たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(5)

2020年08月31日 23時04分58秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月29日:THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(4)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/1c8e8fa65310769857352011d223c842

2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294

2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104

『レ・ミゼラブル』より

「オン・マイ・オウン

 また、あたし一人 行く処もないわ
 暖かい家も あたしどこにもない
 もう夜だね 今、夢をみよう
 人みな眠る夜 一人で歩こう
 あの人思えば幸せなれるよ
 街は眠り あたしは目覚める

 一人でも二人だわ
 いない人に抱かれて
 一人、朝まで歩く
 道に迷えば見つけてくれるわ
 雨の歩道は銀色 川も妖しく光る
 闇は樹に星明り
 見えるのはどこまでも二人だけ

 知ってる、夢見るだけ
 話相手は自分だよ
 あの人、何も知らない だけど道はある
 愛してる でも、夜明けにはいない
 川もただの川
 あの人 いない世界は
 街も樹もどこも他人ばかりよ

 愛しても思い知らされる
 一生 夢見るだけさ
 あの人、あたしを要らない
 幸せの世界に縁などない

 愛してる 愛してる 愛してる
 でも一人さ」


 Program C千穐楽、ライブ配信でしたが生で島田歌穂さんエポニーヌの「オン・マイ・オウン」をこの世にいる間にまた聴くことができるとは思ってもいませんでした。1987年日本初演『レ・ミゼラブル』のオーディションから生まれた大スター。そのあとのトークコーナーで井上芳雄さんがわたしたちの気持ちを代表していってくれていましたが、「幸せの世界に縁などない~♪」のあとの余韻がすごかった。帝国劇場に流れた静寂のひととき、帝国劇場という空間がふるえていました。あの大きな空間を静寂でうめることができる力のすごさよ。マリウスへの届かぬ想い、幼い頃とはコゼットと立場が逆転し、幸うすかったエポニーヌ、バリケード戦でマリウスをかばって命尽きたエポニーヌ、舞台の光景が頭の中によみがえりました。歌詞が沁みます。帝国劇場の思い出は?と芳雄さんにきかれると、「『レ・ミゼラブル』初演から1,000回以上演じた、帝国劇場に育てていただいた、初日の光景が今もよみがえってくる」と。芳雄さんとは『ナインツテイル』のコンサートでも一緒だったんですね、「この前会ったばかり、KTで一緒だった」というやりとりがありました。お母様が宝塚OGだと以前どこかで読んだことがあります。まあ様(朝夏まなとさん)がインスタグラムに宝塚時代歌穂さんに歌唱指導を受けたことがあったと書いています。年齢をかさねてさらに深くなった歌声。「サウンド・オブ・ミュージック」も初日とはまったく別の世界でした。









『レ・ミゼラブル』オリジナル版https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/20464872ca3653dfff849dab9a708e4a

ミュージカル『るろうに剣心-京都編』-全公演中止

2020年08月30日 23時44分16秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『るろうに剣心-京都編』-全公演中止
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/f697ba54f4c98d037f1ce27d46d160ad

28日の公式発表を受けて、加藤清史郎君が本日インスタグラムを更新。

https://www.instagram.com/p/CEgYYHBFBJO/?igshid=hj9fhoc57srg

いつどんな言葉を届けてくれるのかと気になっていました。
『ニュージーズ』に続いて中止、どれほど悔しいだろうと思うと涙が出ました。
小池修一郎先生も鮫島拓馬さんも『ニュージーズ』に続いての中止。心がいたい。
中止の文字をこれ以上みるのはつらい。

清史郎君が悪いわけではないからどうかあやまらないでね。

また劇場で会える日を楽しみにしています。

その日が訪れるまで生き延びる、また日比谷に戻ってくる日まで生き延びる。

『黒い瞳』

2020年08月30日 17時32分06秒 | 宝塚
真琴つばさオフィシャルブログより、
「2019年2月12日;『黒い瞳』観劇ツアー」
https://ameblo.jp/makoto25th283/entry-12439588579.html


