たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

明日から12月ですね

2016年11月30日 22時27分29秒 | 日記
 明日から12月ですね。今のわたしの中ではもう12月、今年も終わりなのか、っていう感慨よりはようやく12月がやってくるという感じです。昨日の閲覧2位の2016年6月12日の「ルドルフ」の記事、自分でも読み返しました。この時からおよそ半年、あっという間だっというには大変すぎて、すごく長い時間が過ぎたような気もします。半年前のわたしはこんな状況でしたか。よくここまでやってきたと思いますが、あと28日が長くって仕方ないです。

 今日も朝からそんなのおかしいよ、っていう指示内容、話の内容の連続で内心かなりモチベーションがさがりました。指示内容に一貫性がない、気分によって変わる、突然黄色い声で指示がとんでくる、人をうちのめしてへこますような、なんともいやな言い方をする・・・、こういう方が人の上に立ってはいけないんだとやっぱり思いました。下で働く者がほんとに大変。今さらわたしたちが今までやってきていなかったことを突然わたしたちの責任においてやらなければならないようなことにするの、あと一か月という時にやめていただきたい。自分がやってきたんなら正規職員としての責任において、引き続きあと一か月やっていただきたいです。自分がいない時は他の正規職員がやるべきだろうにと思います。なのに突然変わるもんだから、またこういう時に仕切りたがる人が、まるで自分が指示をする立場であるかのような言い方を同じ立場であるわたしたちにするもんだからゴタゴタなります。結局それはだれの責任においてやらなければならないことなのかわかりません。そういうところがはっきりしないまま、なにかあれば「誰がやったの?」って責任追及されるからすごくいやなんです。そもそもなんの説明も受けていないのだし、ずっとこの業種で働いてきたわけではないわたしたちが知らないのは当然のことで怒られるのもいまだに納得がいきません。知らなくて当然。そこは正規職員がフォローするから安心みたいなことが求人には書いてあったのに実際には知らないことで抜けがあると、なんともいやな黄色い声で怒られます。あと一か月だし、終われば二度とこの業務をすることはないので一生懸命におぼえても仕方ない。逆にこればっかりやっていると他のことには対応できなくなってしまいそうだし、頭おかしくなっちゃいそうなのでもういいです。もうどうでもいいので勝手にやってくださいって思いながらやっています。もちろんそんなことは表には出しませんけどね。一日もはやくこのいやな空気の中から逃げ出したいばかりです。残りの稼働日数は20日を切ったかな。一日一日・・・。

 今日も長々とグチ日記でした。それにしても、とーほーさんのエリザベートのDVDのビジュアル、さすがにひどいなと思います。とーほーさんのミュージカル、たくさんみてきているし、エリザベートは心の宝物のような作品なのでこういうやり方は残念すぎて言葉がありません。わたしの心のアルバムに刻まれた舞台の映像を大切にしまっておこうかな。

 写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡の庭。持ち主であるマクニールさん(モンゴメリさんの父方の親戚)の家がみえています。

