たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宝塚歌劇in東京スカイツリー_ラウンドシアター(2)

2018年03月31日 18時52分41秒 | 宝塚
 ブレブレですがまた少しだけアップ。雰囲気だけ伝わればと・・・。

 ラウンドシアター、花組が『ポーの一族』、月組が『All for one』、雪組が『ひかりふる路、SUPER VOYAGER!』、星組が『ベルリンわが愛、Bouquet de TAKARAZUKAブーケド・タカラヅカ』、宙組が『神々の土地、クラシカル・ビジュー』でした。

 このうち二作品は生でみているという奇跡。編集と音楽がテンポよくって、音響がいいし、テンションあがりました。350階の夜景がみえるガラスがスクリーンで映像が映し出されるの。最後に薔薇の花を手にしたトップさん5人が、キザな台詞を言ってくれます。そしてウィンク。楽しかったあ。












350階展望デッキからの夜景、19時36分。





 ささやかに息抜き投稿でした。他にもあれやこれやと書きたいことはあるのですがなんだか疲れてしまいました。明日はスパに行かねば・・・。

落ち着かない土曜日、

2018年03月31日 17時40分48秒 | 日記
 つまらないグチです。朝からもやもやと落ち着かない土曜日を過ごしています。土曜日だというのに8時ごろに目がさめてしまい、なんだかすごく落ち着かない胸騒ぎな感じがあってもう眠ることができませんでした。でもすごく眠いので布団のなかで30分ほどウトウト、ウダウダ。もぞもぞと起きてカフェオレを飲みながらスィーツを食べてぼちぼち着替えようかというところで、ボン!っていうデカい音。なんだろうと思っていると3階で火事が発生したのですぎ避難するようにという放送が流れました。ボン!は出火した瞬間の音だったようです。だんだん焦げ臭いにおいが流れてきて、でもまだパジャマのままだったし、おトイレもすんでいなかったし、いざという時はなにをしていいのかわかないものですね。まずは着替えておトイレ。それからいつものリュックサックと手提げバッグにパソコンと水を入れて、ヅカのプログラムも気になるので入れて、さらに非常用の持ち出し袋ひとつをもって外階段から玄関口に避難しました。消防車がきて消火にあたろうとしているところでした。わたしほぼ毎日緊急車両が出動していくときのサイレンの音を聞いているのですが、どんな時もなにがあるのかわからないのでフル装備。大変だなあと思いますが、どんな現場かわからないので命を守るためには必要なこと。幸いなことにほどなく鎮火してボヤ騒ぎですんだようです。もし火が回ってスプリンクラーが回ったりしたら、舞台のプログラムもDVDも水浸し、いざという時持ち出せるものなんて限られているので、味気ないですがデジタル化はやはり必須なのだと思いました。3.11のあとにもいざという時自分は何をもって逃げるのだろうと考えました。今もずっと考えていて、考えながら断捨離しています。引き続き、断捨離をがんばります。スーツケースにおさまるだけの荷物で暮らすのが目標。まだまだどっさりと荷物はあるので道のりはとおいです。紙は大切ですが重くっていざという時はどうすることもできませんね、ほんとに。衣装ケース二個、粗大ゴミに申し込みました。服を減らしたので気がつけばスペースが余ってきていました。折りたたみ式の収納用品も余ってきているので冬物の服は衣装ケースに入りきらなかったらこれに入れればOK。本当に必要なものだけで暮らす日まで少しずつ、少しずつ・・・。

 玄関に出てみると、高齢者がずいぶん住んでいるんだなあと驚きました。築50年なので家賃安いですからね。生まれたての赤ちゃんを連れている世帯もあってこれまたびっくり。世帯用の棟もあるとはいえ、こんな狭い所に子供連れで住んでいるのか。鳥かごをもって
避難してきている人もいたり、若い人はほとんど荷物を持たないままだったり、いろいろでした。火事なので逃げてくださいって各部屋のドアをたたいて回っていた女性は賃貸ではなく購入して住んでいる人なのか。こんなに人がいるのに知っている人が一人もいないのだとあらためて気がつきました。賃貸で住んでいる単身者はみんなそうかな。どこもこんなもんですよね。デカい集合住宅の高層階は火事のとき、おっかないとわかりました。次にどこへいけばいいのかわかりませんが、とにかく逃げ出すために少しずつ断捨離、断捨離。

