たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

つらい一週間のはじまり

2016年02月29日 22時12分35秒 | 日記
 きりきりと胃の痛みが止まらずです。詳細を書くことはできませんが不満を持っている方々のストレスのはけ口になっています。これも仕事のうちだと納得するには安すぎます。午前中窓口でわけわからないまま怒りを受けて胃がきりきり。午後はまた別のところで、必要なものの中の一つを本当は持ってきていたのに不満を言いたかったために持っていないと言われました。結果的に責任者からものすごく怒られることになりました。すごくいやなものが残っています。ひきずっています。気持ち切り替えなきゃ、寝て忘れなきゃ、考え込まない方がいい。チームの人たちが言ってくれます。みなさんそれぞれに大変な状況に慣れてきて適応しようとがんばってこられています。私はすり減りだし、人が今ストレスを感じているとか、すぐ近くにいるとたぶん人よりも敏感に感じとってしまうのでつらいです。辞めても他に行くところはないのでふんばるしかないのだろうと思いますが、このまま続けていても体をこわしてしまうだけかもしれません。使い捨てにされた元派遣労働者として声をあげたことによるリスクもあり気を遣います。本当は声をかけたい方に業務中偶然お会いしましたが声をかけることはできません。内心少し動揺しました。何重もの意味で私にはきつすぎる仕事だったようです。作業自体の難易度は前職よりもはるかに低いですが、内容と性質が全く違うので慣れていくのが大変です。一日が終わると涙がにじんで声は出なくなります。残業するのが当然みたいな空気にもなってきています。今日はお医者さんに行きたいので定時で帰りたいですと言わなければなりませんでした。今週は残業なしで帰ってくるつもりでしたが実質できなくなりました。なんかもうやりたくないのが本音ですが、生活あるからやるしかないのかな。つらい一週間の始まりとなりました。

休みはあっという間・・・

2016年02月28日 22時34分53秒 | 日記
 あまり休んだ気はしないまま、疲れが抜けないまま、ちょっとのんびりしていると休みは終わりで、長くて辛い一週間が始まります。すごく大変なので行きたくないです。こんなに一生懸命に生きているのになお否定されたり、ここが間違っていると怒られたり、すり減りの私にはすごくこたえます。どこにいっても色んな人がいますが、気分のアップダウンに振り回されるのは特に大変なので勘弁してほしいです。一日が終わるとヘロヘロで涙が出てきて、声は出なくなります。昨夜はマイルと引き替えた商品券を使ってアフタヌーンティーでパスタとデザートをいただきましたが注文するときあまりの疲労から声がでませんでした。お店に人に「疲れちゃってて声でないのでごめんなさい」って言いながら小さく声を絞り出して注文しました。有機栽培の野菜とシーチキンを買ってきて煮立てています。うどんスープと胡椒で味付けるだけの手抜き料理ですが、ニンジンのきれいな色に少しだけ元気が出る感じ。『100De名著内村鑑三の代表的日本人』に「試練は人生からの問いかけである」と書かれています。フランクルの『夜と霧』と通じるものがあります。また後日書ければいいと思います。残念ですが、今日はこれでおしまいです。

「大草原の小さな家」への旅_ミネソタ州ウォルナット・グローヴ(博物館より)(4)

2016年02月28日 16時29分08秒 | 「大草原の小さな家」への旅
 ミネソタ州ウォルナット・グローヴのローラ・インガルスワイルダー博物館より『プラム・クリークの土手で』の挿絵。きれいですね。

 物語には大草原の小さな家が冬の嵐におそわれてふるえている様子がこんなふうに描かれています。

「ローラはベッドにはいりました。真夜中にふっと目をさますと、梯子口からランプの灯がまたついているのが見えました。ベッドからぬけだし、冷たい床に膝をついて、ローラは下をのぞいていました。

 かあさんがひとりぼっちで椅子にすわっています。頭をたれ、身じろぎもしないのに、かあさんは眠ってはいず、膝に組んだ手をじっと見つめていました。ランプは窓ぎわにあかあかと輝いています。

 長いこと、ローラはそのまま下を見ていました。かあさんは身動きしません。ランプは光りつづけています。吹雪は吠えすさび、おびえきった家のまわり一面にひろがる闇のなかを、かんだかい音をたてて何もかも吹きちらしていました。とうとう、ローラはまたこっそりベッドにもどり、がたがたふるえながら横になっていました。

 あるく朝、かあさんが、朝ごはんですよ、とローラに声をかけたのは、いつもよりずっとおそくなってからでした。吹雪はきのうよりなおはげしくなり、荒れすさんでいました。ふかふかした白い霜が窓にべったりつき、すき間などぜんぜんない家のなかでさえ、白砂糖のような雪が、床にもベッドカバーの上にも一面にうすく積もっていました。二階があまり寒いので、ローラは服をひっつかんで、ストーブのそばで着がえをしようと、いそいでおりていきました。」