カウントダウンはじめましたが

2016年11月29日 22時31分20秒 | 日記
 こんなブログへの訪問、ありがとうございます。今日もグチ。寄せ集めのメンバーで、まだやり方がさだまっていないことを行き当たりばったりのドタバタでやるの、ほんとにもうやっぱりごめんだと思った一日でした。そもそもが行き当たりばったりなのでどうしようもないんです。怒られたって、なに言われたって、知識もなにもないままスタートして、それが前提のなはずでフォローあるから安心ですよ、って採用されたわけだし、そんな知らないよ、責任ないですよ、っていうことばっかりでうんざりなり。同じ立場の人同士の関係にうんざりなり。入力作業がそんなにやりたかったら、契約外の業務なんだし、やりたい人が自分の思うようにどうぞご自由にやってください、っていう感じです。昨日もまた色々と大変で、大きな声で吠えるように喋る人同士、険悪ムードになったらしいです。かっちりとして決め事がなくって、知らない間にやり方が変わっていても、責任者はあの調子だし、オフィシャルに情報共有されないことが多すぎてわけわかんない、っていうことのひとつ。自分勝手な人の方が朝から機嫌悪くってガーっとストレートにあーだこーだきつい言われ方をされたことに、すごく腹を立てたらしいです。でもそこはうまくやる女性同士。ガーっと言った方が最後はうまく自分勝手な人にあわせてまるくおさまったらしいです。すごいですね。どっちもすごい。わたしはいなくてよかったです。自分勝手な人にあわせようとしない、怒りを感じているので話しかけてこないでくださいオーラを発している、わたしも含めて三人の人には、自分勝手な人も以前ほどにはうるさく言ってこなくなりました。よかったです。あと一か月で関係なくなるのでそれでいいです。わたし、自分勝手なこといってかき回す人の機嫌に、なんで気を使って合わせる努力をしなきゃいけないんだっていう人なので、うるさい、勝手なことこれ以上言わないでください、って口に出しては言いませんがまあ顔には書いてあるでしょう。腹の中で思っていることとは別に口だけうまーく合わせられる人ってすごいですね。わたしにはできない技なり。主婦はそういうところが長けているんでしょうか。わたしの母は主婦でしたがすごく下手でした。わたし、その人の娘なので無理なんですね。

 でも、まあ口には出さないままかなり我慢はしています。わたしはこらえなければならない時、とにかく口をつぐんでしまいます。そうやって、ほんとにほんとにたくさんのことをこらえ続けながらここまでやってきました。十分だと思います。キイキイ、黄色い声に我慢しなければならないの、あと一カ月弱。一日が長いですが、一日一日減っていきます。終わったら、モバイルパソコンを買い替えたいし、乱視を矯正する眼鏡も作りたい。小さい字をみすぎてへたっています。どたばたの行き当たりばったり、ある意味、カイシャよりひどくってそういう環境の中にいるだけで疲れます。なんだかもう吐きそうです。早く、一日も早くこの環境から逃げ出したいです。今日が終わってマイナス一日。お昼休憩が今日は11時30分から。明日はまた13時30分から。この二時間の時差、吐きそうです。お腹がおかしくなっちゃう。もう少し、もう少し。あと4日で清史郎君に会えます。地下鉄に長ーく乗らないといけないのがこわいですが、もう少し。そこまでやってみましょう。最後までほんとうにわかりません。

 今日も長々とグチ日記でした。写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡の、マクニールさんのお花畑。

木漏れ日が光る秋の一日

2016年11月28日 22時46分08秒 | 日記
 今日は月曜日なんですね。曜日の感覚がやっと正常に戻ってきました。変則的な土曜出勤と、変則的なお昼休憩時間、体がやっぱりこれ以上無理だって言っています。体内時計が一定のリズムを刻めないのはきついです。あと一か月。世の中には交代制で昼勤やったり夜勤やったり、サービス業で曜日の感覚がなくなっている方がたくさんいらっしゃると思います。若いうちだけですね。体をこわされませんように・・・。

 最後の有給休暇を使って健康診断に行ってきました。場所がもうひとつのブログに書いている、カイシャから使い捨てにされようとしたので行政を頼りにひとりで二か月がんばってみたもののどうにもならず、でもこのまま引き下がるわけにはいかないという思いで〇〇総合法律事務所をたずねましたが、その時と同じ駅、同じ出口を使ったので思い出してしまいました。あの時はまさか自分が弁護士と関わることにはなるなど全く想像できなくって心臓がバクバクしていました。その時の自分を今も鮮やかに思い出すことができてしまいます。その後まさかまさかの連続で、何人もの弁護士に会うことになりましたが、なんと健診が終わってから通りをぶらぶら歩いていると、偶然にもその中のお一人の弁護士をおみかけしたので声かけました。名前はすぐには出てきませんでした。「すいません、すいません」って声かけて、先方も思い出してくださいました。今こんなふうにはたらいているということをかんたんに話しました。弁護士は、カイシャとの闘いになってしまった人がその後どうしているかということはたぶん関心ないんですね。収入が途絶えたまま、なんの補償もなく持ち出しで闘うのってほんとにしんどくって、言うべきことをいうのは大事だけれどほんとにやれない。家賃払っているわたしには限界。悔しさにのたうちまわったけれど区切りをつけてよかったと思います。あれ以上続けていてもなんの実りもないまま、自分が壊れてしまうだけでした。

