たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ようやく折り返しましたが

2019年10月31日 22時51分25秒 | 日記
 6月1日付の就業開始から5カ月、ようやく折り返しましたが安堵感はありません。月末、ばたばたといろいろなことが動いている気配。いろいろな書面が送付されているからそれに対して問い合わせが入るのですが、わからないんですよね、そんなにあれもこれも。自分の担当分だけでも難しくて理解できていないのに担当外のことまでわからないし、あっちもこっちも同時に理解できないし、頭に入らない。わからないからなにがききたいのかすらわからなくって、納得できない、説明が悪い、あなたに言っても仕方ないけど仕組みがわかりづらすぎるって、午前中から怒られました。ゆっくり時間をかけて整理すればわかることなのだろうなと思いますが自分の手元の書類に集中しているのを遮断して電話に出なければならないわけでむずかしいことだらけなので急に頭は切り替わらないし、慣れないわたしがパソコンに表示される内容をみてすぐにこれはこうなっているのだと理解できることでもありませんでした。職員に説明してもらってもまず自分が理解できない、理解するまでに少し時間がかかり、時間かかって理解したことを説明するのですからむこうさんだってそりゃそんなにわからないですよね。何年もやってよくわかっている人のように説明できたらもう少しむこうさんもわかって怒ることもなかったのかもって思いました。お昼、そんなに食べたくなくって、中うどんにとどめました。書類はまだしも脳みそふりしぼりながら理解していってなんとかなるとしても電話はだめ、ほんとにだめ、無理だなあって思いました。みんな怒られているので怒られることにだんだん慣れてくるって言われますが人によって尺度はいろいろでわたしはそういうタイプじゃないです。鈍感になることも大事なのでしょうけれどわたしはなれない。向いてないなあと心の底から思いました。あと5カ月もあるの、無理じゃねーって葛藤しながらの一日でした。

 心の中で涙を流しながら、電話オロオロで時間くってしまうから、どさどさとくる担当分の書類の書類が進まず今日もボランティア残業。一秒でも早く出たいのに、連休明けにまた締め日がやってくるので続けるかぎりはやらざるを得ません。電話で怒られるたびに吐きそうになり、脳みそふりしぼりながら書類チャックし続けて吐きそうになり、吐きそうになりながらつらい一日が終わりました。長いなあ、長いです。逃げたいです。自分を病気にしないと逃げられないのかな、やっぱり。逃げたあとどうするかわからない状況で逃げるのはだめなのかな。こうして怒られる続けるのたえがたいです。ある程度わかっているつもりでしたが、なんだこんなに高いんだとか二重にとられているんじゃないかとかそんなふうに怒られまくる業務だとは知りませんでした。やめておけばよかった、行ってはいけないとわかりながらどうして誘われてしまったのか自分でもわかりません。ここまできても辞退しなかったことを後悔するばかり。脳みそを休めることが許されません。逃げ出したいです。

 郷里近郊に馴染めない自分、逃げ出してまた家賃払う暮らしに戻るなら家賃分も稼がなければなりません。それだけの収入を今さら確保できるのか、つらいつらい思いをしなければそれだけの収入を確保することはできないのか、逃げ出すと決意できたらその先の道がおのずとみえてくるのか。明日は11月1日、今年あと2カ月、就労場所の入口にクリスマス・ツリーが置かれているのが帰りがけにみえてあまりのダサさに笑ってしまいました。明日からはどこもかしこもクリスマス狂想曲ですか。なんかおかしい、いろいろとおかしいです。ようやく金曜日、今はそれだけ・・・。

