脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

7月の右脳訓練-屋久島の旅の楽しみ方

2023年07月13日 | 私の右脳ライフ
JALのマイレージが溜まっていて6月末で失効するマイルがあったので久しぶりに特典航空券に替えることにしました。
「どこかにマイル」という、行先は4か所の候補地からどこになるかわからないという「往復7,000マイルで、行き先はおまかせ!偶然が生み出す発見の旅へ」というシステムなのですが、私たちは2020年コロナ直前に、これを使って思ってもみなかった高知に行きました。そして予想以上に旅を楽しみました。
よく読んでみたら2018年に「ジャパン・ツーリズム・アワード ICT(Information and Communication Technology。情報通信技術 )活用特別賞」「グッドデザイン賞」を受賞したとのことです。新しい試みだったということですね。

さて、結論は鹿児島空港往復。私たちは二人とも何度も鹿児島へは行っていますが、「久しぶりに薩摩に行くのもいいね」とスケジュール作成に取り掛かったときに「どこかにマイル 南の島」というタブを発見。那覇か鹿児島から3か所の南の島の候補地のどこかに行くというプラン。
それを申し込んだら、行先は屋久島になったという行き当たりばったりの旅のスタートです。
屋久島行きの飛行機はプロペラ機。

じつはJALからの返事が来たときに、次男が2~3年前に屋久島へ行って「楽しかったよ」という報告をしてくれていたので、「おすすめは?」とメールをしたら「ホテルはSANKARAがよかったよ。山と海のガイドさんも紹介しようか。SUPやカヤックなんかも楽しいよ」と細かい情報が返ってきました。そしてそのまま、SANKARAを予約して(しかもキャンセル不可の!)くれて「遠慮なく楽しんでください」のメッセージ付き。

今回の旅は、変化に富んでいるというか振り幅の大きな旅だったのですが、無料の特典航空券を使って、高級ホテルに滞在するということからして、振り幅が大きいですね。

考えてみたら、私の旅は大体周遊型。今回のように3連泊という旅はなかったように思います。
居心地のいい場所でゆったりと過ごして、スタッフの皆さんとも顔なじみになって会話を楽しむことは新鮮な経験でした。
ウエルカムドリンク。

航空券の手配までは私が担当して、島での時間の使い方は夫が担当することになりました。早速アマゾンで屋久島ガイドブックを注文していました。急な旅でしたからなかなか本が配達されずに困っていましたが、WHY?
今どきはガイドブックよりも新鮮な情報が、ネットからいくらでも手に入れることができるのに。
SANKARAで頂いたパンフレットがとてもよくできていました。帰宅後チェックしたら、Webにちゃんとありました。興味ある人はどうぞご覧ください。
屋久島。神秘の島でしたい63のコト
もちろん紙に書かれて確認できるのは使い勝手の良さからいえば一枚上だとは思います。

私は我が道を行こうと屋久島情報を集め始めます。まずは天気。
「屋久島の天気予報は当たらない」ということがまず判明。屋久島は海岸線からすぐに急峻な山がそびえています。海側にある1000m級の山の連なりを前岳、さらにその奥を奥岳といいます。
九州最高峰宮之浦岳(1936m)などの奥岳は、前岳に守られるように全く見えません。「屋久島はほとんどが複雑な山々の塊のような地形(90%が森林)なので、黒潮の湿気をたくさん含んだ風が複雑な山々に沿って上昇していくと上昇側では雨が、下降側では天気になる。風の向きは山に強く影響される。だから予報は困難」とっても納得。
私たちが訪れた時は北部九州に線状降水帯が何度も発生した時と重なっています。鹿児島空港では前日と前々日、雨のために飛行機は着陸できず羽田に引き返したという状況でしたから、当たらない天気予報を何度もチェックし、今回は雨…とあきらめる気持になっていました。
ところが、屋久島に着いてから傘を差さなければいけない状況はなかったのですから、まず、どちらの日ごろの行いがいいかを夫婦でギロンしました。
SANKARA敷地内からの靄のかかった前岳。

すぐに表情を変えます。

空港へ行く直前に見せた勇姿。

空港ではくっきりと。

事前チェックの2番目は、屋久島の地図。外周は130㎞、一周はだいたい3時間。
屋久島はだいたい円形です。時計の文字盤でいえば、ガジュマルの北限志戸子が12時、宮之浦港を擁している一番の中心地宮之浦は1時。空港はだいたい2時。ホテルは4時からちょっと奥に入ったところ、6時を中心にさまざまな温泉に恵まれている地域、9時~11時周辺の西武林道が通行止め。というわけで島一周はできませんでしたが、確かに亜熱帯の植生を感じながらゆったりとしたドライブが楽しめました。ナビはありますが事前学習は安心感につながります。
ビラへの道の花たち。