 闘いですり減るだけすり減った自分に比べれば元気になりましたが、体重は少し減っていました。痩せすぎラインの少し手前。わたしがぶくぶくと太るなんてやっぱりありえないか。変則的な勤務体制で、高齢者に大きな声張り上げなければならないので、今より体重が減ると体に力が入らずもたない。仕事なんてできないので、なんとか42-43キロはキープしたいです。

 終わってから外に出ると銀杏並木が夕暮れのひかりの中で黄金色に輝いていました。すこしぶらぶらとお散歩して久しぶりに海の夕暮れを眺めました。この海はプリンス・エドワード島の海に続いているんだなあって思うと、それだけでなんだか少し幸せでした。それから少しゆっくり早めに夕食。今のわたしはまず断捨離やりたい。なれど明日からまた4日間出勤。次の日曜は清史郎君に会えます。ずっと先だと思っていたのにもうすぐ。ゆっくり起きたら階下から工事しているものすごい音が聞こえてきたのでストレスと緊張で、午前中は自分の部屋にいながら疲れました。お風呂に入って休まねばね・・・。

 写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡の庭の木々です。


『就職・就社の構造』より_OLからみた会社_清水ちなみ(2)

2016年11月28日 09時28分04秒 | 本あれこれ
具体例をひとつあげると、こういうのがあった。

「なぜ休日に社員旅行に行くのですか。社員旅行の幹事がなぜ仕事になるのですか」
 この件については、私も新入社員だった当時、ずいぶん驚いた。社員旅行に行くからといって毎月給料日に積み立てを強制され、しかも大事な大事な休日に、いつもの職場のメンバーでバスをチャーターして温泉に行くのだというのだ。

「行きたくないから積み立てしない」と私が言うと、どうしても全員積み立てなければダメだというので「行かない場合には返金してくれますか」と念を押したうえで、半年間くらい積み立てをしていたと思う。結局私の職場では、ほとんどの若い社員が「社員旅行はみんなでガマンするもの、みんながガマンしているのに自分だけガマンしないのはいけない」という気持ちで参加していたのではないかと思う。でもやはり私は欠席した。積み立て分は旅行の前に返してもらった。

 ところがこういう融通のきく職場ばかりではなく、友人の会社では「社員旅行は休日に行く。しかも行かないと欠勤扱いになる」というところもあった。さらに一番驚いたのは、平成三年頃聞いた話だが、名古屋の農協では「社員旅行にいったときには、女子社員は浴衣を着なければならない」という規則があって、ちゃ―んと社員手帳に載っているという。

 なぜ、社員旅行に行かなければならないのだろう。

 大義名分としては、社員同士のコミュニケーションを密にするためとか、慰安とか、腹を割って話すとか、おじさんとしてはそういうことなんだろう。

 だが、これは真理だが、社員旅行にいって楽しいんだとしたら、それはエラい人だけだ。OLも若いモンも、エラいおじさんに酒をつぎ、エラいおじさんの長いあいさつを聞き、説教を聞き、だじゃれだかなんだかわからないような変なだじゃれに笑わなければならないのだ。こんなことを休日にやって休むと欠勤なんて誰が考えたってヘンだ。 

 また、「無礼講」とか「酒が飲めないやつは仕事ができない」とか、本当じゃないことをもっともらしく語るのもおじさんだ。これは会社が彼らに教えこんだのか、その他の原因があるのかよくわからないが、むかしの人は(というより、私たちより一世代前の人たちは)、そんなに誰もかれもがお酒を飲みたくってしょうがなかったのだろうか? お酌というのも、相手が飲みたいと思っているのが前提のサービスじゃないかと思うのだが、飲みたくない人にまで「ま―ま―ま―君ももっと飲みなさい」とお酒をつぐ。これが、円滑なコミュニケーションということになるのだろうか?