あと一日で折り返し

2019年10月30日 23時11分59秒 | 日記
 10月30日をハロウィーンイブと言うそうな。ようやく明日は10月31日、月末。そしてまだ木曜日、長いです、長い。一日六時間就労もいやな仕事だと長いですが、一時間近くボランティア残業。電話に時間とられてしまい、一分でも早く退散したいところですがやらないと終わらないのでやらざるを得ないと思い、勝手にといえば勝手にやりました。誰も管理なんかしていません。終業時刻を待ってさっさと帰る職員たちといつも忙しそうにして残業している職員たち。カイシャもこんなもんでしたかね。忘れました。なんだか不思議だなあと思いました。明日で5カ月になるというのに、ここまできても、来るところを間違えたなあ、来てはいけないところに来てしまったなあという気持ちになってしまった一日でした。午前中は一度も電話をとることなくすみ、お昼休みの電話当番も数は多くなく、なんとか過ぎていきましたがそうかんたんにはいかないだろうと思っていたら案の定、夕方つまらない電話につかまってしまいました。つまらないといっては怒られてしまいそうですが、ほんとにつまらないと思いました。わたしは伝えるべきことを繰り返し伝えたわけで、それで詐欺だとか言われてもどうしようもない、こういう説明を理解できない、そちらさんの能力の限界なのでは、って思いました。顔がみえないのでわかりませんが怒られる理由は全くありません。やるべきことをやっていないからこうなるのに、こういう説明を理解できないと普通の社会生活はむずかしい。むずかしいからこうなっているのですが、なんだかなあ、昔からこうやって怒られるまくっている仕事なのかなあ。それとも時代なのかなあ、自分一つも悪くなくても権利ばっかり主張する人たちから怒りの矛先を向けられる。立場上何も言えないとわかっているからなのか、言いたいことを言う。知らんよって思う。心が死んでいく仕事だ、これは。窓口でやたらと怒っている人もみましたが職員のせいではない。そちらさんの能力の限界なんじゃないかなあ。なんだかこんなことばっかり。半分ぐらいこんなこと?お給料もらっているから仕方ないですが、これはいやになります、やってられないっていう気持ちになります。これ以上わたしが同じことを繰り返していても電話を切らせてくれる気配がなかったので役職者にかわってもらいました。明らかにわたしの責任の範疇を超えていると思いました。脳みそふりしぼって理解して、吐きそうになりながら書類確認して、頭のなかぱんぱんになりながらいつどんな電話にあたるかわからないので休日だからといって完全に忘れてしまうことは許されず、脳みそばっかり疲れます。明日でようやく折り返し、これがまだ5カ月もあるのか、きついなあ。やりたくないです。収入は必要だし、自分を病気にすることはできないのでやれるところまでやりますが間違えました。なんだかなあ、この仕事ほんとにダメ・・・。

 朝出勤前にインスタみたら紅さん事務所決定のニュースが。お手洗いに行った時スマホをみたら2月にコンサート開催のニュースが。それでなんとか気持ちがもちこたえた一日でした。小顔で色白、美肌美人。共演メンバーが紅さんゆかりの人たちで固まっている中にトートダンサーの小南さんと田極さんの名前があるのが個人的には嬉しいです。楽しみすぎる、ってチケットとれないですよね。東京と大阪、郷里近郊は縁遠い、どちらかチケットとらたら行きたいな。いっちゃんもタータンもずんこさんもかなめさんも男役時代の姿は永遠に心の引き出しの中にしまいこまれています。退団後の舞台で活躍されている姿に会えるのも嬉しいです。時折男役モードが入るのも嬉しです。みなさん、永遠のタカラジェンヌ。わたるさんとか退団後も永遠にかっこいい、永遠の男役、永遠のタカラジェンヌ。ゆっくり新しい扉を開いていっていただきたいです。できるだけ長くその姿をみていられるように生き延びていかねばと心を新たにしています。

こんなグチだらけのブログにお写真を載せてほんとに申し訳ないですが綺麗ですよね。ナチュラルメイクが美しさをひきたてています。(写真はツイッターから拾いました。)


あと2日で折り返し

2019年10月29日 23時10分58秒 | 日記
 朝は雨、自転車で駅までの道のりがきびしかったです。足元濡らさないために山歩き用のカバーが役立つことに気がついて装着、荷物の中には替えの靴下もスタンバイ。これから寒くなってくると雨の朝はさらにきびしくなってくるなあと思うと不安しかない一日の始まり。なんとか無事に終わり、また残日数が一日減りました。あと2日で半年分支給されてしまった交通費のうち一か月分をクリアできることになります。少なくとも一か月分は返さずにすみます。どこまでもつのかわからないので一日一日。頭の体操しているみたいな仕事はつらいです。脳みそしびらせながら怒られるのはつらいです。とある、やたらと電話口でいらいらしていた問い合わせ電話、一カ月ぐらい前か、さらにもう少し前ぐらいか、少しでもすきあらば文句をつけるつもりでいやがらせみたいな電話をしてきた相手だと思います。わけわからないまま対応したわたしはまんまと術中にはまり、ものすごく怒られました。声と施設名にききおぼえがありました。なんとなく尋常ではない、どうやらこういう調子で時々電話をいれたくるようで、なんでわたしのいちばん近くの電話なのって思いますが、またかかってくるんでしょうね。いやですね。気持ち悪いですね、吐きそうです。半分とまでは言わないですが気持ち悪い電話多いです、電話気持ち悪い。明日またお昼休みの電話当番。不特定多数に電話をとらなければならない仕事、求人票には一般的な電話対応できる人みたいなことが条件として書かれていたと思いますがそういうこととはなんだか違うなあと思います。わたしみたいに電話苦手な人はやってはいけない仕事でした。契約途中で逃げ出すには自分を病気にしなければならないのでやれるところまでと言い聞かせてやっていますが数字と電話、どちらも合わないのでつらいです。31日まであるの、長いですね、長いです。日曜日、家に入れなかったので足腰つらくってなおさら長いです。