 昨年宙組で再々演されたのをライブビューイングで観てからもう一度観たいと思っていた、1998年月組『黒い瞳』、オンデマンド配信で視聴しています。ストーリーテラーとして勇気と愛と祈りの精を配した物語は、どこにも無駄がなくてわかりやすく、ぶつかり合ったり、愛しあったり、憎しみあったり、ねたんだり。人間の様々な感情が細やかに描き込まれている柴田侑宏先生の脚本は本当に秀逸。毎年必ずどこかで上演される柴田作品は宝塚の財産。宙組上演時、稽古場に顔を出されたのでしょうか。

昨年ネットで調べた月組キャストと宙組のキャスト。

ニコライ(地方貴族の少尉) 真琴つばさ  真風涼帆

マーシャ(ミロノフ大尉の娘) 風花舞   星風まどか

プガチョフ(反乱軍の将) 紫吹淳  愛月ひかる

シヴァーブリン少尉(貴族の少尉) 初風緑 桜木みなと

エカテリーナII世(ロシアの女帝) 千紘れいか 純矢ちとせ

サヴェーリィチ(ニコライの従僕) 未沙のえる 寿つかさ

ミロノフ大尉(ベロゴースク砦の連隊長) 立ともみ 松風輝

ヴァシリーサ(ミロノフ大尉の妻) 藤京子 美風舞良

マクシームィチ伍長(コサック出身の下士官) 
 
 樹里咲穂(宝塚)汐美真帆(東京) 蒼羽りく

ベロボロードフ(反乱軍の参謀) 真山葉瑠 澄輝さやと

トリオ(勇気) 嘉月絵理 秋音光

トリオ(愛)霧矢大夢 和希そら

トリオ(祈り)大和悠河 優希しおん

 わたしが月組を観劇したのは東京公演、1999年お正月でした。紫吹淳さんが休演でブカチョフを演じたのは新人公演でブカチョフにキャスティングされていたた大空祐飛さん。真琴つばささんを相手に壮絶な生き様、死に様を演じきっていたのが鮮烈でした。真琴つばささん、精悍な顔立ちはザ男役、いまみてもかっこいいです。風花舞ちゃんのマーシャ、ピンク色の衣装が似合っていて可愛い、ダンサーのかざはなちゃんの退団公演、謝珠栄さんの演出・振付で踊るシーンがふんだんにあります。さすがのダンス。月組と宙組を比較したいわけではなく、オンデマンド配信でしている宙組『黒い瞳』『VIVA!FESTA!』のナウオンステージの期限が明日までなので記憶をとどめておきたいところの備忘録。音楽の宝箱で月組の男役、貴澄隼人さん(2018年に退団)と千海華蘭さんが歌う「情熱の翼」、真琴つばささんが作詞した楽曲、聴いたことがある気がする、どこで聴いたのかとたどったら『黒い瞳』と共に上演されたショー『ル・ボレロ・ルージュ』でした。思い出しましたよ、マミさんの作詞が話題になったこと。

 月組と宙組で変更になったところ、蒼羽りくさんのマクシームィチ、コサック出身の下士官でベロゴースクの砦がコサックの反乱軍の手に落ちようとすると恋人を必死に逃がそうとして、マーシャから託された手紙をニコライに渡す役目をして、最後はニコライと敵対する立場になるもニコライをかばって撃たれる。月組初演では、樹里咲穂さん演じるマクシームィチ、最後の政府軍と反乱軍との戦いでニコライに銃を向けるも撃つことができず切りかかっていってニコライに倒されるという演出。これでは残酷すぎたかもしれません。

以下、宙組『黒い瞳』『VIVA!FESTA!』のナウオンステージより断片的に走り書き。

愛月ひかるさん;宙組で上演ときいたとき、ゆりかさんとまどかちゃんにかなり上位にランク
 インするぐらい似合っていると思った。
 ブカチョフは男らしい役でやりたいと言っている人が多いときく。男役を何年もをやってき
 てさらに低い声と深い声で芝居からそのまま歌をつなげていかなければならない。
 ブカチョフは負けるとわかっていても戦う、ブカチョフは勇気、芯のあるすごく大きな人。