 『宴会でおじさんをいやらしくて嫌だと思ったことがありますか』というアンケートをOLに向けて実施したところ、「ある99%」と出た。

  宴会にいけばいくほど、私たちはイヤな思いをするのである。温泉宿で真っ赤な顔して、ほとんど裸にちかい状態で浴衣をはためかせながら走り回っている上司をみて、翌日もまたその人の命令でワープロなどを打つのも、また達観してなければできない作業であると思う。ちなみに、 私の手元の資料では、宴会がいちばん下品なのは建設業。まず採用の段階からして、″女性は職場の花″と言い切るめずらしい業界である。

 さて、休日を会社関係にさらわれてしまうことに対して私たちは強い抵抗をおぼえるのだけれども、おじさんたちはどうだろうか。 困ったことにOLがおじさんに接するのは主に会社の中なので、おじさんが休日を過ごしている姿を私たちはほとんど見たことがない( 文中では、会社の上司のことを便宜上「 おじさん」と 使っています。慣れているので……) 。ただ、ひとつ妙だなと思っているのは、休日出勤するおじさんがゴルフウェアを着ている率があまりにも高いということである。73%である。背広を離れた自分のカジュアルというものは、ゴルフ以外にないのだろうか。

 まだバブルで潤っていた頃、外国から働きすぎだの休めだの言われていた頃、余暇を考える座談会というのに呼んでいただいたことがある。

 「休日はどう過ごしていますか?」という問いに対して、出席していたおじさんの方々は、
「私は 釣りが趣味で……」「 山登りが好きで……」「 子供を連れて公園に……」と、みごとな多趣味ぶりを披露してくれた。 私はひねくれているのか、どうしても「本当に好きなんだな」と思えなかっ た。趣味とはこういうものだと、趣味を持たない人間はつまらない人間だと、そう思い込んで一心に 趣味を作り、打ち込んでいるように感じた。そういえば「遊べないやつは、仕事もできない 」という言葉も聞いたことがある。入社の面接で「バリバリ働きます」と答えたのと同じ気持ちで、バリバリ遊んでいるのだろうか。

  後日、それを裏付けるかのような新聞記事をみつけた。ある会社が、社員のおじさんに対して「余暇講座」のようなものを開いたという記事だった。そんなものに行っちゃいか―ん!と声を大にして言いたい。
  
   余暇とか遊びとかいうものは、会社や仕事や他人の目を気にしてやるものではないと思う。やりたくなったらやればいいものだ。ゴロゴロしているのが好きなおじさんだったら、一日家でゴロゴロしていればいい。それが余暇だと私は思う。少なくとも人に、ましてや会社に、教えてもらうものではない。ちなみに、これは講演でまわっているうちに気づいたのだけれども、こういうことを考える会社はたいてい大きな会社である。会社が大きくなればなるほど、おじさんの慇懃無礼度が増すのだが、余暇に関しても「恥ずかしくない、聞こえのいい余暇」ということになるのだろうか。
  
