たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante!!』-宝塚大劇場5月5日まで中止

2022年04月30日 17時43分01秒 | 宝塚






 宝塚大劇場で4月23日に初日を迎えた星組『めぐり会いは再び』『Gran Cantante!!』、5月1日から5日まで公演中止と、先ほど劇団からLineが配信されました。HPにも掲載されましたね。本日急遽公演中止と発表された時には、すでに劇場近くに到着していた方もたくさんいたようです。連休なので新幹線などで遠くから移動してきた方も。

 JR宝塚駅と阪急宝塚駅には、公演中止を知らせるボードを持った劇場のスタッフさんたちが立っていらしたとのこと。レストランも歌劇の殿堂もすべてお休み。近郊のお店も食材を仕入れて準備をしていたでしょうから影響はすごく大きいはずです。宝塚ホテルに泊まる予定だった方もいるでしょう。1月に雪組の国際フォーラム公演のチケットが幻になったことを思い出します。

 阪急阪神東宝グループ、ワク〇〇三回目を進めています、東京の接種会場確保しましたとメールが入ったことがあったし、ミュージカル俳優の方々、舞台ファンの方々、三回目を打ちました・・・というつぶやきをなんどかみました。たぶんみなさん打ちさえすれば安心という思いだと思うので書きづらいですが、ワク〇〇を打っているのに陽性になってしまうのか、ワク〇〇を打っているから陽性になってしまうのか、どちらなのでしょう。今後なにかなければいいけれどと常に心配です。こんな心配ばかりしていたら自分がもちませんが本当に心配です。

 劇団は定期的にPCR検査をしているとのこと。症状があってもなくても、幕をあけるためには、国のガイドラインに沿ってやらなければならないのでしょう。万が一クラスターとなった時にはどれだけ社会から叩かれるかわかりません。国、専門家? ワク〇〇推進医師、メディアが束になって煽ったコロナ恐怖から抜け出して、社会全体がコロナ特別扱いから舵を切っていかないかぎり、こうした混乱は今後も続いていくのだろうと思います。


 新聞は見出しに”感染”と書くのをやめてほしいです。陽性≒感染、劇団は、”コロナ陽性が確認された”としています。怒りをおぼえます。煽りたいのかもしれませんが、もっと勉強してください。PCR検査はそもそも感染者をあぶりだすためのものではないのに、誤った認識を多くの人が持ったままです。だからコロナが終りません。


「宝塚歌劇団の星組宝塚大劇場公演が中止 関係者が新型コロナ感染」
https://www.daily.co.jp/gossip/2022/04/30/0015262442.shtml


 雪組の大劇場公演が無事に全日程完走できたこと、奇跡でした。東京で待っています。大劇場は二週間しか公演できなかった宙組、東京宝塚劇場公演は無事に続いています。わたしはチケット入手していた2回、なんとか観劇できました。明日千穐楽を迎えます。無事に完走できますように・・・。

 

 新緑の季節を迎えた花のみちはきっとみずみずしい美しさに満ちているでしょう。ここにまた笑顔と笑い声があふれますようにと祈ります。

 わたしは友の会の東京宝塚劇場2次抽選に申し込みます。一回一回、この世にいる間だけ、生きている時間には限りがあるのであの世に旅立つ時できるかぎり悔いがないように・・・。





「もう絶対に打たないでください」

2022年04月30日 00時54分08秒 | 気になるニュースあれこれ
愛知県春日井市長選挙の公開討論会より、

「5-11歳のワクチン接種について

 もう絶対に打たないでください。

 世界ではコロナ騒動終わっていますよ、みなさん。
 マスクもない。ワクチンもしていない。
 ワクチンパスポートもありません。

 一番かわいそうなのは子供たちですよ。
 大人が目を覚まさないと子供たちはマスク、外せないんです。

 このしかも治験中のワクチンです。
 中長期の影響もなにもわかっていないワクチンを、なぜ子供たちに打たせるんですか?