和希そらさん;色々なドラマがある、それぞれの視点で楽しんでもらえる作品。
 先生から、愛はニコライ、勇気はブカチョフ、祈りはマーシャの象徴だと。
 裁判の場面は陪審員として登場。
 語り部としてはもっと個性がでていいと。

桜木みなとさん;ブカチョフに寝返るいやな役、シヴァーブリン少尉はいいところが一つも
 ない、救いようがない、こんな悪い人のせいですいませんと(ニコライとマーシャに謝る)
 それぞれの役の生きる力、進んでいくエネルギーがすごくよく出ている作品、そこでどう
 やって自分の色を出していけるかが勝負。嫌味なところをいかに出せるか。

愛月ひかるさん;シヴァーブリン少尉は最初あったとき握手しないの、すごくいやだ。

真風涼帆さん;(星風まどかちゃんに)途中けっこう会えない。ニコライはマーシャとブカチョ
 フから受ける影響がすごく大きい。

澄輝さやとさん;コサック、騎馬民族特有のものを最初歌でだすのがむずかしい。
 ブカチョフがニコライをつれてくるたびに、またこいつか、こいつを許すのかとブカチョフ
 に愛想が尽きてくる。

真風涼帆さん;危く、ニコライはベロボロードフに撃たれそうになるのでよけている。
 ニコライはけっこういろんなところでよけている。

澄輝さやとさん;でも当たってない。

愛月ひかるさん:ニコライが危ないとわかっている戦場にブカチョフに会いにくるのすごい。
 (星風まどかちゃんに)ほんとに危ないから(ニコライが行くのを)もっと真剣に止めた方がいい
 よ。

真風涼帆さん;ほんとに止めてほしかったよ。戦場シーン、何箇所かあるところがむずかしい、
 カウントとか。緻密で細やかだからちょっとでもひずみがくると・・・。
 盆がまわったりとか今回バージョンの演出がある。

愛月ひかるさん:戦場なんだけどいろんなドラマがみえるので面白い。

桜木みなとさん:みんな走り回っている。

政府軍と反乱軍が戦う最後のシーン、初演と再演ではあったニコライとブカチョフが戦うとこ
ろがなくなりただ見つめ合っている。
ニコライとブカチョフの馬車のシーン、映像に紙吹雪の雪がしきりに舞う演出。雪がどんどんすごくなってきている。大雪と愛月ひかるさん、ブーツの中にも入ると真風涼帆さん。
戦場なのに見つめあっているマクシームィチとバラーシカ、危ない。見守っていると真風涼帆さん。

マーシャが自分を守ろうとしてくれたニコライを救うためペテルブルグへと河をわたり、丘を越えて駆けていくシーンをダンスで表現した舞台。ダンスによる表現もみどろころ、月組は視聴期限まであと半月あるのでまた気がつくところもあるかな。


宙組博多座『黒い瞳』『VIVA! FESTA!』ライブビューイング
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4ed690c90d15a0e7063a4c1079a96a0f

宙組博多座『黒い瞳』『VIVA! FESTA!』ライブビューイング(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/32b17ff1d7d20606894d14d8c53b2d50

宙組博多座『黒い瞳』『VIVA!FESTA!』_ライブビューイング(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/39cf5729044aeb93da340c9fe8e945e2





花組『A Fairy Tale』『シャルム』

2020年08月29日 16時11分40秒 | 宝塚
2019年9月19日;宝塚大劇場は青空
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/7af74eb27de99abed060f34ae6a1f760

2019年9月19日;花組『青い薔薇の精』『シャルム』_みりおさんは妖精でした
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/188b563490843fa8070c02c0b36e51f3

2019年9月30日:花組『A Fairy Tale』『シャルム』_宝塚大劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/987306c990ffaf65c7bab469c0e593b8

2019年11月25日:花組『A Fairy Tale』『シャルム』_東京宝塚劇場千穐楽LV
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/2b4c844a8565d4634d3890fb4002228d