 ぐちってばかりもつらい、少しでも自分笑顔をなれたらいいなと思って少し動画をみていました。休みはあっという間ですね。明日は水曜日、久しぶりの5日間フルであることを考えると吐きそうになるので考えない、考えない。明日一日を無事に生き延びることだけ、今はそれだけです。

 10月のプリンス・エドワード島を訪れたのは2012年のことでした。日本の12月ぐらいの寒さは体にこたえましたが楽しかったです、民家の庭先のハロウィーン、懐かしいです。写真を使いながら楽しい時間、体の中によみがえり。生きている間にもう一回行けるのかな。希望をすてなければいけるのかな。もう先がないとわかった時にはお金のこと考えずに行きます、いやその時はもう体が無理か、そうなる前に行かないとですね、行けるかな、行けるといいな・・・。

あと3日で折り返し

2019年10月28日 22時50分00秒 | 日記
 2016年3月21日の記事、「ボッティチェリ展」への訪問ありがとうございます。自分でもなつかしく読み返しました。郷里近郊に美術館がないわけではないですが、こうした大きな企画展示はないのでさみしいです。上野も六本木も遠くなり、日帰りで気軽に美術館に出向くこともなくなりました。西洋美術館の『ハプスブルク展』、来年の1月26日までやっているのか、12月に日比谷へ遠征するとき足を延ばせるかな、観劇が二日連続になったので無理かな。きびしいですね、地方は。また日比谷に1時間半ぐらいで行ける所に住みたいな、でもまた家賃で苦労することになったらこの世にいる間トスカーナに行くことはできないのか、まだプリンス・エドワード島に行くこともできないのか、などつらつらと考えつつ今は今のことで脳みそ満タンで具体的なことはなにも手をつけることができていません。長い10月後半、木曜日まで10月。あと3日で折り返しというところまで、ようやくきました。折り返しがみえてきました。長いです。長い一週間が始まりました。締め日が終わったばかりなので明日状況が許せば休もうかなと甘いことを考えていましたがとんでもないことだとわかりました。また次なる案内が一斉に出たようだし、次なる更新でみんな忙しいので鳴る電話に全部出るつもりでお願いしますって言われました。お昼の電話当番も含めて、自分の手元の書類はともかく、今日も電話に緊張しました。やってもやっても知らないことが出てきて、4カ月やそこからのポンコツおばさんがこんな相談電話を受けていていいのかなと思いながらあたふたあたふた。勉強不足ですねと叱られながらポンコツおばさん、あたふたあたふた。あれもこれも頭の中に網羅して、何年もやっている人たちと同じようにすらすらと回答できるはずなどなく、マニュアル読んでも日本語が理解できなくて頭に入らない。年くってからそれまでの経験値とは違う仕事をしている方々はこうしてみんな若い人たちに叱られながらお給料もらっているんですかね。きついですね。帰りに赤ブドウジュースのみながらタブレット端末で情報収集して復習。自分がなにをわかっていなかったのか理解できました。前職で遭遇したことを思い出しつつ頭の中整理しましたが、あんなこともこんなことも同時に理解することは無理でした。仕方ないです、私にあたってしまった方々には申し訳ないですが仕方ないです。また電話してきたら回答するということにしたので緊張していましたが、わたしがいない間に他の人が対応してくれたのかな。職員だったらわたしなんかよりすらすらと回答してくれたよね、人によってはそうでもないか、どうなんでしょうか。明日かかってくるのかもしれません、準備はできたので大丈夫ですが緊張します。電話は苦手。