 ワクチン後遺症の相談窓口を名古屋市の河村市長がつくりました。
 政令市の市長が後遺症を認めたということです。
 河村市長が動いたから、国も仕方なく動いたんですよ、隠せなくなって。
 ファイザーも出しているんですよ、1400ぐらいの副反応があるっていうことを。
 そもそも打つ必要がないんです、子供は」

https://twitter.com/JapaneseTruth3/status/1519617892219641857

 心あるかたに首長になっていただきたいです。志を貫かれますように・・・。



 このようなタイトルだけで、まだ煽られる方がいるということでしょうか。お子さんの死因はコロナ感染ではないと書かれています。90代女性3名は一般的に考えて、老衰でなければ、寝たきりだったとか、終末期だったのでは?一概にいえないのでわかりませんが、こんな人権侵害も甚だしいことをいつまで続けるのでしょうか、不老不死になるまで? 一人一人が気づいていかないと本当に日本はこわれてしまいます。もう手遅れかもしれませんが・・・。


2022年4月29日テレビ神奈川より、

「-神奈川2221人感染 10歳未満の女児ら4人死亡 新型コロナ-

 10歳未満の女の子と90代女性3人の患者あわせて4人の死亡が確認されました。

 10歳未満の女の子は新型コロナ以外の理由で藤沢市内の病院に入院していて、
 感染が確認されたのは4月19日。 死因は新型コロナによるものではないということです。 」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1521da541f6b37d2ff2790ed8b75b514f04e28bc
 

宙組『NEVER SAY GOODBYE』-4月21日東京宝塚劇場(3)

2022年04月29日 20時27分28秒 | 宝塚
宙組『NEVER SAY GOODBYE』-4月21日東京宝塚劇場(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4892b77de09cacd2dd2351f5729d7290

「俺たちはカマラーダ~♪

 俺たちは 鍛えあげる
 自由護る為に
 ファシストに 共和国を
 渡しはしないぞ
 俺たちは よそ者ばかり
 俄か兵士だが
 最後まで 闘い抜くぞ
 命を賭けて

 私たちも 参加するわ
 自由護る為に
 ファシストに 共和国を
 渡しはしないぞ
 女だから 腕の力
 少し弱いけれど
 スペインを 愛する心に
 違いなど無い」

 俄か民兵となった市民たちが銃を手にこぶしをあげる場面は、『レ・ミゼラブル』を彷彿とさせました。ヴィセント@キキちゃん(芹香斗亜さん)のソロ、「俺には出来ない~♪」と並んで、今現在進行形の状況と重なり胸にせまってきます。祖国を守りたいとはこんな気持ちなのかと、今のわたしたちにこんな力があるのかと、どうしても思いをめぐらしながらみてしまいます。

 先頭に立つのは、バルセロナ市長の若翔りつくんとラ・パッショナリアの留依蒔世くん。多くの方が大絶賛されていますが、出番は少ないけれど抜群の存在感で、大優勝の二人。

 キキちゃん主演『プロミセス・プロミセス』のライブCDをようやく聴いていますが、この作品で重役を演じたことが若翔りつくんをものすごく成長させたのでしょう。『フライングサパ』で存在を認識しましたが、大劇場作品でのソロ歌唱は初では。髭に全く違和感なく、ベテランのように似合うし、こんなに声量のあるいい声の持ち主だったのかと目を見張りました。スペイン内部が二つに割れてしまった危機感を歌う声の説得力が半端ないです。

 留依蒔世くん、普段は男役なのにこんなに高い音も綺麗にでるのかとびっくり、歌うまなのはもう誰もが知るところですがさすがの上をゆく上手さ、『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスを彷彿とさせるカッコよさ。もうわかってはいても登場した途端、すごつよ女子の登場、どなた?と思ったら留依くん、ってなりました。「女だから腕の力少し弱いけれど~♪」、いやいや誰よりも強そうです。こういう歌詞が入っているところには、ちょっと16年前の作品なのだという時代の流れを感じました。