(ローラ・インガルス・ワイルダー作、恩地三保子訳『プラム・クリークの土手で』福音館書店、372-373頁より)


 なにもかもが手作りで冬の嵐が続けば食べるものがなくなってしまう恐怖と背中合わせの日々をローラは生き延びました。コンビニが24時間開いていて、添加物だらけのものがいつでも手に入ると錯覚している今の私たち。そうではないことが3.11でよくわかったはずですが、すっかり忘れられていますね。この旅の解説者の松本侑子先生が小麦アレルギーになってから食品の原材料表示をよくみるようになったことをHPで書かれています。おでんなどの練りモノに必ずといっていいほど入っている加工でんぷんという添加物。合成薬品だそうです。表示を気にみてみるとおでんセットのみならず、デパートで売っているお弁当にもちょとしたお総菜にも加工でんぷんが入っており、使われていないものを探す方がむずかしぐらいだと知りました。食べるという基本をおろそかにしがちな自分を反省します。忙しくて疲れると辛いですが体がヘンだと感じるものはできるだけ食べないことですね。コンビニで売っているお弁当やスープ、パスタ。気持ち悪くって食べられません。


 ようやく一枚だけですがアップロード。この旅から2年半が過ぎました。もっとずっと長い時が流れたようが気がします。こうしてまた遠くの空へ旅に出る日が訪れるのか、それだけの稼ぎが自分に戻って来る日が訪れるのか、今はため息まじりです。

第1章_性別職務分離の状況_③M字型雇用

2016年02月28日 14時04分35秒 | 卒業論文
 ここでも『平成9年版 就業構造基本調査の解説』を参照して、男性と女性の労働力率を比較したい。1997(平成9)年の有業率を年齢階級別にみると、男性は30歳代前半から50歳代前半まで各年齢層とも95%と高く、若年層及び高齢層では低くなっており、いわゆる台形型を示している。男性に対して、女性の労働力率は20歳代前半と40歳代とを頂点として、20歳代後半から30歳代ぐらいを底辺とするM字型を描いている。(図1-1)(表1-7) 特に「30-34歳」の女性の落ち込みが大きいのは、出産・育児のためにいったん労働市場から撤退する率が高いからである。子育てが終わりに近づく30歳代後半から再び労働力率は高くなり、40代後半を頂点として再び低下していく。ライフサイクルに沿った女性の就業率は、M字型を描いている。

 このように、日本の女性の労働力率は男性との差異がかなり大きいのが特徴である。このM字型にはいうまでもなく日本型企業社会の性別役割分業構造が投影されている。学校卒業後数年間は、男女共に自分の食いぶちぐらいは稼ぐことが期待されているが、結婚あるいは出産を機に、「男は仕事、女は家庭」とそれぞれ異なる活動に専念することを良しとする社会通念があり、女性は、育児期によって労働時間を二分されることが多いのである。

 年齢階級別に男女で求職者率(無業者に占める休職者の割合)を比較してみると、男性は就業希望率と水準は異なるがほぼ同様の傾向となっている。女性で求職率が高いのは「20-24歳」、次いで「40-44歳」となっており、「30-34歳」を底辺とするM字型をやはり示している。M字型の底である「30-34歳」の女性は、無業者の約6割が就業を希望しているのに対し、実際に仕事を探している人は約2割にとどまり、就業希望率と求職者率の差異が最も大きくなっている。(図1-2)

 ここで、M字型の二つの山では雇用形態が異なることに注目したい。年齢階級別に女性の有業率を15歳以上に占める「正規の職員・従業員」及び「パート」の割合をみると、15~34歳までは、「正規の職員・従業員」の割合は有業率とほぼ同様の動きを示しているが、「正規の職員・従業員」の割合は「30~34歳」を谷とするM字型のカーブを示す有業率とは異なり、年齢層が高くなるに従い低下している。一方、「パート」の割合は「45~49歳」まで上昇し続けており、有業率のM字型カーブの年齢層の高い方の頂点に影響している。有配偶女性について同様にみると、「正規の職員・従業員」の割合は20~59歳まで大きな変化は見られず、有業率の30~44歳までの上昇は「パート」の割合の増加によるものとみられる。(図1-3) 

 このようにM字型の二つの山では雇用形態が異なる背景には、育児期にいったん労働市場から撤退した女性の職は、その前後では大幅に異なること、そして、主婦と無償労働との関連に注目しないわけにはいかない。女性の多くは若い未婚期には、大企業においてOLをし、結婚・出産によって退職して育児に専念し、子育て終了後再就職する。しかし、再就職を望む中高年女性に正規雇用の道は閉ざされている。5年ブランクがあったら、派遣会社に登録することもできないのである。 1)
 