 気を取り直してヅカのことなんか書けるといいな。

長い一週間が終わりました

2018年03月30日 21時35分59秒 | 日記
 3月最後の金曜日、気持ちめげたり元気になったり、アップダウンしながらなんとか一週間が終わりました。長かったあ。今朝は携帯アラームですぐには目が覚めず10分ほど寝過ごしましたが不思議なことにいつもより余裕で電車に間に合いました。昨夜はさすがに疲れていて久しぶりに20分ぐらい早く就寝し、ほろ酔いでおかげで熟睡できました。おかげさまで、止まっていた仕事が少しは進んだのかな、よくわかんないです。今日が実質月末。明日付で異動になったり、退職したりする方々の挨拶まわりでざわざわしていた一日でしたが、わたしは淡々としていました。今歓送迎会の真最中ですがお金高いし、苦手なので参加しません。13年間も働いた会社を、ハケンだったがために、自分から辞めますとはとうとう言えなかったばっかりにで、まるで罪人のように、こっそりと去らなければならなかったのは3年前の3月31日付のことでした。その傷が完全に上書きされたわけではありません。もう考えても仕方ない、大会社のことなんかもうどうでもいいですが、13年間という歳月を自ら否定しなければならないのも、それはそれで辛いものなり。まだ3年なのか、もう3年なのか、自分でもわかりません。2年前たまたま運とタイミングで社会に戻ることができてからの日々があまりにも大変でもっとずっと長い時間が過ぎたような気もします。わかりません、自分でも。

 挨拶をされた方の中に、「わかりません」「困っています」「教えてください」を言うのはすごくむずかしい。この三つが言えたら障害のある子どもはさんじゅうまるだという話をされた方がいらっしゃいましたが(お子さんが障害を持っていらっしゃるそうです)、大人でもそれは同じ。いや大人になればなるほどそれはむずかしい、言えない。毎日それで四苦八苦しながら気疲れしている日々。今日も何回言ったかなあ、すみません、教えてください、って。ほんとにしんどいよ、しんどい、こんな歳になって。

 月末なので悔しいけどクソ大家にようやく家賃振り込み、こんだけ稼ぐのどんだけ大変なんやって思うとほんとに悔しい、水漏れが起きていた物件を堂々と金とって人に貸すなんて、そうとは知らずに借りてしまったなんてほんとに悔しい。一日も早く出たい。そのためには明日衣装ケースと小さいチェストの粗大ゴミを申しこまねば。今は疲れちゃったので明日また外でネットをつないでね。Webメールはおそろしくて部屋では開けません。ちっそくしそうな部屋にあまりいたくないし、でもいないと体は休まらないしのジレンマ。DVDは部屋でしかみることができなから、それだけね。

 色々と気持ちがどんよりなることが多い仕事、明日はまたスパで汗と一緒に毒を洗い流さないときついなあ。昨日の午前中受けたどんよりは、救いのなさにほんとにどんよりなって引きずります。マイナスエネルギーが強すぎてほんとにどんより、救いのなさにどんより。都合の悪いことは上手く隠す知恵だけはあるんですよね、全くいやになります。他にも良識ある一般人の想像力ではとても及ぼない、はるかに超えたところをくることばかりでほんとにげんなり。希望があればいいけどみつけられないことが多いのでほんとにげんなり。

 土日は結局あっという間に終わってしまうだろうけれど、また観劇日記や美術館めぐりなど書ければいいかなと。旅日記はなにをどこまで書いていたのか、復習しないとすっかり忘れてしまいました。楽しみに訪問してくださるのに申し訳ないです。

 夜は満開の桜がさみしく美しい3月の終わり、一週間お疲れ様でしたね、わたし。よくがんばったよ、えらい、えらい!!


『ポーの一族』、市場の場面で見事なバトントワリングを披露していた大道芸人は帆純まひろさん、お花屋さんのDVDを毎日流しているので名前覚えてきました。

今日もつっかえつっかえ

2018年03月29日 19時47分09秒 | 日記
 朝から晴れ渡った3月最後の木曜日、日中は真夏日のように暑くなって春はどこへいってしまったのか。雨降りませんね。落ち着きません。空調なんていらない、空調なんてほんとは大嫌いなのでつけたくない。でも風呂場に換気扇がないので空調つけないとほんとにしんとしていて、向かい側の音やら外階段の音やら聞こえてしまうので落ち着かなくって、設定温度を下げてずっとつけています。電気代かかるし、ほんとはいらんのだよ。掃除なんてしてないから埃だらけだしさ。あははははっ・・・。