  次に、平日の状況。

  おじさんはほとんど会社を休まない。病気になっても、二日酔いでも、骨折しても会社にくる。
  

 『おじさんが会社を休んだときどう思いますか』という結果はこうなった。
  
 上司がいなくて気が楽

     46・8%
  
 二度と出てくるな
     16.7%

 よほどのことだろう
     15.1%
 
 私も休みやすくなる
      13.5%

 仕事がすすまなくて困る
      7.9%

  おもしろいのは、もし万に一つ、おじさんが会社を休んだとしても、昼頃に必ず電話がかかってくるのである。
 
「なにか、困ったことはないか」 おじさんは本当に責任感が強い。しかし、困ったことがあったためしがないというのが現実だったりする。

  こうやって考えていくと、おじさんに対する思想統制のようなものが実にまんべんなく行き渡っていて、スゴイもんだな―と思う。 平日には絶対に休まず、休日にも会社のために働いたり、仕事のために遊んだり、そして一歩会社から出ると、アレを着るコレを着るという自己主張もない。まったく会社のために生きているかのようだ。 実は、会社にいた頃、自分の上司を見ていて「 この人は、あ―オレは会社に尽くした―って満足しながら死ぬのかな」と思って怖かった覚えがある。取引先の人にむかって「我が社としては」とつい、いばっちゃう人だった。「まったく電通もしょ―がねェな―」などという独り言を 大声で言ってしまう人だった。まわりの視線を見ていると「しょ―がねェのはおまえだ」と全員で、心のなかでつっこみを入れているのがわかる。でも、たぶん、本人としては、会社名を名乗る幸せを感じているはずだ。さっき思想統制といったけれども、会社はその「幸せ」を彼に与えている。だからこそ、おじさんたちは、ここまでがんばることができたんだと思う。
  
               *
  
  さきほどOLのこと 「会社に期待されていない」と無理やり規定してしまったけれども、会社がおじさんに与えている「幸せ」は、ズバリこの「期待されている(という錯覚)」じゃないかろうかと思う。

  「オレは、期待されている!」
  
  この気持ちが、どんな困難でも乗り越えさせてしまう。
  
  会社のしくみや中で行なわれていることを見ていると、この期待という錯覚をおじさん達に見破らせないように、すご―く慎重にていねいに会社側が考えていることがわかる。私が気づいただけでいくつかある。


(『就職・就社の構造』岩波書店、1994年3月25日発行、119-125頁より引用)。


就職・就社の構造 (日本会社原論 4)
クリエーター情報なし
岩波書店

『リトルマーメイド』_11月19日

2016年11月27日 16時41分22秒 | ミュージカル・舞台・映画
 『リトルマーメイド』、11月19日(土)17時30分開演を観劇しました。感想は当日さくっと書いたので劇場の写真を少しばかり載せようと思います。

「地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をする-。未知の世界へ勇気を持って進んでいくプリンセスの、恋と夢と冒険の物語。自らの力で未来を切り開き、運命さえも変えてしまう強さ。ひたむきさは、今を生きるすべての人たちに、明日への希望と勇気を与えてくれることでしょう。」(チラシより)

 アンデルセンの『人魚姫』は、人間にしてもらったことと引きかえに美しい声を魔女に渡してしまった人魚姫が、おぼれた王子を助けたのは自分だと、王子を愛していると伝えられないまま、王子が結婚した日に泡となって消えていくとてもせつない物語ですが、『リトルマーメイド』は最後に魔女が泡と消えて、人魚姫と王子が結ばれるハッピーエンド。ストーリィを頭で追いながら観劇する疲労感はなく、肩の力を抜いて安心して楽しめる物語。こんな舞台も時にはいいでしょうか。


キャストボード。下の方がぶれてしまいましたね。
どなたも存じ上げないまま観劇しました。エリック役はイケメンさんなのかな。
人魚姫アリエル役の歌が上手いのはもちろんのこと、魔女アースラ役、アリエルのお父さんでアースラの兄トリトン役の方もパフォーマンスも素晴らしかったです。



場内にスタンプ台がありました。
スタンプは押さなかったです。写真だけ。



終演後の劇場前。
開演前は雨がしとしと降っていましたが、終演後はあがっていました。







 話は舞台からそれていきますが、大井町駅が近づいてくると巨大な灯りのついていないビル群がみえてきたのでなんだろうとびっくりしましたが、使われなくなったJRの社宅でした。閉鎖中の看板が立っていました。広い敷地に大きなマンションが何棟立っているんでしょうか。この敷地と建物はこれから社会のためにうまく生かされていくのでしょうか。とっても気になってしまいました。卒論で使った言葉がここではうまく出てきませんが
高度経済成長期からバブルでうかれている頃までは、一家の主である男性が昼夜を問わずに働き、こうした社宅に社員が家族ごと住んで、企業体が家族まるごと面倒をみるのが当たり前の時代でした。バブルがはじけ、非正規雇用が加速するばかりの現在、こんなどでかい社宅は時代遅れの無用の長物になったということなんでしょう。もう企業体にとって管理し切れないお荷物でしかないんでしょうね。家族で楽しめるミュージカルが上演されている劇場の行き返りに、社会と家族のありようの変遷を実感した夜でした。