3番目のチェックは、いわゆる観光案内。それぞれのスポットの予習です。
いつも思いますが、事前学習と実際に行って体験した後では情報の訴える力が全く違う。それはガイドブックでもネット情報でも同じです。
左脳経由の情報は意味の理解はできてもそれどまり。実際に右脳を介した情報を受け取ったら、前頭葉が自分のものとしてまとめ上げる。こんな印象をいつも持ちます。
冬の旅その3(大切なのはその場で体験すること)
私は前回の旅で行けなかった、千尋(センピロ)の滝をはじめとした滝めぐりがしたいな。島の南部の温泉にも入りたいな。屋久島世界遺産センターのようなちょっと勉強できるところ。サルに会えたらいいのに。などなど、実現できるかどうかはさておき希望にあふれた事前チェック終了。
20年ぶりの屋久島。講演のために行ったにもかかわらず、ヤクスギランドも、もののけ姫の舞台といわれる白谷雲水峡も制覇しています。大川の滝も湯泊温泉も行ってるのです!
屋久島が初めての夫は「ゆっくりすればいい」と主張していますから、たずねてみたい希望はありましたが、ゆっくりするつもりでした。

ところが、お天気が良かったせいもあって半日ずつホテルのレンタカーを借りて「どこでも行きたいところに行ってあげる」という思いがけないオファーが!夫婦ともトレッキングやマリンスポーツには食指が動かなかったのは年齢のせいでしょうね。
旅に出た時、私は行きたいところがいっぱいあるタイプ。夫はゆっくりその場を楽しめばいいといいます。その二人が旅をするのですからなかなか難しいところがあります(笑)
1日目はまず左回りに北へ向かいます。ホテルスタッフが教えてくれた和食屋さんでランチをするのが目的。私はネットで情報を集めるのも好きですが、人と知り合ったり、人が教えてくれたりする偶然の方がさらにさらに好きです。ところが定休日だったのでもう少し足を延ばしてガジュマルの北限志戸子(シトコ)でガジュマル園へ。

蚊に攻撃されるので早々に退散しようとしてサクラランの鉢植え発見。高知に行ったときに買った稚木の桜が30年になろうとしていて、花のたびにいろいろな思い出を楽しんでいます。旅では植物を求めるのもいいものだと実感していますから求めました。500円。
ホテルに帰ったら、玄関横の壁にサクラランが!出かけるときには気づかなかった…こういうことが実体験の力です。


帰りに本坊酒造見学。ここは焼酎だけでなくウイスキーも醸造しているとホテルスタッフが推薦してくれたのです。ウィスキーは長野県駒ケ根市でも貯蔵しているのですって。違うお酒ができそうですね。




思いがけない経験も。
お土産を物色するために入った「屋久島環境文化村センター」

20m✖️10mの巨大スクリーンで、空撮中心の屋久島紹介のビデオ上映が行われるというのです。私は「見たい」夫は「興味ない」と目配せしていたら、「時間外ですが、特別上映しますから、見ていってください」
案内されたのはこんなに立派なホールでした!二人だけ!!身を入れてみましたとも。

2日目は、島を逆回りに、西部林道通行止めまで行くつもりが、慎重派の夫が「もう帰ろう」「やっぱりいうと思った」」のやり取りはしましたが、瀬切滝に出会い満足して大川(オオコ)の滝を目指します。道の端にサルが!引き返してよかった!

2度目の大川(オオコ)の滝。落差88m

初めての千尋(センピロ)の滝。落差60m。駐車場からアップダウンのある急な階段を10分以上も歩くと滝の真ん前の橋まで行けます。私は行きました。夫は待っていました。






ホテル屋久島のpH9.7という強いアルカリ温泉を2回も楽しみました。6/23から経営がJRからSANKARAと同じ会社に替わったばかりで、ここもスタッフが勧めてくれました。(ネット外情報)




浜辺にある湯泊温泉。





引き潮の時だけ入れる混浴露天風呂平内海中温泉。ほんとは入りたかったのですが先客1名あり、断念(笑)



こうしてまとめてみると、私の希望は結構達成できていることに気づきました。あと2つ行きたい滝があったことは心の中において、運転ありがとう!
ホテル情報は次回に。

by 高槻絹子

















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