 今日もひとつひとつ、つっかえつっかえ仕事しました。疲れました。お隣の指導担当の方は朝から機嫌が悪かった。機嫌が悪いと表情が違うし、鉛筆を投げつけながら毒づいています。うつ病だっていううわさ。そんな時は声かけられないので、隣に座っていても、後ろの方の席の人とかに聞きにいっていました。それでもほんとにひとつひとつ次々と知らないことだらけ、わからないことだらけなことが出てきてしまうので、夕方にはお隣に聞かざるを得ず、でもそれまでに悩んで、その分だけ仕事はおくれました。もう何年もやっているとか知っている人ならささっとできることをわたしは知らないので、どうしてこうなるのか、これでいいのかとしばし悩んで時間くいました。でも明日はシステム入力できないので手をつけ始めたことは今日中にやってしまいたかったです。次々とやることがあるから明日のためにこれは今日のうちにやり終えたかったです。システム入力のあと書類を整理しながらファイルしていくのにもいちいち手間がかかってしまい、その結果17時を回ってしまいました。そしたら時間厳守だと怒られました。たしかにそうですけど、職員さんたちみんなやっているじゃん、って内心思いながら、申し訳ありません、って言うしかありませんでした。日常の業務だけでも手一杯なのに年度末の作業がのっかって、ひとつひとつわからないことだらけで、時間内にやりきるって無理。でも時間外をしてはいけない。わからないから仕事がおそくなってしまうわけでボランティアだろうとなんだろうと代休の話はあきらめました。時間おしてもやるときはやるしかない、仕事で区切るしかない、そうしないと終わりませんから。ウイルス性胃腸炎で一週間休んでしまった分、相当わたしの分をやって土日も出てるって責任職から言われたのでなんにも言えませんけどね、苦しいところ。だったらアルバイトなんて雇わないで全部自分たちでやればいいのに、知らないことを全体に採用しているんだから仕方ないじゃんって思っちゃう。こうしてせっかく教えても一年で終わりだから人は育たずこういうことを組織として繰り返し続けているんでしょうね。効率悪すぎ。自分、ほんとにここにいていいのかな、来てよかったのかなっていう気持ちは続いているからいつまでもつかわかりません。一日一日でやるしかなく、これからどこでどうやって生きていけばいいのかはわかりません。人生の時間には限りがあります。どうしましょうかね。

 花組次回作のビジュアル先行画像がさっそくアップされていて、これまた美、美、美。妖しい美。個人的に30年ぐらい前のたかみーの天草四郎のビジュアルを思い出してしまいました。髪型の感じとか似ている記憶が。ヅカオタでこんなの思い出しているのたぶんわたしだけでしょう。エドガーとは全く別人なみりおさん。次々と供給されるの嬉しいけど、もう少しゆっくりペースでやらせてあげてほしいなっていう気持ちもあります。体を休めていただきたい。これはまた大劇場まで行きたくなってしまいそうです。『ポーの一族』、ゴンドラ結婚式の場面でエドガーとアランが手を握り合っているのですが、どうなっているのか、舞台写真をみると複雑で気になります。老ハンナが高翔みずきさんなのもよかったなあ。

 ようやくささやかに息抜き中。でもそろそろあきらめてちっそくしそうな部屋に帰らなければなりません。考えても考えなくても同じことは、考えない、考えない。心は14日の日比谷と飛んでいます。帝劇の前に、日比谷ミッドタウンの鈴懸と東京宝塚劇場のチケット引き換えとキャトルレーヴ。その前にセブンで帝劇のチケット引き換えないとね。

 明日は金曜日じゃー。

疲れたね、疲れたよ

2018年03月28日 22時14分17秒 | 日記
 3月の終わりの水曜日、ちっそくしている水曜日、就労場所の席きつきつで人が後ろを通る度にこれ以上狭くなることなんかできないぐらい椅子をひきよせなければならないのでいつもお腹の前が圧迫されている感じで具合が悪くならないはずがないと思う水曜日、4月からさらにきつきつになりそうでもう無理なんじゃないかと思う水曜日、部屋に帰ってくれば帰ってきたでちっそくしそうになっている水曜日。胃薬がなくなってきたのでかかりつけ医に行こうとすれば、6時半ぎりぎりになりそうだと電話をすると早く来てくださいって言われても電車を自分で早く動かせるわけじゃないから仕方がないと思った水曜日。足が痛くて痛くて、部屋で体を休めるしかないとあきらめて仕方なく帰ってきた水曜日。明日は木曜日ですか。当分雨が降りそうにないし、きついなあ、長いなあ。

