場で言えば「虎の威を借りる狐」の社畜××みたいな存在。
 
だから、保守派気取りで、安倍晋三と同様に憲法改正、緊急事態条項導入に賛成し、安保法制や辺野古移設、女系天皇反対に、将来の核武装も検討と、極右ばりの主張を展開しながら、
選択的夫婦別姓やLGBT法案に以前は反対していたのに、最近の世論調査では賛成に傾くなど、首尾一貫性に欠く態度が目に付く。
今流行りの「ネトウヨ」「何ちゃってホシュ」そのもの。ただの風見鶏だ。
 
そのくせ「脇が甘い」というか、近視眼的な物の見方しか出来ない部分も見受けられる。
 
例えば、2009年の堺市長選では、橋下徹が支持した竹山修身(後に維新と袂を分つが)を応援せず、今までの腐れ縁で自民・民主相乗りの木原敬介を推したり。
 
今も、これだけ自民党が裏金問題で叩かれているのに、「スネ夫」人生、「イエスマン」人生から抜け出せず、相変わらず自民党と野合して、わざわざ自民党と心中する道を選ぼうとしたり。
 
まあ、馬場自身も、暴力団フロント企業から献金受けたり、自分が支部長務める維新支部から献金もらいセルフ領収書でお茶を濁したり。
長年の支持者だった社会福祉法人の理事長が認知症を患ったのに付け込んで、認知症の理事長に判子押させて、ちゃっかり次期理事長に収まったり。
悪事には事欠かないから、自民と一蓮托生の道を選ぶしか無かったのかも。また性懲りもなく大阪都構想の住民投票をやろうとしているのも、昔の思い出に浸るしかない老害の悪い癖が出たから。
 
そもそも、大衆に支持されてこそ真の政党政治であり民主主義だ。1円の献金にも支持者の想いがこもっている。個人献金も政党支持のバロメーターと見なすなら、尚更その想いを各党別に1円単位で有権者に公開するのが筋ではないか。
やましい献金でなければ全額1円単位で公開出来るはず。それを相手のプライバシーを盾に公開を阻むのは、それが「やましい金」=賄賂(わいろ)であるからだ。
 
政党には政党交付金も支払われている。政党交付金も元は我々の税金だ。だったら尚更、政治家は金の使い道を1円単位で我々有権者に公開すべきだ。プライバシー云々は言い訳にならない。
それが政治家に限っては5万円超から公開?領収書の公開も10年後から?黒塗りの領収書でもOK?政策活動費の公開は使い道の内訳だけで金額は非公開?連座制の規定もないので議員本人は「知らぬ存ぜぬ」と逃げる事が出来る。秘書だけに罪を被せて。
 
まさに「毒食らわば皿までも」。自民より出でて自民より黒し。そんな第2自民の維新には、もはや自民と心中する道しか残されていない。維新が自民と心中するのは勝手だが、そのトバッチリを食わされる有権者は堪ったものではない。

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