 昨夜は新しく処方箋で出してもらった眠剤一錠で就寝。今までのより気持ち悪くないのかなと思ったのですが今になってかなり口の中が気持ち悪いです。今夜は半錠にしましょう。一錠はきついです。すごく喉が渇くので水分とりっぱなし。無理に声をはりあげるのでなおさら喉が渇きます。こうしてがんばることが正解だとは思いませんが先を考えると自分を病気にすることはできません。一日一日で折り返しがやっと見えてきました。今は荷物を少しでも減らしながら一日一日、それだけです。

 宙組次回作『アナスタシア』、『神々の土地』を思い返すとまどかちゃん、楽しみ。安定の真風さん、まどかちゃん、キキちゃんのトライアングル、楽しみ。
 

明日はまた電話当番

2019年10月27日 23時04分20秒 | 日記
 休み明け、また電話当番。脳みそしびれさせながら、また怒られるかもしれないと思うと緊張します。10月は31日まであるので長いです、木曜日まで10月。ようやく折り返し、通勤不安も含めてどこまでもつのかわかりません。終われば二度とやりたくない業務内容です。今週が終わればまた三連休ですが久しぶりの5日間フル、長い。火曜日休めそうだったら休もうかな。有給休暇使い切ってしまえばそれまで。脳みそふりしぼって吐きそうになりながら5日間フルはつらい。

 実は昨晩4時間睡眠。お昼寝できると思い込んで3時頃帰ってきたらメインイベントは夜とのことで自転車をお供に放浪の旅へ、7時半ごろ帰ってきてもまだイベント中で本日三度目の放浪の旅に出て夜ご飯をすませました。足腰が痛みます。

 一日一日、今は明日のことしか考えない、今週長いなんて考えない、考えない。いつ交通事故にあってもおかしくないので考えない。まずは明日無事に過ぎていきますように・・・。

 無事生き延びていけたとしても旅に出かけられるだけの体力と気力があるのであと10年ぐらいなんだなあとふと気づきました。あと30年生きたって旅には出られません。観劇は20年ぐらいできるかな。やれるときにやれることを、なのだとあらためて思います。旅も観劇も一期一会、一回一回命がけ。人生の時間にはかぎりがあるので命がけ・・・。

宙組『オーシャンズ11』-キキちゃんの笑いは人を幸せにする

2019年10月27日 17時02分31秒 | 宝塚
 キキちゃん(芹香斗亜さん)、男役として今充実の時。『オーシャンズ11』で毎公演、ジョンソン先生のアドリブを工夫し客席も宙組生たちも楽しませていたのは、それができたのは男役としての自信と貫禄があってこそだと思います。直後に舞台上でジョンソン先生の鬘をとり白衣を脱いでスーツ姿になるところが客席からみえました。その切り替えのかっこいいこと、かっこいいこと。今すぐどこかでトップに・・・と思いますが、これからどうなっていくのか心配だし複雑な気持ちがありますが、宙組に異動してのびのびと楽しそうにやっている姿をみているとそんなことは別にいいのかなとも思います。次回の宙組公演、15日で申し込んでいた日帰りバスツアーは人が集まらず中止となってしまいました。他も郷里近郊、あまり集客がよくないみたいですが集まったところはキャンセル待ちもできずでなんだかバランスが悪いです。12月で申し込み直しましたがまだ催行決定までもう少し、またキャンセルの可能性もあり。公演が始まってからの評判で決るかな、締日を考えるときつい日程ですが催行決定となりますように・・・。

 紅ゆずるさんのメモリアルブックを読んでいたら、2016年のキキちゃんとの対談が載っていて、キキちゃんが客席に楽しんでほしいと一生懸命だったのは、紅イズムの継承なのかなと勝手に納得しました。お二人は、星組の『オーシャンズ11』でベネディクトとボディーガードの関係だったんですね。紅さんの大劇場卒業が近付いた時には白い花束を手に観劇したようだから、キキちゃんも慕ってきたのかな。

 キキちゃんはおもしろ王国の住人?! 記事から一部抜粋。


「紅:自分の役や理想だけでなく、キキも組の中の役割とか存在とか居方ってものも考えなきゃいけない立場になったと思うけど、まずは捉われれすぎずというか、解き放ってさ。