 昨夜は久しぶりに平日5時間半ほどの睡眠。10分、20分の違いは大きいです。いつもとにかくなんとか5時間は眠らなければと思いながらの毎日。緊張をほぐすためほろ酔いに頼りながら今週はなんとかやっています。考えても考えなくても同じことは考えない、考えないとひらきなおり。幸いなことに突然の来訪がなく集中して事務作業を進めた一日。いちいち細かくてわからなくて、つっかえつっかえシステム入力と書類整理。すごくやったような気がするのにたいしたことはなくってまだまだあります。あー、うんざり。明日は明日で留めていること確認しながらやらなくっちゃなんですけど、午前中からどんよりとした気分にしかならないことがわかっている面談の同席。希望が見出せずに心がぼきぼきと折れるばかりだとわかっているのでどんより。考えない、考えない。

『ポーの一族』の舞台、想い出し。みりおさん、大画面のみりおさんエドガー、ほんとに麗しかったし、華ちゃんメリーベルはお人形さんみたいに可愛かったなあ。エドガーが一緒にいたいとせがむメリーベルをぎゅっと抱きしめながらセリを降りていく場面。抱きしめ具合と二人の孤独さに気持ちがぎゅっとなりました。貴族が愛人に産ませた子供で小さいころ森に捨てられた二人。ヴァンパネラの老ハンナに拾われたために、永遠に生き続けなければならないために出会った人間を巻き込んで、愛した人間を巻き込んで、なんとも胸にせまる切ない物語。目の前で妹のように思ったメリーベルがクリフォードに撃たれるのを目撃しなければならなくなったジェインも、クリフォードがエドガーに撃たれたクリフォードも、市場でエドガーがはじめてエナジーを吸い上げた花売り娘のデイジーも哀れでなんとも切ない物語。登場人物がみんなそれぞれ個性的なキャラでばらばらなのに、舞台にのっかると丸ごと美しくどこにも違和感がない、不思議な異次元世界。この世にいる間にこんな麗しい世界に出会えて、一回ははるばる大劇場まで行って、幸せだなあと思います。雪組は『誠の群像』で全国ツアーか。チケットとれなかった。望海さんの土方歳三、しゃしんをみるとすごくお似合い。望海さんなら忠臣蔵やれるのかなと思ったり、思わなかったり。映像化されている昔の作品、生きている間に少しずつレンタルで観ていきたいと思うこの頃。こういう楽しみがないと部屋にいられないし、生きていても、ただ働いていてもつまらない。旅の思い出と観劇が心の糧の日々は続いていきます。

 明日は木曜日、はあっ・・・。

 今日も長文、グチ日記、失礼しました。


疲れまする

2018年03月27日 22時31分11秒 | 日記
 3月の終わりの火曜日、今日も乾燥しています。午後会議ということで何時間も座り続けながらほとんど頭に入ってこない話を聴き続けるのも疲れました。乾燥しているせいか、マスクをしていてもどんどん鼻が渇いてくるのがわかったし、喉が痛くなってきて席に戻ったらしばらくは咳き込んでしまいました。大会社で苦労した後遺症、わたしこんなんだから余計にこいつ大丈夫かよっていう感じになるんでしょうね。仕方ないさ、大会社から使い捨てにされたのに、ハケン会社というフィルターを通した契約終了に過ぎませんでしたともいえないし、まあほんとに苦労するだけ苦労して歯も喉もボロボロになりましたとさ。それでもって、ちっそくしそうな部屋で暮らしながらこんなきつい仕事を続けていたら、自分ほんとにダメになるような気がします。いつダメになるのかわじぶんかりません。こんな向かいの物音が丸聞こえの環境にいるながらきつい仕事を続けていたらおかしくなってしまう気がします。一番忙しいタイミングでウィルス性胃腸炎にかかり一週間も休んでしまい迷惑ばっかりかけたのですっかり自信をなくしているのは変わらず、今日もほとんどのことにひとつひとつ引っかかって、ひとつひとつききながら、時間かけながらしかやれないのに焦りながら、苛立ちながら仕事をしたので疲れました。なんでこうなっているんだろうってわからなくって、でもそんなこと慣れている人からしたら知っていて当然で今さらそんなことをきくのかっていうことできくにきけず一人で悩んで時間をくってしまいました。去年からなんどもきいているのかもしれませんが情報量が多すぎて頭に入っていませんでした。だからね、わたし時間外になるっていっても、知らないことばかりだから時間くってしまっているわけで、認められない時間外。ボランティアでもなんでも仕方ないんです、だって時間できっちりこなすって無理だから。自分の力不足だから、知識不足だから。知らないって哀しいなって思います。こうやって周りに気を遣わせながらいつまでやるんでしょうね、わたし。疲れました。帰りにWifiがつながるお店で少し息抜きしようとのぞいたら混んでいて奥の方なら空いているようでしたが、自分がいつも座る手前の席はいっぱいだったのに気後れして入りませんでした。ぶらぶらと特に食べたいものないなあどうしようって歩き回って、結局ほろ酔いのための缶チューハイとか朝食用のくだものとか買ってちっそくしそうな部屋に帰ってくるしかありませんでした。Webメールチェックできないまま、部屋に帰ってくれば早速のようにオッサンの部屋から物音が聞こえてくるの、あーいやだ。月末が近づき、この部屋のためにまた家賃を払わなければならないのかと思うとストレスモード急上昇。この先どこでどやって生きていけばいいのかやっぱりわかりません。