 『CASANOVA』で女性たちをときめかせていた明日海りおさんが、ベアトリーチェのような衣装を着て妖精、いや女神になっていた?テレビをもっていないので写真だけ。男役の面影がほぼなく宝塚を知らない人がみたら同じ人だとはわからないでしょうねっていうぐらい自然に真っ赤なドレスと口紅がお似合い。さすがに背は高いですがこんなに細い腕で娘役さんをリフトしていたのかとあらためてびっくり。『邪馬台国の風』の時だったかな、東京宝塚劇場の前で出待ちのファンから手紙をうけとるみりおさんの後ろ姿を遠巻きにみたことありますが、誰よりも細かった、風が吹くと飛んでしまうのではないかと心配になるぐらい細かった。在団17年、大好きな男役を一生懸命につらぬいた日々に悔いなしでしょうか。





 今さらですが、昨年9月の宝塚大劇場の写真をようやく整理できたので退団公演のことをもう少しだけ。『A Fairy Tale』、7月にオンデマンド配信でみたました。エリュ@明日海りおさんの変化を表現する衣装の青と白と色合いがすごく美しく生地にお金かかっているだろうなと思いました。あまり動きがないまま歌ってだけの場面が多いのは男役最後の舞台としてはもったいなかった感はぬぐい切れませんでした。

 庭師のニック@水美舞斗さんの存在感が、出番が少ないけれどしずかに光っていると思いました。フローレンス@城妃美玲さんへ思いを寄せながら、感情をあらわにすることなく、薔薇の花の手入れをしながら、いつもやさしくそばで見守り続けて、その姿をただ絵に描く。フローレンスはニックの思いに気づいていながら気づいていないようにニックに接していたのかもしれません。フローレンスのすごく綺麗で幸せに満ちた表情に、フローレンスが流行病であっけなく突然亡くなってしまうまので二人の幸せ時間が心に沁みました。マイティ、庭師の衣装でもわかる筋肉のつき具合、歌もダンスも芝居もほんとにうまくてなんだかもったいない。しろきみちゃん、『シャルム』で側転している場面があったのが印象的。キラキラキラキラ輝いていてもったいないと思ってしまいましたが納得の退団だったのかな。

 シャーロット@華優希ちゃんは母フローレンスの死と共にきびいしい境遇へとまっしぐら。子どもの頃のエリュとの思い出があるから生き延びることができたという晩年の言葉は、今の自分が聴くとまたちがう沁みこみ具合。『ポーの一族』のメリーベルが絶賛された華ちゃん、『あかねさす紫の花』では中大兄皇子の娘で大海人皇子に嫁ぎのちに持統天皇となる女性を演じていたのがうまかった。芝居の人ですね。

 宝塚愛が復活してから観劇した花組の中で、どうしちゃったのと思うぐらい内向きになっていると感じた舞台、みりおさんの退団公演ということに組子たちが委縮していたというかおされすぎていたというか、『シャルム』では退団公演らしくバトンを柚香光さん、瀬戸かずやさん、水美舞斗さんへとバトンをわたしていく場面が用意され、みりおさんも組子全員が囲んで歌う場面もありましたがあまり心に響いてきませんでした。熱いものが舞台上では会ったと思うのですが全部みりおさんに向かっていて客席を向いていなかったなあと。くらべるわけではないですが退団公演らしくなくもっとも退団公演らしかった星組がよすぎたと感じたのが正直なところ。なので今さらだし、これぐらいにしておきます。


『はいからさんが通る』、9月3日に公演再開を劇団が発表。5日の千穐楽はライブ配信とライブビューイングが予定されています。花組が元気だと宝塚が元気だと言われているそうです。3日間、はいからさんが無事に通れますように・・・。

サイトに掲載された劇団の感染予防対策、ここまでしないと社会の賛同を得ながら再開していくのはむずかしいのかと心がいたい。ここまでしても地域からの批判とか、同調圧力からの批判とかあるのでしょうね。インフルエンザにかかった人=悪ではないのに、陽性判定者=悪みたいになっていることがいちばんこわいと思います。

 西野淳先生、5カ月ぶりの仕事のリハーサル中腰を痛め椎間板ヘルニアと診断されたとのこと。指揮台に立ち続ける仕事は腰への負担も大きいですね。指揮台に立つ背中に滲み出るそれぞれの個性。二階席から指揮者の背中をみるのもひっくるめて舞台の楽しみ。生演奏復活の日が訪れることを祈りながら待ちます。

