
帝国劇場前の写真です。携帯で撮ったのでちょっときれてしまいました。
新演出の『レ・ミゼラブル』(2013年4月~7月、帝国劇場で上演中)の昼公演を観てきました。オリジナル版よりも、よりストーリィ展開がわかりやすく、人間くさく、熱く、完成度の高い舞台でした。役者さんたち一人一人が自分の役を愛していることが伝わってくる舞台でした。何役もこなすアンサンブルの皆さんもそれぞれに役を演じきっておられ層の厚さを感じました。
ジャン・バルジャン 吉原光夫
ジャベール 川口竜也
エポニーヌ 昆夏美
ファンティーヌ 里アンナ
コゼット 若井久美子
マリウス 田村良太
テナルディエ 萬谷法英
マダム・ティナルディエ 浦嶋りんこ
アンジョルラス 上原理生
ガブローシュ 加藤清史郎
ラストシーンでバルジャン、ファンテーヌ、エポニーヌ、アンジョルラス・・・彼らの思いはマリウスとコゼットに受け継がれていき、明日への希望となっていきます。天に召された人々の歌う「民衆の歌」が、優しい光と共に二人を包みこむ美しいエピローグでした。
「どんな時にも希望がある」、妹とのお別れの後、藁にもすがる思いでお会いし、救ってくださったカウンセラーの方と今も時々お話させていただいています。「たとえ死にたいという話であっても希望がどこかにある。希望がなければ人の話を聴くことはできない」、そんなお話をうかがったことがあります。
『レ・ミゼラブル』のこと、カウンセラーの方との出会い・・・またあらためて書ければと思います。