 税制上専業主婦優遇策がとられていることも主婦のパートタイム労働者化を促進している。日本社会全体が性別役割分業を推進する構造になっているのである。税金の配偶者控除を受けることができ、また企業からは扶養手当が支給されるなどの便宜がはかられている。この専業主婦優遇策は、女性が子育て後に再就職した場合も、家庭責任と被扶養の地位と接触しない限りで働くパートタイムジョブという日本社会に特徴的な働き方を家庭責任は依然自分にあると考え短時間労働を女性自らが望むという状況を促進している。有配偶女性の就業希望者の希望する仕事の形態別の構成比をみると「パート・アルバイトの仕事をしたい」が69.3%と最も高くなっている。(図1-4) こうした主婦のニーズと、石油ショック以降雇用調整面で弾力的なパート労働を求める企業のニーズが一致した結果が日本のパートタイムジョブなのである。パートタイム労働者は、1997(平成9)年時点で女性の雇用労働者の3割を占めている。有配偶者がパートタイム労働者に占める割合は約4割である。(表1-8) 
 
 主婦のパートタイムジョブを促進している現行の税制上の専業主婦優遇策とは、具体的に以下のような内容である。家族を単位とする日本型企業社会の考え方が基礎となっている。
配偶者控除とは、 配偶者がパートタイムなどで給与をもらっている場合で他の所得がないときは、年間の収入金額が103万円以下であれば、給与所得控除(65万円)後の所得金額が38万円以下となるので、扶養家族として配偶者控除(38万円)が受けられる。さらに、パート収入が103万円以下の場合、配偶者特別控除(38万円)が加算される。配偶者特別控除は、所得がない、もしくは一定以下の配偶者が対象となるもので、高度経済成長期に「サラリーマン+専業主婦」という家族形態が一般化したため、専業主婦を持つ家庭への税制優遇を目的に1987年に創設された比較的新しい制度(創設当初は35万円、その後1995年に38万円へ引き上げ)である。妻は自分に税金がかからない上に、夫の税金から配偶者控除が引かれるという二重の税制上優遇策がとられている。また、パート収入が103万円を超える場合でも、141万円未満で夫の収入が1千万以下であれば、段階的に配偶者特別控除が受けられる。2)

 配偶者の給与収入金額による配偶者控除額及と配偶者特別控除額はそれぞれ次の表のとおりである。 3)
                                              (単位:万円)
  配偶者の合計所得金額 配 偶 者 控 除 額 配偶者特別控除額 合        計
              5万円未満 38 38 76
  5万円以上     10万円未満 38 33 71
  10万円以上    15万円未満 38 28 66
  15万円以上    20万円未満 38 23 61
  20万円以上    25万円未満 38 18 56
  25万円以上    30万円未満 38 13 51
  30万円以上     35万円未満  38 8 46
  35万円以上     38万円未満   38 3 41
                 38万円 38 - 38
  38万円超      40万円未満 - 38 38
  40万円以上    45万円未満 - 36 36
  45万円以上    50万円未満 - 31 31
  50万円以上    55万円未満 - 26 26
  55万円以上    60万円未満 - 21 21
  60万円以上    65万円未満 - 16 16
  65万円以上    70万円未満 - 11 11
  70万円以上    75万円未満  - 6 6
  75万円以上    76万円未満 - 3 3
  76万円以上 - - -

 ※ 給与所得だけの場合は、収入金額の合計から給与所得控除(最低65万円)を差し引
   いた後で判定します。

 女性のM字型カーブのボトムは、上昇する傾向にある。先の表1-7でも、「30-34歳」の女性の有業率が、0.8ポイント上昇しているが、『平成13年版 女性労働白書』にみる女性の年齢階級別労働力率の 2001(平成13)年と 1991(平成3)年との比較では、M字型のボトムである30-34歳層で52.9%から58.8%と5.9%上昇し、M字型のボトムがさらに浅くM字がなだらかになっているのが特徴的である。(図1-5) 

 なかでも、25-39歳の有配偶者女性の労働力率が大きく上昇していることが、既婚女性の年齢階級別労働力率の推移でわかる。25-39歳の有配偶者の就業者に占める雇用者の割合も大きく上昇し、既婚者の職場進出の進んでいることがわかる。(図1-6、1-7) 子育て中の女性の労働市場への進出が、M字の底上げをもたらしているのである。

 家庭をもち育児をしながら雇用労働の場で働き続けることは、多くの女性たちにとってもうふつうの選択肢となりつつある。専業主婦はすでに相対的に少数派なのである。しかし、男性のような、あるいは近年の欧米諸国のような20歳代から50歳代まで労働力率がほぼ一定の台形型(図1-7)には至らない。 男性がすべての年齢層で有業率が低下していること、女性ではM字の底があがっていることは、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業に基礎を置く社会システムが崩れつつあることを示してはいる。