2019年9月19日(木)の宝塚大劇場

































スカイステージで星組『食聖』のぽっぷあっぷたいむ?を放送していました。

東京宝塚劇場公演を前に、役の衣装でホン@紅ゆずるさんのオーラがすごいと話す美稀千種さん、普通に話しているだけなのに面白い。音波みのりさんすごく綺麗、夫婦役を演じた輝咲玲央さんと紫月音寧さんは薬指に指輪をつけていて、こういうところから役をつくっていくのか、すごいなと思ったのでした。







 宝塚大劇場日帰りバスツアー、何回参加したかな、友の会や一般前売りでは手に入らないチケットを旅行会社手配のバスツアーだから手に入れることができました。こうしたバスツアーの是非については少し考えてしまうところがありましたが、日帰りできる距離で1年10カ月暮らしたことは唯一の納得、束の間の夢でした。阪急交通社の貸切は月組公演から復活するようですがバスツアーが戻ってくるのは何年も先かな。遠くなりましたがこの世にいる間に一度は新しい宝塚ホテルにゆっくり泊まってまた宝塚大劇場で観劇したいものです、この世にいる間にもう一度。

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(4)

2020年08月29日 00時29分58秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月27日;『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ba6ffe68dfc4303397fa7ba2d092ac03

2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294

2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104

 いっちゃん(一路真輝さん)、『王様と私』より「シャル・ウィ・ダンス?」をProgramAは今井清隆さんと、ProgramCは石井一孝さんとデュエット。いっちゃんの歌声が軽やかに弾むように踊っていました。

『王様と私』、1996年9月6日-29日日生劇場にて上演。わたしが観劇したのは、前楽のマチネだったかな。外に出るとまだ明るくて終演後に明るいのは苦手だなあと思った記憶があります。プログラムを買わなかったし、チケットは何度目かの引っ越しの際に断捨離してしまったのでおぼろげな記憶。チラシだけは長い間残していました。共演はその後2000年初演から2012年まで『エリザベート』でルキーニをシングルキャストで演じ続けた高嶋政宏さん、本田美奈子さんも出演していました。



2015年4月26日;なつかしの本田美奈子さん
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/07ac9127f0eaf4ac6a08d5245f4c4e59

 『南太平洋』より「すてきな人に恋してる」、ProgramC千穐楽の「恋してる~♪」はProgramAの初日よりもさらに可愛かったいっちゃん。はじけるような笑顔と弾む声、『王様と私』『エリザベート』との見事な演じ分けはさすがでした。

 『南太平洋』、1999年3月5日-4月18日青山劇場にて上演。共演は滝田栄さん。いわずと知れた日本初演『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン、ジャベール。この公演もプログラムを買わなかったし、チラシはスキャンする手立てを持たない時に断捨離してしまったようです。メルカリに出品される時代になったんですね。画像をみると記憶がよみがえってきます。学園もので活躍した松村雄基が初舞台、新人のみほこさんはその後活躍されたのか、テレビで人気だった伊藤俊人さんも出演、2002年に訃報をきいたときは驚いたことも記憶をたどっていて思い出しました。CDのジャケット写真はネットからひろいました。



 思い出をたぐりよせてみたら、『王様と私』より「シャル・ウィ・ダンス?」、『南太平洋』より「魅惑の宵」を2017年9月の35周年記念コンサートでも聴いていました。

2018年4月8日;一路さん35周年記念コンサート(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/680ce0d3fe024f002a5f621107043ee9

 ProgramAとProgramCに出演したいっちゃん、緊張感を保つため、ProgramBのライブ配信でみていたとのこと。

一路真輝オフィシャルブログより、
「帝劇コンサート全て終わりました」
https://ameblo.jp/ichiro-maki/

 井上芳雄さんもProgramBのライブ配信を家でみたと話していました。「こんなふうに映っているのかと」。WIFI環境があまりよくないという話だったかな。宙組の『FLYING SAPA』チームの多くが『壮麗帝』をライブ配信でみたとのこと。同じ舞台に立つことができなかったり劇場に行くことがむずかしい今こうしてキャスト同士も共有できるのがライブ配信のいいところ。