ようやくカウントダウン

2016年11月26日 23時24分20秒 | 日記
 長い一日が終わりました。昨夜は布団に入ってからすっごい眠いのに頭のなかで考え事をしてしまいすぐには寝付けませんでした。朝にはマスクをして寝ているにもかかわらず喉がかわいて早く目がさめてしまいました。それでも睡眠によってある程度疲れはとれているみたいで朝にはなんとか復活できていました。そして長い、長い一日。

 土曜日の夜ですが、わたしの体内感覚は金曜日の夜、とってもヘンな感じです。残りの稼働日数をようやく数えられるところまできました。土曜出勤あけの12月12日を無給だけれど予定どおり休暇取得とすれば21日かな。よくここまでやってきました。次のこと、確定したわけではないのでわかりませんが、とにもかくにも立て直してくることができました。月曜日に健康診断受けますがまた少し体重が増えているかも。顔がぷちぷちになってきているのが自分でわかります。またコロステロール高めかもしれません。まあ前回そういう結果になったのは血液検査があるとわかりつつ、就労中の検診で、出勤することすらできないので朝サラダ食べたりアサイードリンク飲んだりしたからなんですけどね、カフェオレもいつもどおり飲みました。だから当然かな。

 自分でも昨日の閲覧ベストテンのブログを読み返しました。一年前のわたしは疲れ果てて気力が失せていましたね。年末に帰省してから一か月は実家に引きこもり。妹と両親が眠るお墓の前で毎日夕方お参りにいっては泣き崩れていました。自分で自分をどうすればいいのかわからず泣くしかありませんでした。今日の帰り道、就労場所の最寄り駅へと向かう途中の交差点で信号待ちをしている間、空を見上げました。信号と街灯とビルの照明で、雲に覆われた空がみえました。この空のどこかに、お星さまになった妹と両親がいるんだなって思いました。わたしは生きる限り生き続ける、そう思いました。明日は雨かな。

 写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡へ向かう道から眺めた風景です。秋の緑がひろがっていました。

金曜日の夜なんですね

2016年11月25日 22時44分02秒 | 日記
 全く実感がありませんが金曜日の夜なんですね。土曜出勤、残り三回。祝日があってもなくてもどっちみちやっぱり長い。ほんとに長い一週間。次に向けて不安と緊張でいっぱいになっているので早く終わればいいのにと思いますがまだ終わらないんですね。大今日も吠えるように大声あげるは、こそこそと人の悪口を言っているわのオバチャンたちに内心うんざりなって、こんな寄せ集めメンバーで気やり方が定まっていないことをドタバタとやるのは本当にもうこりごりだと吐き気がしそうでした。こたえましたけどね、心の中ではもうげっそり。あー、やだやだ。次のところにもこういう自分勝手オバチャンいるんでしょうか。いやいや寄せ集めじゃないし、部門が違えばやっていることが全く違うので意地悪で自分勝手な人はいないと思いたいです。先週は13時30分からのお昼休憩が4回。今日久しぶりに11時30分からのお昼休憩でした。そうしたら午後が長くって、ドタバタ交代のタイミングの時間感覚がおかしくなっていることを自覚。オオボケしてしまい、同じ立場の人から冷ややかな目でみられました。お腹もなんかヘンな感じでわけわかんないし、毎日、毎週、一定のリズムを保つって大切なことなんですね。明日は朝から立ちっぱになるし、大きな声を出さなければならないし、きついなあ、長いなあ。一秒でも早く夕方になりますように。こんな仕事も同じ立場の人たちもほんとにもういいです。かんべんなり。

 昨夜は急にもう不要なモノが目にとまってしまい、気になり始めると片付けないではいられなくなりました。急遽、今日のごみの仲間入り。十年以上使っていないモノはもう要らないんですよね。断捨離が少しずつ進んでくると収納用品のスペースが空いてきて、小さな収納用品が不要になってきますが、少しずつ買いためたものだと思うと処分することができません。必要な人に譲れると一番いいのですが・・・。モノをためない極意は捨てるときのことを考える、収納用品を買わない。まだまだお別れしていきたいものが盛りだくさんですが、明日も出勤せねばなのでおあずけ。