 しかし、数の上では働く女性が増えたといっても既婚女性のパートタイム労働者化は、直接差別に代わる間接差別を生み、実質的な男女平等には至らない。さらに、主婦の賃労働者化は、「男は仕事、女は家事と仕事」という新性別役割分業を生んでいる。直接差別と間接差別については雇用形態の多様化のパートタイム労働者のところで述べたい。ここでは、新性別役割分業について考察してみたい。

 近年、「アンペイド・ワーク」への注目が高まっている。日本では「無償労働」と訳されているが、会社で給料をもらったり、商店でモノを売ったり、農家で生産した作物を売ったりする「有償労働」に対して、お金が支払われていない労働を意味する。 4) この社会的労働・有償労働にはふつう計算されない家事、育児、介護、そして教育や環境保全にかかわる無償労働は、圧倒的に女性によってのみ担われている。

 NHKの『日本人の生活時間・2000』の家事(「炊事・掃除・洗濯」「買い物」「子供の世話」「家庭雑事」の4つを合わせて家事とする)にかける時間を男女年齢層別に比較下図をみると、10代を除いて女性が男性を大幅に上回っていることがわかる。とりわけ、30代女性の家事時間が長い。(図1-8) 経済企画庁の算出によれば、1996年、GDPに対する無償労働の比率は約23%に及んだが、その84.5%は女性の働きによるもの、また女性一人当りの無償労働時間は一日平均3時間50分になるけれども、男性のそれはわずか29分弱にとどまっている(『朝日新聞』1998年5月2日)。広い意味での「不可欠な営み」においては、女は男以上に働いているのである。「自由な時間」の欠乏感は、有配偶フルタイムの女性労働者を筆頭に、どちらかといえば女性のほうにより切実であろう。5)  

 『現代日本人の意識調査』から、男性はまだまだ家事・育児は女性の仕事という性別役割分業意識が根強いことがわかる。男女のズレを示す結果として、女性では、「家庭と仕事の両立」意識が1973年から1998年の25年間に24%から51%へと2倍になっている。他方「家庭専念」は10%と少数派となった。子どもができるまでは仕事をもつという「育児優先」も「両立」を下回っている。(図1-10) また、ライフステージ別にみても、女性はいずれも「両立」支持が半数を超えている。さらに1998年の調査で有職女性ほど子どもが生まれても働き続けることを支持しているという結果も出ている。 6)

 女性に対して、男性の変化のスピードは緩やかである。女性では88年に39%に達した「両立」が男性では98年になってようやく同じ率に達している。また、「家庭専念」と「育児優先」が拮抗している。(図1-10) さらに、男性が家事・育児を手伝うのは当然であるとの意識は、25年間の間に国民全体では大幅に変化しているが、男女別にみると女性の意識が男性を上回っている。(図1-11)。男性も家事・育児を手伝うのが当たり前との意識になってきてはいるが、その変化は女性に比して緩やかなのである。では、夫も妻も同じように会社に勤めている場合、夫の協力は「手伝い」程度で十分なのだろうか。NHK「勤め人の仕事と家庭の両立についての調査」(1995年、全国20歳以上)によれば、共働きの夫婦では家事を「夫も妻も平等に分担するのがよい」という分担賛成派の男性は33%で、「女性がおもに行い、男性は手伝う程度でよい」という男性は60%にのぼっている。妻も夫も同じように会社に勤めている場合であっても、男性はお手伝い程度でよいという意識にとどまっていて「分担する」という意識までには至っていないのである。7)

 女性が職業の継続を望む背景には、家計を助けるという経済的理由のほかに、自分自身が社会とのつながりをもちたいという気持ちや社会とのつながりをもちたいという気持ちや、自立や自己実現をしたいという欲求などがある。朝日新聞社の世論調査(「家族像」世論調査 1999年全国の有権者)によれば、「専業主婦でいたい」と思わないという否定的な回答が、女性全体では60%、女性の事務職・技術職では75%と多く、主婦層でも50%を占めている。

 家庭だけの人生という閉塞感が、男性よりも「家庭と仕事の両立」を固定する意識の背景にあるのではないだろうか。女性の「両立」意識は、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業からの開放を求める意識なのである。8) しかし、既婚女性の就業希望者(在学者を含む)の非求職の理由をみると、「家事・育児や通学などで忙しい」が46.8%と最も高く(図1-12)、年齢階級別では、20-44歳の各層で「家事・育児や通学などで忙しい」ために就業を希望しながら求職活動を行っていない者の率が高い。(図1-13) 以上のことから本当はもっと働きたいけれど、家庭責任と被扶養の地位と接触しない限りで働けるパート労働を選択せざるを得ない「専業主婦」の姿が浮かび上がってくる。