 同世代、勝手に一方的に懐かしい人に会ったような気持ちになるいっちゃん、歴史をたどってみると長くて時間かかりますね。また明日以降少しずつ。

 ささやかなブログへの訪問、ありがとうございます。
 

ミュージカル『るろうに剣心-京都編』-全公演中止

2020年08月28日 11時46分16秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年7月28日;ミュージカル『るろうに剣心-京都編』-配役発表
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4d58d5d80b41222c4495503d71953f6f

リモートで配役発表を行った『るろうに剣心』の全公演中止が発表されました。

「いまだに収束の兆し見えぬコロナの猛威のもと、密にならない立ち回りをお見せするのは本意では無く、
あるべき『るろうに剣心』をお客様にお届けするのは、この秋は難しいとの結論に至りました。
まことに残念ではございますが、みな様には、何卒ご理解いただけるようお願い申し上げます。

演出家 小池修一郎」

 『ニュージーズ』に続いてまた加藤清史郎君の舞台が遠のきました。宝塚退団後初舞台となるはずだったあーちゃん(綺咲愛里ちゃん)の初舞台も。仙名彩世さんも『ミス・サイゴン』全公演中止に続いてまた舞台がとんでしまいました。アンサンブルキャストもとんでしまった方が何人も。しんぼうのときはまだまだ続ていくのか。

 小池先生、東宝20周年の『エリザベート』全公演中止、『ニュージーズ』日生劇場と梅田芸術劇場公演中止。密を避け殺陣など、るろうに剣心ではない、最善のものを届けることができないなら上演しない。長年演出家として常に最善のものを届けるべくつとめてきた小池先生の凛とした姿勢、悔しいですよね。次に控えるのは早くて来年星組の『ロミオとジュリエット』?

 毎日ヤフーニュースにおどる△△県で感性数者〇〇人、わたしはその数字だけみても何もわからないのですが、ただいちばんこわいのはウィルスそのものではなく人のように思えてなりません。上垣聡先生はブログで日本の今のコロナ対策は間違っていると繰り返し書かれています。何を信じればいいのだろうと思います。

https://ameblo.jp/saty0221/entry-12620677668.html


 舞台は心の糧、生きるよすが。今上演中の舞台が、これから上演予定の舞台が無事に続いていくことを祈るのみ。


 

漂流していた手紙

2020年08月27日 20時43分02秒 | 祈り
「Mちゃんへ

 こうして手紙をあなたに向けて書くのは十数年ぶりですね。あなたが15年前突然逝ってしまってからははじめてのことです。今まではこわくてできませんでした。15年の歳月が流れ、やっと外に向かって語れるようになり、「自己」をテーマとして創作することになった時、ちょっときついかなと思いながら、思い切って手紙をしたためてみることにしました。投函することはありませんがきっといつもどこかで見守っていてくれるにちがいない、あなたのもとへ届くといいなと思います。わたしの話にちょっとだけ耳を傾けてやってください。

 15年前あなたの突然の死をきっかけに私の自分と向き合う本当の心の旅は始まりました。それまで自分という者を探求し、自分はこうなんだと思い込み、自分の周りに壁を築き上げ、これが自分なんだとわかったようなつもりになって、私は自分で創り上げた壁を守ることに必死になっていたように思います。けれど、その壁は突然人の死という事実を目の前に突きつけられた時、ガラガラと音を立てて崩れ去りました。あなたの死を伝えられ、音が消えて周囲が真っ白になった瞬間を今も忘れることはできません。自分を責めました。何通も手紙をくれましたよね。死を選ぶ一週間前には電話もくれましたよね。弱々しい声でした。あれは、お姉ちゃん助けてよ、というメッセージだったのではないか。そのメッセージに答えてやろうとするどころか疎ましくさえ思ってしまった。あの時答えてあげていたら・・・という自分を責め続けました。全てはあとになって思うことでした。なにがどうでこんなことになってしまったのか。その答えを見つけられたら、自分が背負わなければならなくなった荷物が少し軽くなるのではないかと錯覚していました。でも、その答えはどこにもありませんでした。答えはどこにもなく、また荷物が軽くなることもないのだとわかるまでに十年以上かかりました。物事の全てに説明のつく答えがあるわけではなく、あいまいなまま受けとめていかなければならないこともあるのだということを、カウンセラーの先生との関わりの中で学びました。