 昨夜お風呂に入りながら、春のプリンス・エドワード島を訪れた時の幸せ感をふっと思い出していました。日頃の仕事と24時間の旅、時差で疲れ果てた体を引きずりながらプリンス・エドワード島プリザーブカンパニーの庭に降り立った時、体中が幸せ感で満たされました。稼ぎが悪すぎてもう行けないか、生きている間にプリンス・エドワード島に行くのもう無理かな。無理だよなあ。これからどこでどうやって生きていけばいいのかわからないまま、旅の思い出と観劇を心の糧として生きる日々。先のことはわかりません。そろそろ雨が降ってしっとりすると落ち着くのになって思います。ただそれだけ。眠剤にたよると口の中が気持ち悪くってたまらなくなるので、お風呂から上がったら缶チューハイで緊張をほぐして眠るこの頃。息抜きのお供は宝塚の舞台写真。エドガーとアランのツーショットが麗しすぎて、麗しすぎて・・・。

 今日も長々とぐち日記、失礼しました。

 考えても考えなくても同じことは考えない、考えない、現実逃避、現実逃避・・・。

昨日の余韻からの月曜日

2018年03月26日 22時25分42秒 | 宝塚
 暖かな3月の終わりの月曜日、悔しいですがさっさと部屋に帰ってきて靴を脱いで足と体をやすめないとです。遅くなるのはやはりきつい。仕事のことを考えても考えなくても同じなら考えない、考えない。年度末、人事異動によりけっこう動きがあるし先日ウィルス性胃腸炎で一週間つぶしてしまったし、上司と話をして、ストレスできつそうだけど・・・っていう話で、こうして迷惑をかけながら自分がここにいていいのだろうか、自分はここにきてよかったのだろうかと思っていることを素直に話しました。いつまでもつのか自分でもわかりません。手狭なマンションで向かい側の音丸聞こえ、斜め向かいのオッサンがすごいストレスになっていることなどは言えずに、でも部屋ストレスがいちばん自分にとってきついんだろうなと思うこの頃。部屋出てドア閉めるとすぐ近くに向かい側の部屋のドアがあります。二歩か三歩でもうすぐ斜め向かいの部屋のドアあります。こんなん近すぎてまいっちゃう。よくこんなところに50年も人が住み続けてきたなって思います。今はあちらこちらの部屋がぽつぽつと空いています。水漏れが起きていたような部屋、一日も早く出たいですが先のことは全くわからず、これからどう生きていけばいいのかわからずで身動きとれません。部屋にいないとお花屋さんのDVDをみることはできないし、ル・サンクのポーの一族の舞台写真をみることもできないということでなんとか持ちこたえている毎日。今これ以上考えていても仕方あありません。昨夜は口当たりの甘い缶のカクテル飲んで寝ました。

 『ポーの一族』、昨日のマチネ、一路さんと芳雄さんが観劇されたそうな。けあきさんと一路さんのトップスター時代、飛鳥裕さん、雪組の副組長さんでしたもんね。一路さん、お礼にいらしたんだ。楽屋挨拶だけのつもりが観劇もできたそうで、20年近く前、『あかねさす紫の花』で大海皇子を演じた一路さんが5月に大海皇子を演じるみりおさんの舞台を観劇されたなんてわたしの中でむねあつ。宝塚の歴史はこうして紡いでいかれるんだなと思うとむねあつ。わたしの中で、「君をこい、君をしたい、あとでなくさまよう♪」は一路さんの歌声。みりおさんがどんなふうに歌い上げるのか、ライブビューイング、宣伝されなくても行きたくなっちゃうじゃないですか。