芹香:はい。もっと自分自身が楽しんだ方がいいんだろうとお話していて思いました。

紅:だいたい、花組に行ってからちょっとスッとしすぎちゃう? 分かってる? 君はおもしろ王国の住人やねんで?!」

「紅:私がツッコとどんどんボケてくれるやん。そんな人なかなか居ないから。

芹香:さゆみさんには何かしなきゃって思うんです。確かに、組替えしてから何でも拾ってボケようという精神は薄くなっているかも・・・。花組は関西の方も少ないので、ボケてスベったらどうしようと、そこでもビビッてしまうんですよ。

紅:ボケてツッコむまで自分でやればいいやん。

芹香:噛んだ責任もボケた責任も自分で取れと。

紅:そうそう。いや、キキの笑いは、ただ面白いだけじゃなくて、人を幸せにする力を持っているから、それは絶対封印して欲しくないのよ。もっともって出していって花組さんを元気づけてほしい!」

 毎公演違うジョンソン先生の場面を一覧表にした方もいるほど。次はどんなアドリブが繰り出されてくるのか、『オーシャンズ11』観劇の楽しみのひとつでした。キキちゃんのアドリブで幸せになった方はたくさんいると思います。スーツ姿になったとき、とてつもなくカッコイイ、男役としての色気と貫禄と自信にあふれていた、そのギャップがよかったです。

 「人生はギャップよ、ギャップで出来ているのよ、ギャップの法則・・・」(By紅子さん)

 星風まどかちゃんにせまっていく悪いキキちゃん、かっこいいんですよね、真風さん、まどかちゃん、キキちゃんのトライアングル、安定していて充実の時。次回作の役所は謎だらけの人物なのかな、長い手足をのびのびと伸ばして楽しそうに舞台に立つキキちゃんの姿にまた出会えるといいな。


茂木健一郎『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』より_想像力が羽ばたくところ

2019年10月27日 13時38分12秒 | 本あれこれ
「プリンス・エドワード島は、アンにとってまさに「想像の余地」のある場所でした。

 グリーン・ゲイブルズに来て初めて迎えた朝、アンは部屋の窓から外の景色を見渡します。男の子が欲しかったマシューとマリラの家に手違いで引き取られてしまった彼女は、まだこのとき、この家にこのままいられるかどうかわかっていません。これから自分の運命がどうなるかについて不安を抑えきれないものの、窓の外に広がる自然の美しさに次第に喜びが沸き起こってきます。

 アンはひざまずいて、目を喜びに輝かせながら、六月の朝を眺めわたした。
 うわあ、なんてきれい!なんてすてきなところなの!ここにいられないのはわかっているわ。でも、いられるんだって想像すればいいじゃない。ここには、想像力の広がる余地があるもの。

 窓のすぐ外にある大きなサクラの木は、葉が見えないほど花でいっぱい。家の両側にある大きな果樹園では、リンゴの花がやはり満開になっています。足もとには、黄色い星をちりばめたように、タンポポが咲き乱れ、庭には、ライラックが紫色の花をつけて、甘い香りをアンのいる窓まで運んできています。アンは、うっとりとした気持ちで庭を眺め、想像の世界へと旅立っていきます。

 彼女にとってこの島は、まさに「想像力の広がる余地」のある場所。彼女が今まで想像の世界だけで夢見てきたような、美しさに満ち溢れた新しい世界なのです。では、反対に「想像力の広がる余地」のない場所とはどういうところを指すのでしょう。

 それは、彼女がここに来るまで過ごしてきた孤児院での生活です。先ほどのマシューとの出会いのシーンで、彼女はそこでの生活のことも説明しています。

 「一番いやだったのは、孤児院だわ。たったの四ヶ月しかいなかったけど、もうたくさん。孤児院に入ったことがないおじさんには、孤児院で暮らすのがどんなものだか、わからないでしょうね。想像もできないくらいひどいとこよ。
 そんな言い方をするのは悪い子だって、スペンサーのおばさんにいわれたけど、わたしはべつに、悪いことをいうつもりじゃなかったの。気がつかないで悪いことをいっていまうってこと、あるでしょ?孤児院の人たちって、みんないい人なのよ。でも、あそこじゃ、想像力を広げる余地がないのーほかの孤児たちの身の上を考えるほかは」

 たとえば、隣にいる子は本当は身分の高い伯爵令嬢なんだけど、赤ちゃんの頃、鬼のような乳母に連れ去られて、しかもその乳母はそのことを白状しないままに死んでしまったんじゃないかとか、アンは孤児たちの身の上を想像していくつもの物語を作り上げていました。