 ラ・パッショナリアはこの作品の中で唯一実在した人物だいう記事をみかけたのでググってみると、ドローレス・イバルリ・ゴメス の別称。

「ドローレス・イバルリ・ゴメス( 1895年12月9日 - 1989年11月12日)は、スペインの政治家。ラ・パショナリア(La Pasionaria、受難者または情熱の花)の別称で知られていた。

イバルリは、スペイン第二共和政とスペイン内戦における政治指導者として頭角を現した。スペイン共産党の歴史的指導者である。1936年から1939年まで続いたマドリード包囲戦(en)における有名なスローガン、「奴らを通すな!」(¡No pasarán!)や、「跪いて生きるくらいなら、立って死んだ方がましだ」(Más vale morir de pie que vivir de rodillas)を語ったことで知られている。」 (ウィキペディアより)

 劇中で留依くんが歌っている「ノーパサラン!」(奴らを通すな!)は、1936年7月19日、ラ・パッショナリアことイバルリが、バルセロナでファシストの反乱軍との戦いに向けて連帯を呼びかけた演説に出てくるそうです。この語句が含まれる全文は下記のとおり、「ノーパサラン!」はスペイン内戦中の共和国側のスローガンとなったそうです。

https://acropotamia.hatenablog.com/entry/20151004?msclkid=911c748dc78511ec80c7a27b65a69b6aより、

「私たちはとりわけあなた方に、労働者、農民、知識人に呼びかける。共和国の敵、人民の自由の敵をついに打ち破るための戦いにむけ、自分の持ち場に着こうではないか。人民戦線よ、永遠なれ! 反ファシストの連帯よ、永遠なれ! 人民の共和国よ、永遠なれ! ファシストどもは通さぬ! ノーパサラン!(奴らを通すな!) (1936年7月19日)」

 政治的背景を細かく理解することは、現在の状況もですがすごくむずかしいですが、5月1日の大千穐楽ライブ配信に向けて、こんな伏線を知っていてみるのと知っていないのとでは違うかなと思います。ファシズム、共産主義、第二次世界大戦、日本国憲法、政治はわたしたちの暮らしと命そのもの、あまりにもわかっていないので、本を読んで勉強し直さなければと思うこの頃です。


『NEVER SAY GOODBYE』、OGの方々も続々と観劇されています。かいちゃん(七海ひろきさん)がラインライブで、キキちゃんマタドールにテンションあがりまくっていたのはわたしたちと同じとか。私的には湖月わたるさんが観劇してくれたのがすごく嬉しいです。宙組創設時のメンバーだし、キキちゃんわたるさんが着用した衣装を着回していたり、わたるさんのインスタグラムの言葉があったかいです。ありがとうございます。https://www.instagram.com/p/Cc4z3Hhp0Wx/わたるさん、永遠のタカラジェンヌ、永遠にかっこいいです。


 キャサリン@じゅんはなちゃんのこと、オリンピアーダのメンバーの紫藤りゅうくんがものすごく美しくてかっこいいと感じたこと、ジョルジュ@真風涼帆さんがヴィセント@キキちゃんと写真のとりあっこする場面がすごく好きなことなども書きたいですが、千穐楽のあとになるかな・・・。

4月21日の日比谷シャンテ、日比谷コテージにあとには、キャトルレーヴの他にイタリヤ雑貨のお店などオープンするようです。





ステージ衣装コレクション展もまたのぞきました。
じゅんはなちゃんのうすいこと、うすいこと、本当に内臓が入っているのかと心配になるうすさ。
娘役さん、みんなほんとに細い、筋肉でしまっている細さ。













新緑の季節を迎えている日比谷、





めったに東京まで行くことがなくなったので、久しぶりに帝国劇場までなんとか歩きました。

『EndlessSHOCK』、5月22日までに配信みなければ。

妖精界から下界におりたったあーちゃん(綺咲愛里さん)、かわいい、かわいいのかたまり。
堂本光一君の舞台でヒロインやっているとはなんとも不思議。


















『いわさきちひろ作品集7』より-「わたしのソビエト紀行」

2022年04月29日 02時14分58秒 | いわさきちひろさん



わたしのソビエト紀行(「母と生活」1963年10月号静岡教育出版社)