 大阪で母親のネグレクトのために命を落とした幼い男の子の写真が朝日新聞デジタル版に掲載されています。涙がとまりません。おばあちゃんと一緒に暮らしていたら大切に育まれて幸せでしたね。救うことはできなかったのか、救える手立てがないはずはなかった命。その瞳は大人たちに何を訴えかけているのか、自分勝手で愚かな大人たちに何を教えてくれているのか。日本のタテ割り行政の限界と難しさを感じます。この子が教えてくれていることをわたしたちは救いとる義務があるのではないか。そんな想いにかられるだけで、わたしに何ができるわけでもありません。せめて御霊が安らかでありますようにと祈ります。それにしても、子どもが犠牲になる話が多すぎて、これは今の社会の有り様を映し出す鏡なのか。そんなことを想いながら、明日も出勤です。こういう仕組みが役に立つときがくるのか。

 昨日は訪問してくださった方が多かったですね。閲覧が700を超えてびっくり。大草原の小さな家への旅の写真が全く更新できず。やれるときにまたぼちぼちと。

 写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡の入口がみえてきました。

寒い夜、笑顔に癒されつつ

2016年11月24日 22時41分43秒 | 日記
外は寒い一日でしたね。地下にいるので外の様子がほとんどわかりませんが午後には雪交じりの雨から、普通に雨になり、夕方にはやんだようです。就寝中お手洗いで目がさめた時外は真っ暗。まだ時間があると思い、すっごい眠かったので二度寝する気満々で横になったらやがてアラームの音が。6時少し前に目がさめてしまっていたのでした。残念ながら起床のお時間。寒いし連休明けだし、久しぶりにいつもの電車を逃し遅めの出勤となりました。でも遅刻者ないです。わたし一度も遅刻していません。遅刻していませんが、遅いとかって怒られました、6月ごろの話ですが・・・。

 朝礼でお疲れ様会に出席する人、ってきかれたので、わたしともう一人行きたくないと言っていた正直ベースで話せる女性が手をあげませんでした。案の定、責任者の女性がきいーってなりました。これから、〇託になりたり人は〇託になったら懇親会費が徴収されるし、幹事をやったりするのも仕事のひとつですから、ってすっごいいやな言い方されました。でも今は契約期間が最初から決まっていて働く立場だし、〇託の募集にわたしはひとつも応募していないし次はアルバイトだし、どうこう言われる筋合いはないので気にしない、気にしない、流します。あの方の言うことは気にしちゃいけない、できるだけストレスになることはさけた方がいいって一昨日電話した今の仕事を進めてくれた方にも言われました。あと一か月と二日。気にしない、気にしない。他の人たちに、最後なのに行かないの、って間違いなく陰で言われますけどね、きこえなかったらいい。気持ちは次のことへと向いているのでもういいです。とはいってもあと一か月と二日、長いですけどね。長いんだ、土曜出勤があと三回も・・・。

 昨日はNHKのミュージカル三昧をずっと聞き流していました。お隣への音漏れが気になるのであんまり大きな音では流せないのでイヤホンしながら、食事の支度と片付けと夕方の買い物以外はなんとか。そうそうたるメンバーの登場。耳だけだと声が素敵なのだあらためてよくわかりました。平原綾香さんの「ラブネバ―ダイ」新妻聖子さんの「命をあげよう」田代万里生さんの「僕の願い」のスタジオライブ。録音で登場した井上芳雄さんのCDで「最後のダンス」山崎育三郎さんのCDで「ぼくこそ音楽」。最後の育三郎さんのコーナーには、なんと大河ドラマの撮影を終えたばかりの芳雄さんと、その前に登場した濱田めぐみさん、橋本さとしさんが乱入してトーク炸裂。すっごい賑やか。芳雄さん「一緒にユニットやっているのでリーダーとしてはほっとくわけにはいかない」(うろおぼえ)育三郎さんの「僕のコーナーなので早く帰ってもらえますか」がおかしくって、おかしくって。なんかこうやってつながっているのっていいですね。濱めぐさんはもうさすがでございました。出演中のミュージカルの音源がもうあって歌うまいし、橋本さんはキャラこいし。公演もふくめて朝から一緒だったというお二人ですが、お疲れ知らずのパワー全開。舞台って、ミュージカルっていいですね。ほんとに心のエネルギーもらっています。