 けれども、こういった類の「想像力」は、美しいグリーン・ゲイブルズに来て、本心から「ここには、想像力の広がる余地がある」と、喜びに満ちた表情で言うところの「想像力」とは、おそらく種類が違うのです。

 「想像力を広げる余地」のない場所での想像は、アンにとっては心の慰みであって、悲しい現実を直視しないための逃避の手段です。それに比べて、「想像力の広がる余地」のある場所ーそれがアンにとってはプリンス・エドワード島であるわけなのですがーそこでの想像は、未来への希望に満ちた、人生を明るく彩るためのものです。

 この二つの「想像力」を、アンはきちんと使い分けています。そして、その両方が人生において必要であることを理解している。「想像力」というものは、人が生きていく上で、それがつらい現実だろうと美しい現実だろうと、どちらにしろ必要なものであるということを自覚しているのです。

 この小説は、人が想像することの大切さを、アンの口を借りて高らかに宣言した小説でもあるのです。」

自分を病気にすることはできませんでした

2019年10月25日 19時36分15秒 | 日記
 昨夜脳ミソがぐるぐるまわってしまい眠剤半錠では寝つけずさらに半錠のんで2時半ごろには寝つくことができたようです。5時間半ほどの睡眠。通院のため時間給をとりますと連絡して主治医のところへいきました。40分あまり話をしたでしょうか。結果、どうしても無理ならうつ病との診断書をいつでも書くのでもう少しやってみることになりました。これから先のことを考えると苦しくても自分を病気にすることはできませんでした。前職でほんものたちの診断書を何通もみました。自分の母も手帳を取得しなかっただけでほんものだったわけですが2級、3級、なかには1級のほんものたち。ほんものというのは部屋からものがなくなるのでテレビのリモコンを大荷物のなかに入れてもって歩いているレベルということ。人からみればおかしいですが本気でそう訴えてくるレベルのこと。診断書には、○○○により一般的な就労は困難との主治医の見解がかかれています。自分もいつそうなってもおかしくない紙一重、いや誰でも紙一重なのかもしれませんが、診断書によってやむを得ない理由をつくるということは、うつ病により就労継続は困難であると書いてもらうということ。がんばることがすべてじゃないけどできませんでした。これから先、本当に実現できるかどうかわかりませんがもう帰ってくることはないつもりで荷物を整理したらまた郷里を離れて子どものたに援助職をやれないだろうかという気持ちがある。そのためには今自分を病気にすることはできませんでした。

 前職で出会った人たちの多くは、ことば悪いですがどうしようもなかった、ほんの一握りなんとか力になりたい、自分になにができるだろう、一日でも長く生きてほしいと心から願う出会いがあった。だから一年間ふんばった。きつくてきつくて苦しくて苦しくてなんども涙を流したし自分の力不足を責めたこともなんどもありましたが、アルバイトという就労形態ってどうなのよはおいといて、たくさんのことを教えられました。学んだことの数は苦しかったことの数を自分の中で上回っています。今振り返ってみると後悔はありません。また同じことをやりたいかときかれると微妙ですが、自分には必要なことだったと思います。今の業務もそう思える時はくるのでしょうか。全く別ものなのでわかりません。

 今日は3時間勤務。来週は電話当番が二回もあるフル勤務。休むとしたら火曜日しかないです。締め日がすぎて一段落のとき。また月末から月初にかけてどかどかと書類がくるまえのチャンスはここしかありません。3月までで10日あるから使いたい。これをまだ5ヶ月かと思うとげっそり、吐きそうになるので息抜きしながらやれるところまでやるしかないです、今は。

 病院を出たあとお昼は近隣で唯一のカフェではじめてランチ。野菜カレーのセットで1300円ぐらいしたのは高いなあと思いましたがボリュームありおいしかったです。他に選択肢はありません。こんな田舎にしてはコジャレたカフェという感じでしょうか。雨がひどいので出勤するのをやめたい気持ちに駆られましたが締め日のやり残しがあったので行かないわけにはいかずがんばりました。自分に丶(・ω・`) ヨシヨシ、頭なでなで、よくがんばってるよ、えらいよ、自分。