 昨日の千穐楽、花組全員が気迫でした。マーゴットのお父さんでアランのお母さんに迫っていくおじさん役の天真みちるさん、アランにみつかってごつかれて階段から落ちてアランはおじさんが死んでしまったと思い取り返しのつかないことをしてしまった絶望からヴァンパネラになる道を選ぶ場面。階段の落ち方がすごかった。まっすぐ逆さにずり落ちていってさらには頭が地面にくっついたような・・・。本気の気迫に満ちた階段落ち、痛くないのかな、舞台装置はどうなっているのか、すごく気になりました。

 婚約者であるクリフォードがシーラに色目を使っているのを目の当たりにして、自分はいったいなに?って問いかけるジェイン、自分を戒めながら清楚に生きてきたジェインがポーの一族の運命に巻き込まれ、何が起こったのか理解できず最後は悲鳴をあげて発狂し、クリフォードはエドガーに撃たれてしまう。哀しい運命を背負わなければならなかったジェインもまたあわれでした。演じる桜咲彩花さんが役柄そのままでこれ以上ジェインが似合う人はいないという役所だったと思います。あんなに浮気者でチャラいのに嫌味がなく許せてしまうのは鳳月杏さんが演じたクリフォードだからだし、大画面の二人のダンスシーン、ほんとにきれいでした。

 あちらもこちらも美しい人しかいない舞台でしたが、極めつけはやはりこの二人、エドガーとアランでしょうか。ゴンドラ結婚式のあと、どこかの時代のどこかのギムナジウム(寄宿舎学校)にふっと現れた二人の、二人だけの世界の美しいこと、美しいこと。この雰囲気がたまりません。孤独が共鳴しあった友達であり同士であり恋人でもあるような、時空を超えて永遠の旅を続ける二人だけの絆。私的には願わくば、エドガーとアランにメリーベルの大きなスリーショット写真があるとさぞ美しいトライアングルだろうなと思いますが、メリーベルはヒロインではなかったのでヅカ的に無理ですかね、残念・・・。エドガーをいじめる男の子たちの表情が大きく映し出されたのもライブビューイングならでは。中でも飛龍つかささんのいたずらっぷりが目立ってました。すごい歌うまさん、綺城ひかりさんもすごくいい声。すごい若手が育ってきているのはたのもしいかぎりだと思いました。

 あらためてみりおさんエドガー、ほとんど出ずっぱりで衣装替えも多いし、すごいなと思いました。ヴァンパネラになる前の人間の少年姿だったり、望まずヴァンパネラとなって限りない孤独の海を漂っている姿だったりをちゃんと演じ分けていて、すごいなと思いました。みりおさんどこまで極めてしまうんだろう、ほんとにすごい。DVDを買いたいような、生でみた舞台と昨日のライブビューイングの舞台を心の引き出しにしまっておきたいような、舞台は生き物でほんとにその場所、その時だけなんですよね、だからいいの。

 色々とつきません、二週間後には帝劇だから、また日比谷でキャトルレーヴ行きたいし、宙組のチケット引き取りたいし、その前に帝劇のチケットまだ引き取ってないし、今夜も舞台のことを思いながら休むことにしましょう。考えても仕方のないことは考えない、考えない。美しい舞台に思いを馳せながら休みませう。楽しんでこその人生、美しさは正義、美しさは心の糧。終わりがあるからこそ美しい、限りがあるからこその人生・・・。

美しいお写真をグチ日記に使ってしまいました、失礼・・・。




花組『ポーの一族』_終わってしまいました

2018年03月25日 22時14分26秒 | 宝塚
 第二希望の映画館は座席広かったけど遠かった、いつもの映画館よりもずっとせまっこいビルでおトイレも少ないのはまいった。電車が遅れて焦った。終わってしまった虚脱感から、部屋に帰らなければならないのかと思うと、明日から一週間が始まるのかと思うと、ストレスモードは一気に急上昇。Wifiの容量がもうないので仕方なく追加で申し込もうとしたらエラーメッセージでるけど意味わかんないしでいちだんとストレスモードが上昇してしまいました。いつまでも美しい世界の余韻に浸っていたいですが生身の人間ですからそんなわけにはいきませんね。みりおさん自身も全身全霊を込めたエドガーにさよならしなければならないのすごくさみしそうでした。「わたし所詮人間ですので通常よりこの長い公演スケジュールを無事に公演を終えることができてほっとしました」だったかな、最後に涙ぐみながら話されましたが、ほんとやっかいな人間どものひとりね、ひとりね、わたしたち。美しい世界のあとに生身のオッサンとかみるのけっこうつらい、男なんかいらないやんか、っていう感じでしばらくは美しくないものカンベンしてくださいみたいな心境になってしまいます。