 カウンセラーの先生との出会い、先生が私のエンパワメントを信じ続けてくれたことが、今の私を支えてくれているように思います。先生とはじめて出会ったのは、あたなの死から1カ月か2カ月後のことだったでしょうか。何をどう受けとめればいいのかわけがわからず、ワラにすがる思いで相談室の扉を開けました。面接の間中泣き続けている私に、すごく苦しんだろうな、でも実家を出て一人暮らしができる、そういう力がある人なんだと先生は思ったそうです。先生は私を支え、寄り添い、一緒に歩み続けてくれました。そんな人にわたしもなれないだろうかという思いから、2年前には専門学校の通信教育を経て、精神保健福祉士という国家試験に合格しました。合格したらかといって、すぐ仕事に結びつくような資格ではなく、具体的にこれからどんんな方向へ進んでいけばいいのか、今は全く見えていません。色々な研修に出てみると福祉の世界の閉鎖性が垣間見えてきて、戸惑いさえおぼえています。自分が本当にしたいことは何だろうか。今はわりと暢気に英語で『赤毛のアン』を読んでみたり、雑学的に本を読んだりしながら、あらためて自分に問いかけ続けています。仕事には直結していないけれど、身をすりへらすような思いでがんばり続けたことでやっと自分を許せることができるようになり、責めさいなむ日々にピリオドを打てたことが今のわたしには大きな意味を持っています。

 一年前からは先生がご自身の通うプロテスタントの教会で月に一度始められた出会いのグループに通い自分を語っています。それまで先生との関わりの中でしか話せなかったことを語り、耳を傾けてくれる人達がいることで自分自身が解放されていっているように思います。

 おねえちゃん、もう泣かなくっていいよ、自分を責めたりしなくたっていいんだよ、そんなあなたの声がきこえる気がします。あなたの人生にどんな意味があったのか、それはあなた自身がわかっていればそれでいいのです。Mちゃん、突然の死はわたしにたくさんのことをおしえてくれました。それらを受けとめ、背負い続けながら、わたしはこれからも歩いていきます。私の中には、大きな樹が生えています。大地にしっかりと根っこをはやし、まっすぐ上に伸びていこうとする木です。その木を信じて立ち止まったり、戸惑ったりしながら歩き続けていきます。またいつか会える日まで見守っていてください。まだまだ話し足りない気もしますが、ひとまずこれにてペンをおきます。
 

  平成21年5月31日 たんぽぽ」

 6月にまた家を出るため荷物を整理した時に出てきた手紙。すっかり忘れていました。自分の中に真っすぐのびる木が生えていると感じたのはフォーカシング合宿での体験。こうして長い年月をかけて事実を受けとめることができるようになったと思いました。また振り出しに戻ってしまいました。自分で帰省の道を選んだことにより振り出しに戻してしまったという後悔。8年前母の旅立ちと共に天涯孤独となっていたことを知った帰省。結果的に弟と音信不通となった帰省。どこにいるのかとたずねてこないし、わたしも特に知らせていない。今のところ知らせるつもりはない。遺品整理にこだわり、走り続けてきたので人生の休息のつもりで選んだ帰省の道は、色々な意味で想定外に自分を苦しめることとなり肯定することが今のところほとんどできません。人生の半分以上を過ごした街に戻ってきて傷はさらに広がってしまったことを自覚。2年前の今頃は倒れそうになりながらもすっごい坂を歩いて訪問していました。戻ればまた同じようにできると思い込んでいました、できなくなっていることに気づいていませんでした。自死ということの重さに今またおぼれそうになりながら、ほとんど歩かない生活を送ってしまったことの大きさに愕然となり涙にくれる日々。あなたが援助職として今のあなたに出会ったらどんなことばをかけてあげることができるか、それがこれからのあなたがどうしていくかの答えだとは6年前ズタボロになったわたしの話を聴いてくれた相談員さんのことば。今また業務の範疇を超えてことばをくれています。なんだか人って哀しいですね。家族ってなんでしょうね、一生もがいても答えのでないわたしの人生の宿題。