 日本型企業社会に特徴的な女性のM字型雇用について少し長く概観したが、次に労働市場が性によって分断されていることの論理的な裏づけを検討してみたい。



引用文献

1)『Yomiuri Weekly 2002年10月20日号』14頁、読売新聞社。

2)与党税制調査会は、12月13日に2003年度税制改正大綱を決定した。その中のひとつに、配偶者特別控除の所得控除廃止を盛り込んでいる。実施時期は、2004年1月からで、所得税及び個人住民税(平成17年度徴収)が影響を受けることになる。


3) HPよりダウンロード。アドレス://www.calley.co.jp/ogawa/nencho/parto.3htm

4) 久場嬉子・竹信三恵子『家事の値段とは何か アンペイドワークを測る』2頁、岩波ブックレット、1999年。

5)熊沢誠『女性労働と企業社会』6頁、岩波新書、2000年。

6) NHK放送文化研究所編『現代日本人の意識構造[第5版]』47頁、日本放送出版協会、2000年。

7)NHK放送文化研究所編、前掲書、55頁。

8)NHK放送文化研究所編前掲書、47頁。

今日は土曜日か・・・

2016年02月27日 23時24分51秒 | 日記
 私の体は金曜日の感覚ですが残念ながら今日は土曜日ですね。明日休んだら来週は月曜から金曜までのフル出勤。5日間連続で働くのは、強制的に職場から排除されて以来二年ぶりのことです。きついっすねー。持たないと思います。結局休み損ねます。休みたいときどうやって申し出ればいいかなど、全く説明を受けていないし、前職の大会社で休みの連絡も含めてあらゆることをメールで伝達することにすっかり慣れてしまったのでアナログ方式に慣れません。ひとつひとつ細かいことが民間での感覚でいるとあれ?っていう感じもあり、勝手がわからず慣れません。営利追求ではないので数字を見ることがありません。請求書を処理することもありません。普通のパソコンの画面を見ることも文字入力することもありません。なんだか不思議で変な感じです。なんだかドタバタで本当は説明されなければならないことを説明うけていなかったり、知らされていなかったりするのですが、他の方が教えてくれなかったら自分が説明されていないことも知らされていないことも私知らないままでした。なんだかなー。

 昨夜はあまりにも疲れていたせいか気がついたらお風呂の中でうとうとしていました。危ない、危ない。ひとり住まいのせまいマンションの部屋。体の小さい私にもせまいお風呂なので沈む心配はありませんが寒いですね。今日も疲れました。午前中は窓口で今日も色々でした。また始めて出会う驚きがいくつもあり、集中力が切れてくると人の顔を覚えられずオオボケしてしまいました。なぜか間が悪い方とはずっと間が悪いままになります。相性がいい方とはうまくいく。なんとも不思議なものです。できるだけ気持ちよく納得して帰ってきていただきたいと思ってやっていますが完璧にはやれません。仕方ないですね。午後は端末作業だけなのかと思っていたら、突然ぽんと指示がきました。慣れていないことを早口でワーッと言われるし、知らされていないことを知らないからといっていらっとされるの気分悪いですが、そんなことをひとつひとつ気にしていたらきりがありません。全てまともに受けて全てをきちんとやろうとすると持ちません。抜くところは抜いていかないと自分が壊れてしまうなとわかってきました。聞いたふりして受け流していく。別にさぼるわけではないですがそうしないと無理です。指示を出している方は業務内容の細かい所まで全て知っておきたい、動きも流れも全部知っておきたいみたいですがこのペースをあと何カ月か続けていたら御自身がもたないんじゃないかと感じました。今までもハードに仕事をこなされてきた方なのか知りませんが・・・。4-5月の『バスティーユの恋人たち』、抽選予約が全部あたって4回チケットを取っています。現況を想定していなかったので全部平日の昼間。だからゲットできたんですけどね、無事行けるのかな。まあその頃まで続けられているかどうかわからないので3月になって心配することにしましょう。今日も自分の中でIt,s all right.尊厳を失わない。人から罵倒されようが、馬鹿にされようが、こんなつまらないことでわけのわからない怒り方するなよ!っていう怒り方をされても自分の中で自分はよくやっているんだって思えればいい。本当は人の評価なんてどうでもいい。自分で自分の尊厳を貶めない。そこを大切にできればいいです。ずっと緊張しているので胃の痛みがとまりません。大丈夫かな。明日また何か更新できればいいです。疲れましたー。お疲れ様でした、わたし・・・。