「-花でうずめられた第一歩-

 しゃくやく、あやめ、ライラック、スズラン、やわらかな緑の葉をたくさんつけた花束のむれが、六月のさわやかな光に映えていました。明るい素朴な瞳のおとなや子どもたちが、附近の野や山からつんできて、私たちを迎えてくれたのです。ここはナホトカの港、私のソビエト旅行の第一歩はこうして、野趣のあふれた花束に顔をうずめることからはじまりました。

 ソビエトの東の果ての小さな港町ナホトカは、小高い丘の上にひらけています。どの家も三、四階建ての多くは桃色の建物で、ゆたかな樹木の中に、静かに並んでいました。日の長い一日がやっと暮れてきて、ベンチに休んでいる人たちもいっしょに、やさいい色に沈んで見えるころ私たちは大きな汽車にのりこみました。ハバロフスクまでのるシベリア鉄道でした。

-砂漠の中に立つ近代都市-

 飛行機はモスクワから東南に五時間とびつづけました。雲の切れ間から見える青い原野が、だんだん茶色になってアラル海の上をとびました。まん中の水の深いところだけあやしいブルー、まわりは茶色っぽく水が澄んでいて人気のない不気味な湖に見えました。

 アラル海をこえるともうすっかり黄土色です。道もなくなり砂漠にはいったことがよくわかりました。私たちはウズベック共和国の首都タシケントにきたのです。東はチベット、南はアフガニスタンに接し、そのとなりはペルシャなのです。西洋と東洋の文化の交流点、12世紀から15世紀ごろ回教の文化の栄えていた、いわゆるシルクロードといわれるところです。

 私はこの砂漠の中にこつ然とある近代都市におどろきました。六月中旬、日中は40度をこえる暑さです。けれど木かげにはいると、すーっと涼しい風がよぎります。湿度が少ないのです。

 ひと足ふみ入れたホテルの部屋の、オレンジジュース色の光ったカーテンとベットカバーに、私はまだ見たことのないペルシャを感じました。

 四日間の滞在は短すぎて、少し離れているサマルカンドの古い回教のお寺は見にゆかれなかったけれど、ピヨニール宮殿(子どもの文化施設)、コルホーズの工場、病院と、できるだけ見て歩き、婦人が、みんな顔を黒いベールでおおっていたというおくれた国の革命後のすさまじい発展に目をみはらないわけにはゆきませんでした。

 病院はただ、パンはただ、学校は大学までただ、住宅費は収入の3、4%などという社会主義の国のどこにでもあることは別としても、砂漠の中にこれだけの近代文化をどうしてつくったのか、しかも古い中央アジアの文化や民族性が、なぜうしなわれずに現代にうまく生かされているのか。

 私は社会主義という体制の国のゆたかな力が、一軒一軒の古い土塀の農家の案内にまであふれているのを見たのです。

-豊かな水と美しい友情と-

 レニングラード(現在はサンクトペテルブルク)の街角に腰をおろして私はスケッチです。第二次世界大戦え大方こわされてしまった街がすっかり復元されて、古都の面影がただよっています。タシケントと反対に、こんどは北のはて、白夜といって、沈みかけた太陽が、沈まずにそのまま朝を迎えます。

 スケッチする私のまわりにはおとなや子どもがたかって見ていました。前を人がゆっくり通ると「いまそこを描いているんだから早く通れ」とか何とか、いってくれてたいへん親切な見物のしかたです。

 レニングラードは水の都、美しいたくさんの川が市内をあみの目のように流れています。私はそのどれかの川のスケッチがしたくなりました。大きな街なので川までゆくのにも乗り物にのらなければならないと思い、さきほどから、いっしょうけんめいに私の絵を眺めている13-4才の少年に、道をききました。