 お正月の観劇から二カ月半、ゴンドラと舞台全体が見渡せる生の臨場感にはかないませんでしたが、アップで表情と細かいところを再確認することができたのはよかったです。この世のものならざる美しい薔薇の世界がひろがった2時間半の舞台。画面に映る全てが美しかったです。前方席だったのでほんとに幸い。老眼と乱視でコンタクト弱めているのから後方席だと悲しいかな、ほんとにみえない。エドガーはもちろん、メリーベルとアランとジェインとクリフォードの表情がよくわかってよかったです。「人間がどこから来たのか知らない、だからメリーベルがどこへ行ったのか知らない」というエドガーの言葉がやはり印象的でした。「人間ほどおそろしいものなんてない」という老ハンナの言葉も印象的でした。息の長い作品がもつ普遍的なテーマ。メリーベルがクリフォードに撃たれたあと、老ハンナが迎えにきて抱きかかえて連れて行ったのを確認。おばあちゃまが迎えにきてくれてメリーベルはどこへ旅立ったのか。老ハンナが消滅して衣装だけを残して姿が消えたのはどういう仕掛けになっているのかは大画面でもわかりませんでした。すごい演出。メリーベルはやはりとてつもなく可愛かった。ラインダンスで舞空瞳ちゃんが大きく映った瞬間があったのも嬉しかった。まあいろいろと書きたいことは尽きませんが、他にも書けていないことたくさんあるし、後日またぼちぼちと。

 専科の飛鳥裕さんが退団。かつて雪組の副組長、組長さんでした。そのあと月組組長もつとめられたのか。同期生からのお花のお渡しで日向薫さん登場。(ねっしーさんのトップスター時代、みりおさんたちはリアルタイムでご存知ないですよね、そんなことはない?)。すらりと背の高いねっしーさんは圧倒的なオーラをはなっていました。みりおさんたちが生まれる何年も前から宝塚に在籍されていた、生ける宝塚の歴史かな。飛鳥裕さん、長きにわたりほんとにすごい、お疲れ様でした。

 心が清められたような気がする2時間半、これだから宝塚はやめられません。きついストレスモードの高い仕事。これでなんとか一週間を生き長らえることができるでしょうか。友の会の二次先行抽選で宙組に当選しました。土曜日の11時から、A席。だからですね。前日はあかねさすのライブビューイングだから休もうかしら、なんてウィルス性胃腸炎で一気に休みがなくなったのでもう休めません、はあっ・・・。

 なんかエドガーがふっとそこらへんに今にもあらわれそうな錯覚にまだ陥っている日曜日の夜でした。


2008年8月‐12月『フェルメール展』_光の天才画家とデルフトの巨匠たち(3)

2018年03月25日 13時24分08秒 | 美術館めぐり
会場で購入した公式ガイドブックより

「デルフトの社会と文化

 デルフトには、17世紀初頭、82の醸造所があった。しかし、1654年、画家のヤン・ステーンがデルフトの「デ・スラング(蛇)」なる醸造所を賃借したとき、その数は3分の2にまで減少していた。ヤン・ステーンの試みはこの産業特有の投機的行為だったが、3年後に破産の憂き目にあった。中世の時代にすでにデルフトの特産となっていた毛織物は、市の指導者たちが外国の手工業者を引きつけようと努力したにもかかわらず、次第に衰えていった。レイデンでは労働カルテルが歓迎されていたのに対し、デルフトでは反対に、阻止されたのがその一因であった。1620年代、デルフトはイギリス人の布地輸入業者の流入によって一時的に利益を上げた。しかし、間もなく国際貿易の紛争が生じて彼らは追い払われ、その多くがロッテルダムに居を移した。織物産業のうち唯一繁栄をみたのは贅沢品であった。フェルメールの父、レイニール・ヤンスゾーンがデルフトで宿屋の経営に転じる前、アムステルダムでキャファ織り(薄手の絹と繻子)の職人として修業したことを思い出そう。織物産業で最大の成功を収めたのは、すべてのなかで一番贅沢な輸出品、すなわちタペストリーであった。1593年、フランソワ・スピーリングがデルフトに最初のタペストリー製作所を設立し、他の者がこれに続いた。スピーリングは、主としてバーグと宮廷に対して持っていたコネクションを通じて、タペストリーの組物を首尾よく全国会議と外国の高位高官に売ることができた。しかしタペストリーの生産は大変費用がかかり、市場も非常に限られていたので、比較的少数の地方職人しか雇わなかった。