 色々とやりたいことあれど、片付けたいことあれど明日も明後日も出勤なり。

 写真は『スマイルマーメイド』稽古中の清史郎君。青井翔太さんのツィッターよりお借りしました。まだ一段と大人になったかな。でもかわいい。もうすぐ会えます。楽しみー。劇場の場所を調べなければね。明日はさらに寒いとなー。ふんばるしかないですがな、はあ。

土曜出勤、あと三回

2016年11月23日 21時33分07秒 | 日記
 終わってしまえばあっという間だったと感じるのかもしれませんが、土曜出勤があと三回、長いです。気持ちは次へと向いているし、寄せ集めのメンバーで、ドタバタのこんな仕事はもういいので長いです。明日は極寒。今夜は雪って、通勤時間帯にどうなるんでしょうか。いやですね、よりによって一度も遅刻していないのに遅いと言って叱られるような就労場所に行っているときに。今年は特に寒暖差が激しくて厳しいですね。夏はゲリラ豪雨、暴風雨、寒くなってきたらいきなり雪ですか、昨日はわりと温かだったのでわけわかんないです。あったかい飲み物が飲めないし、地下で冷え込みます。体にこたえるなあ。何を着ていけばいいんだか、荷物はどうすればいいんだか。

 色々と書きたいことあったようが気がしますが、断捨離と洗濯やら掃除やらちょっとがんばったら疲れちゃいました。観劇日記、美術館めぐり、卒論、本あれこれ・・・。また今度の休日に書ければと。

 写真は秋のプリンス・エドワード島。モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡の入口に向かおうとしているとこと。左手に公園みたいになっていて休憩所の屋根がみえています。紅葉と緑がきれいでした。

『黒執事』_11月22日(1)

2016年11月22日 23時46分42秒 | ミュージカル・舞台・映画
 朝方の地震で都心に行くのが不安増大になりましたが予定どおり、『黒執事』18時~を観劇してきました。テーマが重かったですが、エンターテイメント性が高い舞台で楽しめました。古川雄大さん、ルドルフでミュージカルデビューした時よりすごく歌が上手くなりました。歌がまだおぼつかない感じのはかなげな、線のすっごく細いルドルフもよかったですけどね・・・。白い手袋をはめて黒いタキシードを着こなしながら歌って踊る姿の、非現実的な雰囲気のまあ美しいこと。目福でございました。フライングもあったし、ダンスのシーンはロベスピエールを思い出し。(もう少し先にトート役できそうですけど、どうでしょうか・・・)。シエル坊ちゃんとの関係性も、なんというかちょっとご主人様に恋をしているような、そんな雰囲気も醸し出していてよかったです。シエルを演じる子役の内川君、もう一人の主役で台詞の量も多いし、高い演技力が求められる役所。よくこなしていて、すごいなと思いました。ドール役の設樂君もよかったです。声変りが始まる少し前の少年と少女がまじりあったような時期にすごくうまくはまっていました。

 まだチケットあるようですが、27日までにもう一回東京ドーム近くまで行くのはきついので、大千穐楽のライブビューイングに行こうかな。明日チケット確認。

 今年はほんとに舞台からエネルギーもらって一日一日を乗り越えている日々。あと一か月と二日じゃ。明日も休みぞい。今夜は考えない、考えない。どんだけへこまされても、ここまでやってきているわたし、えらいよ。

 重いテーマでしたが、希望がもてるような終わり方になっていたのに救いを感じた舞台でした。

 写真は、シアターガイドより転用しています。(古川さんセバスチャンと内川君シエル)。