 ことばが通じないので、川の絵を描き路面電車の絵を描きました。電車がいちばん庶民的な乗物だろうと思って、それにのろうと思ったのです。手まねも加えて説明し少年に電車の停留所までつれていってもらうと、少年は、電車をまっている2-3人の婦人となにやら相談しました。婦人たちはロシア語で私のスケッチブックに道順か何かをかいてくれました。少年はていねいにも電車の通るらしい図面までかいてくれました。そしてみんなで③という番号の電車に私をのせて、大声で何か車掌さんにたのんでくれました。

 電車のいすにすわった私は、川が見えたらどんな川でもいいからおりようと、ときどき、うしろの窓を見ます。そのたびに両隣りの乗客は私の肩をたたき、”降りるときはおしえてあげるから後を向くな”といっているようです。車掌さんもなんとかいってくれます。もうこうなったらみんながおりろというまで乗っていようと。

 いくつもの河を過ぎて30分ものったでしょうか。みんなが口ぐちにおりるように言ってくれました。私がおりると車掌さんは電車から首を出してそこをまがっていきなさいというように、手まねでおしえてくれました。大きな建物をまがると、はっとしました。美しいネヴァ川が目の前にひらけました。ああ、これこそあの遠いレニングラードなのだ、この河といい、この古い街なみといい、むかし読んだロシアの小説の中の、まさにベテルブルグなのです。現代のナターシャが白いリボンをつけて、かすかに香水の匂いをただよわせてすれちがってゆきました。

 日ぐれが近づき、ひんやりとした風が、寒く感じられるまで私はネヴァ川のほとりを歩いておりました。ひとこともロシア語を知らないのに、人のいい市民たちの親切だけをたよりに、こうして生まれてはじめての街をさまよっていることが、何だか身ぶるいするほど、しあわせでした。」


宙組『アナスタシア』-「ネヴァ河の流れ」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/323ecd86fb60d3f228dd78d5470956d4








なつかしの雪組『虹のナターシャ』『ラ・ジュネス』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/848ee7e253a18603290893ee10b407a1



(画像は「キエフ老人たち」、ちひろ美術館公式ツィッターよりお借りしています。)

『いわさきちひろ作品集7』より-「ゆきのひのたんじょうび」

2022年04月28日 13時59分36秒 | いわさきちひろさん


『ゆきのひのたんじょうび』(1972年12月)

「もう秋も深まってきました。この絵本を武市さんの案でごいっしょに考えだしたのは今年のはじめだったので、ほとんど一年中この本のことを考えて暮らしていたことになります。

 絵を描く時間はたかがしれていますし文章をみんなで考えるのもそうはかかりません。それなのにどことなくこの本のことを考えていたのは、この本を考えていると、なにかほっとして楽しかったからだと思います。他の仕事をすませた後この絵本のゲラ刷を繰ってみたり、言葉のことを考えているとき、まだ私には、することがあるんだという、生きがいみたいなものを感じていました。

 この世の中にひしめきあって長く暮らしていると、時には疲れてしまい、もういつ死んでもいいと思ったりするのです。まだ年とった母も生きていますし、息子も一人前とはいえないのに「私がいなければいないでなんとかなるでしょう」とこう思うのは、これは私が病気のせいでどこか気弱でさびしくなっているせいでしょう。

 男子が一歩外へ出ると七人の敵がいるそうで、私は女子だからそんなことはないと信じておりましたが、女も一人前になると二、三人の敵はいるようです。本当の敵なら勇ましく立ち向かえるのですが、敵であろうはずのない人がときどき舌を出したり、足をすくったりすので本当に心臓がドキンとして冷や汗をかいてしまいます。

「みんな仲間よ」私は自分の心にいいきかせて、なつかしい、やさしい、人の心のふる里をさがします。絵本の中にそれがちゃんとしまってあるのです。そして私が描きかけている絵本のなかにも。だから、私は一年中頭のどこかでいつも絵本のことを考えているにちがいありません。この”絵本のしあわせ”が、みんなの心にとどくように、もし私が死ぬまでこうして絵本をかきつづけていけたとしたら、それは本当にしあわせなことです。」