 昨夜妹が遺したディズニーのアルバム三冊の写真を所定の大きなごみ入れにいれました。今朝弟が燃えるごみに出したようです。心の傷みが伴いましたが、妹の思い出は天国の妹のもとへ。それでいいのだと言い聞かせています。写真も結局モノなのでいらないですね、デジタルで十分です。

 日曜日は地域の行事の当番になっているのでわたしはなにもしませんが寝ている部屋を空にして朝早くに出ていかなければなりません。休日にいやですね。その昔母が年中○○があると口にしていた年中行事。ネットで検索してみると自然災害によって亡くなった人たちを弔い神仏に祈りを捧げるための行事らしいですがなんのためにやるのかわかっている人たちはどれぐれいいるんでしょうね。昔は全部家でやっていた行事ですが今はどうせ店にお昼を食べにいくなら最初から全部店でやればいいのに、って思いますがそんなわけにはいかないんでしょうね。世代はかわってきています。下の世代には本来の意味よりもただただ大きなプレッシャーになっているだけ。土着の行事を残していくことが本当に必要なのか、淘汰されれるべきものは淘汰されていけばいいのではないのかと、自分勝手に思う次第。明日はまた断捨離です。

 長くてつらい一週間がまたなんとか過ぎました。お疲れ様でしたね、自分。

がんばることがすべてじゃない・・・

2019年10月24日 21時28分32秒 | 日記
 午後から雨、最寄り駅からの道のりで車ビュンビュンの側道、ガードレールの内側を走る以外にないのですが水たまりの水が見事にびしゃっと顔にかかり、おまけにコンタクトレンズをしている目の中にも入りました。ひどい、ひどすぎる。ああ、ここで暮らし続けていくことは無理なのだとまた思いました。歩くことがぐっと減った生活に体が適応できていません。脳みそばっかり疲れて、眠剤ないと眠れなくなってしまいました。こんなの体にいいはずがない。体がこれ以上無理だと訴えている、それは正解ではないのか、主治医は土曜日いないので直近は明日の午前中、時間給とりたいと連絡いれて診断書を書いてもらいにいくのか、夕方から自分の中で葛藤し続けています。今日も脳みそしびれが吐きそうです。頭の中、飽和状態。しびれてしびれてつらいです。自分の担当分だけでも理解できないのに、あれもこれも同時に理解しないといけない、同時におぼえないといけない、電話にでたらすらすらと対応できないといけない、そんなん無理。自分には合わない、求められているレベルにこたえることができない、脳みそふりしぼってもこれ以上入りません。無理なのだと感じました。だいたい職員だって理解できていないことを、見逃すことを求められてもなあっていう感じです。少しずつ理解度が上がってきているつもりではいますけど、こっちもあっちもあっちもこっちもすぐにきかれても出てこない、ゆっくり考えれば出てくるのだろうけれどすぐには出てこない、誰かにききたいよ、でも誰もいませんでした。体制が悪い、悪すぎる。なんだかなあ、ほんとになんだか。9月末日で処理したことに抜けがあったみたいで指摘されたのですが頭の中ぱんぱんでおぼえちゃいない。その時気がついていたのなら今になって言わないでその時言ってくれればまだ記憶に残っていたのかもしれないのに、と思いました。人によっては今までもスルーできたことではないのか、急にきびしくなって、今までどうだったの、他ではこんなにきびしくやっているの、もっとするするのところもあるんじゃないですか、っていうことを求めらてもなあ。脳みそぶりしぼって理解しようとしても同時にこれもあれもで脳みそがしびれてしびれて理解できないです。涙がでてきます。辞退するべきか迷った自分の感覚は間違っていなかったわけでやめておけばよかったです。慣れない生活の中で、何を魔が差してこんなところに誘われてしまったのか、時間と場所で家からなんとか通勤できそう、それだけでした。前職と無関係ではないですがほとんど関係なかった、全く違ってました。折り返せば気持ちも違ってくるのかなというのもありましたが、折り返すまでが長く、年が明けてもまだいる自分の姿をイメージすることができません。、逃げることは悪いことではない、がんばることだけが正解ではない、やってみて合わないものは合わない。合わないと一カ月でも二カ月でも長いものは長いのだと過去の経験から思います。逃げて家にいても邪魔もの。何十万もかかりますが、プリンス・エドワード島に旅するよりもかかりますがまた旅立たなければなりません。