 デルフトの贅沢品の輸出産業は、数名の熟練した金銀細工師も擁していたが、その数と収入は、より大規模な地方産業の不況を埋め合わせるほどのものではなかった。17世紀のデルフトでより大きな成長を遂げた産業は陶器であった。」

                                 まだまだ続きます。

花組『ポーの一族』_美の宝石箱(4)

2018年03月24日 19時35分55秒 | 宝塚
 昨夕からようやく普通に食事ができるようになった土曜日、断捨離はほんとに時間がかかります。夕方からまたちっそくしそうな部屋を逃げ出して息抜き中。明日はいよいよ『ポーの一族』、東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング。


 明日海りおさんがうたう、永遠の時をいきなければならないバンパネラの哀しみ、苦しみ、葛藤を秘めた歌は耳障りもよくいつまでも心の中にいつまでも静かに響いています。30年間温め続けた小池先生の、作品に対する思いれを感じる歌詞。かつて中国の皇帝は不老不死を手に入れたいと願いながら、どんなに大きな権力をもちながらもどんなに大金をもちながらも手に入れることはできませんでした。哲学だなあと思います。

「この世に生まれ 出(いで)しもの
 いつか亡びて 土に還る
 終わりがあるから美しい
 過行く時を 愛(いつく)しむ
 ああ この身は
 終わりの無い旅を続けている
 数え切れぬ朝を迎え
 夜のとばりに 浅く眠る
 時の海 彷徨いながら
 道連れを 捜し求める
 願わくば 歓び分かち 
 痛みさえ 癒し合いたい
 永遠に 続く旅路の
 寂しさ 紛らわせるよう
 人に生まれて
 人ではなくなり
 愛の在り処も見失った
 人に生まれて
 人ではなくなり
 幸せの残り香も忘れた
 哀しみを抱いて生きる
 僕はバンパネラ」

 エドガー(明日海りおさん)と初めて会った時には、人間臭い怒りをあらわにしていた孤独な少年アラン(柚香光さん)がいつしかエドガーに心を許していくようになり、バンパネラとなってからは血のかよわない、儚い少年姿となってエドガーとふたりで人間の前にあらわれる、その移り変わりの様も見事でした。孤独感が共鳴しあったエドガーとアラン。バンパネラとなったふたりは、歳をとらないので同じ学校にはいられず、ふたりで時空を旅しながらどこかの時代の、どこかの学校にふっとあらわれる、その姿の儚い美しさは、この世のものとは思えない麗しいものでした。儚い少年姿で舞台の幕を閉じたアランがフィナーレのダンスになった途端オラオラの男役スィッチが戻り、瀬戸かずやさんを手招きする仕草をして膝の上にのせたのにはびっくりでした。ウィッグをはずしたエドガーは地毛が無造作な感じで可愛くてこれまたびっくり。こんなところが宝塚。

 ハンナのお花屋さんで俄然注目の音くり寿さん。市場でエドガーと遭遇し、薔薇の花を売ろうとしたらエナジーを吸われてしまう花売り娘ディジーの純なかわいらしさが印象的でした。望まずバンパネラとなったエドガーが飢えからはじめて人間の血を吸ってしまい戸惑う場面。ディジーの人間感とバンパネラとなったエドガーの血の通わない感とのの対比が際立っていました。音くり寿さん、ポーの一族を襲う村人の役でも登場していました。舞空瞳さんはまだ役名もついていませんが、エドガーとアランがすれ違いざまにぶつかる場面でホテルのメイドさん、薔薇の花の精などあちらこちらで登場していてダンスとかわいらしさが目をひきました。華のある娘役さん。天真みちるさんがポーの一族を襲う村人の長とマーゴットのお父さん役を演じ分けていたのも印象的でした。他にもまだまだ見どころはたくさん、尽きません。


宝塚ホテル内。
トップスター5人のお写真。
















新大劇場こけらことし公演の写真。紫苑ゆうさんがトップスターの頃、なつかしい。