『ゆきのひのたんじょうび』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0ad70c62c311ff3cb61f49e84d6e8e66












薬害と言っていいレベル

2022年04月28日 00時42分10秒 | 気になるニュースあれこれ
令和4年3月18日(金)

厚生労働省 
第7回 医薬品等行政評価・監視委員会 議事録より、

「○佐藤委員 要は、オミクロン株に対する有効性は十分なデータがないし、オミクロン株は今、収束に向かっていますので、その次の波が来るとしても、それに対する有効性のデータが全くない中で、20歳未満の方は、今、トータルで8人亡くなっていますが、そもそも新型コロナウイルス感染症による死亡のリスクはほぼゼロに等しいのです。

 実はワクチン接種後の死亡は、10代で既に6人報告されているわけです。これを5~11歳まで拡大したときに、どういうことが起こるか、非常に心配です。

 20歳未満の方に対しては、COVID-19による死亡のリスクがほとんどない中で、接種後の死亡が数例でも起きるのならば、私はそれだけで薬害と言っていいレベルではないかと思うわけです。

 要するに、有効性に関するエビデンスが十分にない中で、20歳未満の方にワクチンの接種を勧奨することは、一方的にリスクを負わせることにならないか。死亡という一番重篤な結果についてのことですが、そういうことすら懸念するわけです。

 この委員会は、薬害を防止することが目的なので、私自身もそうですが、かなり安全側に立った観点で考えていかないと。想定される最悪の事態を考慮した上で、どういう対策が必要かということを考えていかないと、薬害は未然には防げないわけです。

 結果的にそこまで心配する必要がなかったということならいいわけですが、全部結果が分かってから、やはりこれは薬害でしたねでは、この委員会の役割が果たせないわけで、私自身はそのことを非常に懸念していることを意見として申しておきます。」


「○泉委員 言葉尻で大変恐縮なのですが、特例の承認とあります。

 資料3-1の1の下の段に、アメリカでは10月29日に緊急使用許可がなされたと書いてあります。

 医薬品の製造承認に有効性・安全性が確保されていないものに承認制度という言葉を使うことは、私はおかしいと思っているのです。だから、アメリカの緊急使用許可のほうが正しくて、緊急使用許可はするけれども、承認はしていないということなのではないのですか。だって承認できないもの。有効性・安全性が確保されていないわけですから。

 そういう言葉尻を取って大変恐縮なのですが、制度部会も、国も、もうちょっと考えて言葉を使ってもらいたいと思います。」

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25154.html


原因不明小児肝炎 ロックダウン原因か

2022年04月27日 16時06分50秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年4月27日テレ朝ニュースより、

「欧米を中心に確認されている原因不明の子どもの急性肝炎について、新型コロナのロックダウンによる子どもの免疫力低下が一因として指摘されています。

 通常、健康な子どもがアデノウイルスで重症化することは稀だということです。

 ウイルス学の専門家で、ノッティンガム大学のウィル・アーヴィング教授は新型コロナ対策で続いたロックダウンで、「子どもたちがかかるべき感染症にさらされてこなかった」と話し、免疫力が危険な状態にまで低下していると指摘しました。」

https://news.yahoo.co.jp/articles/72b7a2de256f3c760b21c29249cda30ba7f28654

 過剰なコロナ対策により、子どもたちの免疫力がさがって感染しやすくなっているかもしれないという仮説。

 なにが正義なのか、人によって考え方が違うので、コロナは特にむずかしいと思いますが、重症化することも亡くなることもほとんどない子どもたちは、一日もはやく今の感染症対策から解放してあげるべきではないでしょうか。もの言えぬ子どもたちが一番の被害者、一日一日成長していく子どもたちに、過剰なコロナ対策がどんな影響を与えているのか、これからどんどん表面化してくると思います。未来ある子どもたちがただただ心配です。