若松英輔『100de名著内村鑑三代表的日本人』

2016年02月26日 21時53分40秒 | 本あれこれ
「誰にも転地の理と出会う場所がある。それに出会うことさえできれば、誰にも働く機会は開かれている、というのです。内村にとって働くことは必ずしも金銭を手に入れることではありません。それは何らかの意味において人と人、人と時代、人と自然、人と歴史をつなぐ働きのことです。」

(NHK出版 若松英輔『100de名著内村鑑三代表的日本人』より引用。)


 残業してきて明日も出勤日。ちゃんと行けるのかなの状況でブログを書いている場合ではないですが書かないではいられません。勤務中に荷物をいれるビニールバックを支給されています。その中にこの雑誌と『Anne of Greengables』を入れています。いい本は読まなくても存在するだけでいい気をはなっているもの。力をくれていると思います。

 本当に働くってなんでしょうね、仕事ってなんでしょうね。金銭を手に入れることだけではない働くことの意味。

 今日も思いっきり人疲れています。一生懸命にやっているつもりだし、ある程度できているはずだと思うのですが全く評価されていないのかな。期間限定で即戦力を求められるのだから派遣と似たようなもの。本当の意味でそこの一員になることはありえない微妙な立場。やっていることも作業としてはかなり単純、前職よりもかなり難易度は低いはず。ただ残念なことに私はまだ慣れていません。二年というブランクもあります。だから当然もたつきます。そうするとイライラされてすごい怒り方をされます。気分にムラがあって指示の出し方も安定していない方らしいとわかってきました。機嫌の悪い時のつぼにはまるようなタイミングでわからなかったり、少し違うことをやってしまったり、知らなかったりするとすごい勢いです。なんかどう波長をあわせたらいいのかわからず、かなり戸惑っています。まあ長くいろいろ働いてきて人として尊敬できる上司や役職者に出会った記憶なんてないので気にし始めたらきりありませんが、前職の大会社で直属の上司となったおじさんからストレス解消の捌け口のようにすごくイライラと厳しくあたり散らされてつらかったことを思い出してしまいました。二人分労働の上に「自分は前の上司よりも厳しいんだ」とプレッシャーをかけられ、頭がどうにかなりそうなほど辛い日々を3年ぐらい過ごしました。どれほどもういやだと思ったことかわかりません。毎日毎日そう思わない日はないぐらいにもういやだと思い続けました。それでも生活があるので自分に鞭打ってがんばってしまいました。それが正解だったのかとか考えても仕方ないです。ただ蘇ってきてしまいました。今回は同性なのでまた悩ましいですが・・・。なんかキンキンした声すごく疲れちゃってダメなんですよね。なんかやっていけないかな。今日もIt,s all right。明日はどうでしょう。体のリズムが10数年続いた週休二日に慣れていることもありきついっす。派遣のようなものでも直接雇用と派遣はまるで違うことを私はよく知っています。やれるところまでやってダメだったら仕方ないって思うことにします。まだ書き足りない感ありですがこれでおしまいです。読んでくださり、ありがとうございました。

内村鑑三『代表的日本人』 2016年1月 (100分 de 名著)
クリエーター情報なし
NHK出版

ぐったり・・・

2016年02月25日 21時25分42秒 | 日記
 今日も寒い一日でしたね。お昼の公園、寒かったですが陽射しがあったのでお昼休憩にすわっているぐらいの時間なら大丈夫でした。ちょうど限界がきた頃とそろそろ戻らねばのタイミングが一緒でした。13時からの休憩だと目の前のコンビニにも余裕があるのでお腹はすきますが午後が短くなるし、いいかな。

 休み明けの一日、ぐったりと疲れました。疲れすぎてしまって、買い物をしながら帰ってくるのがつらくってなりません。今日の夜と明日のお昼のためにあれとこれとを買ってとか考えながら買い物をすませる帰り道。ゆっくりしか歩けないので、退社してから部屋に帰り着くまで一時間半ぐらいかかります。それから野菜スープ作りました。添加物を気にし始めると、添加物に出会わないで買い物をすることがすごく難しいことに気づきました。見事に添加物のオンパレード。こういうものが体に中に毎日蓄積されていっているのかと思うとおそろしいです。

 今日も取扱い件数は多くなかったですが緊張しながら坐っているし、いろいろなことがあり、せまい所でガチャガチャしているしで、人疲れしました。なかなか慣れることができそうにありません。詳細を書くことはできませんが、こんなこともあんなこともあるのかっていうケースで出会います。家族模様、人間模様、人は様々なのだということを学んでいます。事実は小説よりも奇なりとか言いますが、本当にいろいろで驚きの連続です。果てしなくいろいろです。明日は金曜日ですが、残念ながら明日行ったら休みだ!ではありません。日曜までの三日間が長く感じられます。土曜はノンアルコールでお疲れさましながらほっと一息つくのが楽しみです。朝ちょっと気持ちが油断したら電車の時間がぎりぎりになってしまいました。これを逃したら乗り継ぎがおそくなるのでアウト。明日は大丈夫でしょうか。この連続。部屋を出るとき鍵をちゃんとしめたか何度も確認してしまいます。この、時間どおりに部屋を出なければならないというのが本当に緊張です。今日は何とか無事に終わったので、It,s all right.明日も無事でありますように・・・。