 妹が遺した写真、そのままでは捨てがたくスキャンしていましたがやめました。楽しい時間もあったとわかった、それでいい、妹の思い出は妹のもの、だから天国へかえしてあげます。それでいい・・・。

きょうもなみだ・・・

2019年10月23日 23時05分32秒 | 日記
 十月の後半だというのに蒸し暑いですね。朝はさわやかに晴れていたような気がしますが、午後になって冷房が弱くなっている就労場所は今日も蒸し暑くなりました。冷房が効かない駅の構内も蒸し暑い。電車の中に入ると途端に寒い。郷里近郊の電車、朝は弱冷房車に乗るのでいくらか楽ですが、帰りはこの地域独特のごった煮ホームで弱冷房車がどこに停まるのか依然わからずとにかく少しでも空いてそうな所を選んで乗り立ち位置を確保したら真上から真夏並みに冷気がふきだしていて寒いこと、寒いこと。この鉄道会社はいちばん暑い人にあわせているみたいですが、こんなに冷やさないとクレームのかな、この地域の方々はそんなに暑がり?体感温度が欧米人と同じ?なの?わたし真冬仕様でジャケットも着込んでいるのに寒くって寒くって涙が出てきました。具合が悪くなりそうでした。来年の夏もこの電車に乗って通勤するなどもうあり得ない。無理。いろんな意味で無理なのだと思わざるを得ない郷里の生活。残念ですが、こんなに自分の生まれ育った地域に馴染むことができないって自分で想定していませんでしたが、生活が違いすぎるってわかっていませんでしたが、無理・・・。

 今日も脳みそぶりしぼりながら一日が過ぎました。しびれてしびれて涙がにじんてきました。長い一日でした。この時期に、自分の担当分でこうして大量に書類がきてしまうって知らないからさ、そりゃ知らないよね、はじめてやるんだから教えてくれなければわからないよね、近くの電話番号が問い合わせ先になっていることも教えてくれなければわからないよね。締め日。気持ちあせりつつ、気がつけば人がいないので近くじゃない電話もとらざるを得ません。近くじゃないので内容は自分の担当分ではないことの方が多いです。でも答えないといけないです。自分の担当分だけでも理解するのに脳みそふりしぼりながらやっているのに担当分ではないことまで頭に入りきらないのでぱっとは出てきません。そういう時折り返し連絡にするぐらいはできるようになりましたが端末へのログインも含めて時間かかります。それで自分の担当分がおしてしまいます。わたしが慣れている人と同じようにできるはずがないの当然。なんだかなあ、どこまで自分の責任なのかよくわからず、ほんとに体制が悪いなあと思います。上はちゃんとみていてマネージメントできているのかな、できていたらこうはなっていないよなあ。なんだかな、ほんとになんだか。一カ月前よりは理解度があがっているから脳みそふりしぼりながら、わからないことはききながらやっていますが、つらいなあ、長いなあ。十月の後半、長い。まだ半分にたどり着きません。あと5カ月と8日あるのか、長い。これをまだ5カ月と8日やらなければならないのか、ほんとにやるの?この空気の中で?っていう感じです。寒くなったら寒くなったで朝の駅までの道のりもおそろしいです。

 歩かなくなったから代謝は落ちている、足腰は痛い、ずっと座っているの、体によくないなあ。訪問に出たい、内勤つらい・・・。



 星組台北公演千穐楽ライヴビューイング_思い出し日記(2)への訪問、ありがとうございました。去年の今頃星組は怒涛の10日間連続台北公演中でした。10月28日は都心で観た最後のライブビューイング。誰がいるわけでもなにかあるわけでもなんでもないですが懐かしいです。日比谷が遠くなったのさみしくてたまりません。12月、日生劇場の前日、東京宝塚劇場にまた行けることになりました。月組公演、ぴあの先行抽選に当選しました。土曜日11時のA席、わりとあたります。月組の大劇場日帰りバスツアー、台風で催行中止となったのでどうしようかと迷いましたが東京に行けることとなりました。大劇場の千穐楽のLV、宙組は人数が集まらず催行中止となったので休んでも大丈夫そうな日程になりました。すごく楽しそうな舞台なので一般発売で申し込んでみようかな。文春がアンケートと称してまた宝塚をネタにしようともくろんでいます。地に落ちたもんだ、あきれ果てる。星組のさゆみさんが千穐楽に残してくれた名言の数々を心に刻みなおしたと思った夕刻でした。