 ワクチン接種がコロナ対策の切り札なんですよね、ワクチン接種すればコロナにかからないんですよね、かかっても重症化することも死ぬこともないんですよね、三回目が大事なんですよね。リスクの高い高齢者の8割以上が接種済なら、もういいんじゃないですか。高齢者にうつすからと悪者扱いし続けるなど狂っていると思います。大人の都合から、子どもたちは解放してあげるべきと思います。

『いわさきちひろ作品集7』より-「子どもによせたいこの一冊」

2022年04月26日 20時30分12秒 | いわさきちひろさん



「アンデルセンの『絵のない絵本』、私は前からこの話が好きだったのですが、先日さし絵を描きあげたばかりなので、なお印象がふかいのです。貧しい屋根裏住まいの絵描きの青年に、月が毎晩訪れて語ってくれた物語りです。

 ガンジス川に灯をながして愛する人の生死をうらなう少女の話、フランス革命のとき玉座で死んでいった少年の話、パンにバターをたくさんつけてと祈る小さな女の子の話など、一夜から三十三夜までの短い話が集まっています。詩集のようにふとひらいて、一つ二つよむとまた味わいがふかいと思います。いまから百男十年も前にかかれたものですが、人の世の悲しみや真実がかかれていて、それは今の世も全く同じです。アンデルセンは神を信じていた人ですが、神の力ではどうにもならない人の不幸をリアルにえがき出しているところも面白いと思います。中学校になって、大人の世界がわかりかけてきた少年や少女に一度は読んでもらいたい愛と詩の絵本です。

 (掲載紙不明1966年)」



知床遊覧船事故、スタッフ大量退職で「操船未熟」

2022年04月26日 16時03分53秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年4月24日読売オンライン、

https://toyokeizai.net/articles/-/584725

 経済よりも命が大切として緊急事態宣言、まんボウを繰り返した過剰なコロナ対策により、起こるべくして起こった事故という側面はないでしょうか。高齢者を守るために?社会全体に行動制限をかけ続けた結果、命が失われたという側面はないでしょうか。利益が出なければ会社として生き残っていくことはできません。お金がなければ生きていくことができないので、経済は命です。少しでも売上を出さなければと、正常バイアスが働かず無理をしてしまった結果ということはないでしょうか。

 利益優先、人名軽視と会社を叩くだけでは、なにも根本的な解決にはなりません。決して擁護するわけではありませんが、国とコロナ対策に批判の目をむけず、むしろ大本営の御用達になって、コロナ恐怖を煽り続けている新聞やテレビに、糾弾する資格はないと思います。松本サリン事件のとき、最初河野さんをまるで犯人であるかのように煽った時と同じにおいを、私的には感じます。

 今は行方不明者の方々が一刻も早く救助されることを祈るのみです。7歳のお子さんがまだ見つかっていないのは非常につらいです。自衛隊、海上保安庁、捜索にあたってくださっている皆様、きびしいと思わざるを得ませんが、安全に、少しでも早く見つけてあげてください。いつもありがとうございます。よろしくお願いいたします。


イギリスへの旅の思い出-ストラットフォード⇒リバプール⇒エジンバラ

2022年04月25日 22時02分32秒 | イギリスへの旅
イギリスへの旅の思い出-ストラットフォード
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5c5adc27ec9a9c0e7990895a7b813ab1



「1992年5月18日(月)晴

Stratford ⇒ Birminghamで乗り換え ⇒ Liverpool ビートルズツアー 14時40分~16時30分

Prestonで乗り換え ⇒ Waverly Edinburghに21時30分頃着 Tania Guest House泊  £15」



 リバプールといえばビートルズ、あまりにも有名なAbbey Road、渡りました。高級住宅街の一角という印象だったと思います。日本人向けのツアーだったわけではなく、英語なのでほとんどわかりませんでしたが、とにかく街をめぐり、Abbey Roadとスタジオを訪れました。



ビートルズツアーのチケット、




ビートルズツアーのパンフレット、
(4ページありますが、2ページ目と4ページ目は解像度高すぎてアップロードできず)






イギリスの鉄道路線図、






リバプールからスコットランドの首都、エジンバラへ向かった列車のチケット、