若松英輔『100de名著内村鑑三代表的日本人』

2016年02月24日 22時15分08秒 | 本あれこれ
「見えるものは、見えないものによって支えれている。人は見えるものを作り上げることによって、見えないものを人の心に届けることができるというのです。

 確かに仕事には、そういう不可思議な側面がある。そう考えると、私たちの日々の仕事に対しても、少し違った感じ方ができるのではないでしょうか。むしろ、現代では、この見えない仕事への価値が見過ごされているように思われます。」

「この章で内村が私たちに教えてくれているのは、働くことに秘められた叡知です。働くことは、生活を成り立たせるだけでなく、生きる意味を感じ、それを日々新たにする営みにほかならないと内村はいうのです。」

(NHKテレビテキスト『100分De名著内村鑑三代表的日本人』より引用。)


 524円の雑誌テキストですが珠玉の言葉が満載です。時間切れとなってきたので次の休みにもう少し長く紹介したいです。休みはほんとにあっという間・・・。


 健康診断を受けたら、体重が42キロもありました。第会社で心身すり減らしながら働いている間に40キロを切るようになっていました。私を握りつぶすために弁護士が登場して闘いとなってからは38キロを切っていました。背が小さいですがさすがに40キロを切ると体に力が入らず気力だけで生きる日々が何年も続きました。こんな生活を続けたら体をこわして死んでしまうと神様が教えてくれたんですね。給料は前職の半分ぐらいになりましたが、もしあのまま大会社にいたらおかしくなっていたかもしれません。今は数字のためではなく人のために働く日々。次は明日を無事に終えられたら、私の中でまずはIt,s all right.実際にはそれでは困ってしまいますがそれでいいのだと思うと楽なのでそれでいいと思うことにします。明日の朝行けるかな。また緊張が始まりました。ブログを書いている場合ではなく、残念ですがこれでおしまいです。


NHK 100分 de 名著 内村鑑三『代表的日本人』 2016年 1月 [雑誌] NHKテキスト
クリエーター情報なし
NHK出版

It,s all right.

2016年02月23日 22時30分37秒 | 日記
 今日という日を無事に終えることができそうです。だから自分の中ではIt.s all right.もっとがんばれ!という人もいるだろうけれど、ずっとがんばってきた人間にとってさらにがんばれと!と言われることほど(それが励ましであったとしても)辛いことはないので自分にこれ以上がんばれと言いたくありません。現実には生活があるのでがんばるしかないのですが言いたくありません。昨日は初めての連休明けの月曜日ということで、異常なほど緊張して肩に力が入っていました。それだけでへとへとになってしまった感です。今朝も間に合うように電車に乗り、まずは指示されたように就業開始の5分前に執務室に入らなければならない、その一点に精一杯で緊張しました。ターミナル駅での乗り換えも必死です。7分かかるので、とにかく長いエスカレーターの右側を歩いて歩いて昇り改札を出ると、また次の改札に向かうためにエスカレーターの右側を歩いて昇り、改札を入るとまたエスカレーターで昇るとようやく乗り換えの電車の駅のホーム。乗車するまで一分ぐらいの余裕があります。ここで遅れていなければ最初に少し安心。まだ頭が半分眠っていても毎日のことになると体がそうやって動くようになります。10年以上そうだったように・・・。

 前は何していたの?どんな会社にいたの?ってきかれた時、派遣で数カ月単位で、あるいは2-3年単位で職場を転々としてきました、っていうよりは10年以上同じ会社で働いていました、って言える方がよかったのかな。こんなことしていました、こういう会社でした、長時間労働していました、ストレスがすごかったですと内容だけ話せば正規雇用だったように聞こえます。実は派遣でした、直接雇用契約のない会社でした、そのため最後は使い捨てにされました、って言わないかぎりわかりません。わざわざ言うこともないですね。二年間のブランクがあることは正直に言っていますがすごく大変なことがあって仕事をさがすこともできなかったとしています。それ以上のことは言えないですね。ある方は10年以上正規雇用で働いていた会社に対して、今自分は最先端の現場で働いているんだ、あなたたちは会社で働いていなさいよって思うようにしているそうです。私もそう思えばいいんですね。大会社の、私を使い捨てにした首謀者とそれに歩調を合わせて人たちみんな、最後はそれを正当化し、弁護士に私をつぶさせようとした組織に対して、お前らはそうやって会社で働いていろよ、って思えばいいんですね。そう思えるようになれば怒りと悔しさのマグマも違う方向へと流れ出していくようになるのかもしれません。

 せまい所で人がガチャガチャしているのと、わかってくればひとつひとつはむずかしい作業ではないけれど内容はかなり大変という状況に慣れていくのにはまだ時間がかかりそうです。朝も本当につらいです。あと15分早く布団に入らなければいけないのにこうしてブログを書いたり、疲れているのに落ち着かなかったりでその15分がなかなかできない自分に自己嫌悪。明日は今度の土曜日出勤分の振替休日で、健康診断を受診しなければなりません。これまた辛いこと。日曜日休みの後、来週は5日間ぶっとおしでやるとようやくまた連休。5日間フル+二人分労働、9-12時間の長時間労働をし続けていた私にやれないはずはないですが、今の私には無理なので水曜あたりに休みを希望しました。休む分お給料は減りますが無理して体が動かなくなるよりも休む道を選びます。

 昨日は自分がいちばんブログを読んでいたようです。ブログを開くと心の故郷に戻ったような気持ちになります。連日の落ち込み記事を読んでくださっている方、ありがとうございます。明日はまた少しなにか書けたらいいですが健康診断があるし使い捨てのコンタクトレンズの在庫もなくなってきたので一日は短くなりそうです。明後日から土曜日まで3日連続はきびしいものになると思います。お昼がシフトによって12時から1時間と、13時から1時間と交互にくまれているようだし、この生活時間のリズムが一定しない生活はきびしいです。気がついたら結果的にやれてしまっているのか、へたってしまうのか。すり減りなので一日一日でしか考えられません。ともあれ明日の朝は緊張しなくていいのでホッと!です。




しょうもうしてしまいました

2016年02月22日 21時52分53秒 | 日記
 雨が降るようで降らない曇り空は鬱気分が強くなってつらいものがあります。連休明けの月曜日。朝電車に間に合うかどうかにまず緊張し、窓口に坐ればずっと気を張り詰めて緊張し続け、午後は窓口からははずれましたが、せまいところに人がガチャガチャしている環境ですっかり疲れ果ててしまいました。少し前まで社会から孤立したまま引きこもっていた身にはこたえます。来所者の対応も疲れますが、チームでやる仕事なので一緒に組む人の中にはすごくエネルギーを奪われてしまうと私が感じてしまう人がいてそういう方と一緒になるといっそう疲れてしまいます。まだ説明を受けて教えてもらわなければならない身なので感謝しないといけないですが、エネルギーがありすぎたり早口だったりするとすごい消耗感をおぼえてしまって辛いです。弱い者いじめにかけては腕利きの弁護士と闘い、健康な心のエネルギーを吸い上げられたせいか、そういうことにすごく敏感になってしまいました。そばにいたり、話をしたりするだけでいたずらにエネルギーが吸い上げられていくような消耗感を感じてしまう方っていらっしゃいます。なんかすり減りの身にはこれ以上無理かな・・・。

 欠員補充なので一カ月遅れで自分だけスタートしました。前を走っている方々は慣れてきていて、もうお互いの呼吸ができあがっているような空気感です。そこに何も知らないで突然入ることになって勝手がわからず、一人だけ詰め込むように新しいことを覚えていかなければなりません。なんだかもうお腹一杯で、すっかり人に疲れてしまっていることもあり吐き気がしそうなぐらいです。なんだかすごく足も疲れます。パソコン背負って徘徊し続けた疲れでしょうか。帰り道がすごく長く感じられ、買い物をする時には疲れてしまっていて声を出すことができません。新しい健康保険証を渡されましたが、この調子ではすぐ返却することになってしまうかもしれません。でもそうなっても行くところないんですよね。ボランティアではごはんを食べていけないのでまた収入の道を失い社会から孤立した日々に舞い戻ることになります。その辛さを思えば一日一日でもう少しやってみるしかありません。結局生活がかかっているのでやめることはできないんでしょうね。生活基盤を誰かに支えてもらっているなら別ですが、自分で支えなければなりません。仕事としては魅力感じませんが色々と勉強にはなります。こういう地味な仕事が社会を支えているってことです。ずっと社会の表に派手派手しく出ることなんかない地味が仕事をしてきました。たぶんこれからもずっとそうです。明日出勤したら水曜は土曜日分の振替休日で健康診断受診。その先を考えるとぞっとするので明日のことだけ考えます。明日も無事に終えることができれば自分の中でIt,s all right.こんな消耗感は半端なく闘いですり減った私はそうやって進んでいくしかありません。

 春のプリンス・エドワード島。曇り空と牛たちが草を食んでいる写真を選びました。