 
 歯医者さんのついでに2年前まで暮らした街をようやく歩きました。息抜きによく利用していたハブに入りポイントカードの期限が来る前にまたポイントつけられました。買い物していた店の中を歩いたりしながら、自分はここで家賃払いながら暮らしていたことが幻のような感覚になったりもしますが、たしかにここが自分の日常でした。苦しいこと、悔しいこと、哀しいこと、愚かなことばかりでしたが楽しいこともたくさんありました。ほとんど歩かない生活に自分の体内リズムがどうやらくるってしまっているようだと気づいたは帰省してどれぐらいすぎた時だったか。年齢が高くなってから生活を大きくかえてしまうのは実際リスクが大きすぎました。歩けなくなっていることですっかり自信を失っているオドオド感が出てしまっているんでしょうね。想い出をたどりながら歩くことで自分を取り戻していこうとする日々。間に合っているのか今は不安ばかり。何を問われているのか、さまよい続ける日々。

 封筒に、クルト・レビン、社会心理学者、希望、とわたしメモっています。著書を読んだらそこには希望があるのかな・・・。

 漂流郵便局という宛先のない手紙を送ることのできる郵便局があると知ったのは数年前、友人からのメール。送ることでさまよい続ける想いは成仏できるでしょうか。

https://pop-man.com/mitoyo-3/

 


また連投、お恥ずかしいかぎりをさらけだしました。

訪問、ありがとうごさいます。

『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(3)

2020年08月27日 15時34分23秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月26日:『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6c0e904606fa7b7d1b42dcc5b2fc997c

2020年8月25日:『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bdafe974b05d7f7e7b6bb303c41d438b


2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294

2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104



『ルドル・ ザ・ラスト・キス』より、ProgramAではマリーを演じた和音美桜さんが「二人を信じて」、ProgramCではルドルフを演じた井上芳雄さんが「明日への道」。芳雄さん、自分から学ぶものはMCぐらいしかないって佐藤隆紀さんに言っていましたが、司会をやりながら誰よりも多く歌い、それぞれの役を生きた歌の演じ分けは素晴らしかったです。学生だったルドルフデビューから20年、言葉にならないものがあります。

『ルドルフ・ ザ・ラスト・キス』、2012年7月28日(土)、ソワレ、前楽を帝国劇場で観劇しました。プログラムを見返してみると、ウィーン発のミュージカル、演出のデヴィッド・ルヴォーはイギリス出身、音楽・原案・脚色はワイルドホーンさん。メロディーラインが美しい楽曲ですぐにルドルフの歌だとよみがえってきたことを納得。舞台と関係ないですが、たかこさん(和央ようかさん)とワイルドホーンさん、先日結婚5周年を迎えたとたかこさんのインスタにありました。おめでとうございます。

「マリー:二人を信じて

 ずっとわかっていたわ きっと 悩んでいると
 二人 めぐり遭えた ただの 恋でいいの
 どうかこの目を見て どうか怖れないで
 聞いて 心の声 そこに答えがあるわ

 信じるの 自分を
 息づく心 閉ざさないで
 信じて二人を

 夢みたすすべて叶えて 私と

 道は作ればいい 壁は 壊せばいい
 世界を変えたいなら ここから始めましょう

 信じてる 誰より
 自分で自分を縛らないで
 心開いて 理想のために尽くして 私と

 信じて 委ねて 自由を抱きしめて

 今日から二人で 強くなるのよ 闘うの
 心のままに 今こそすべて 解き放てばいい
 二人を信じて」


 「ルドルフ;明日への道

 我らは 未来の地図を描く
 明日という名の 道を築く
 あなた達こそが 時代の主役になる
 新たな世界 共に目指そう

 誰もが等しく 自由な社会
 望む自分に なれる時代
 われらが戦えば この手で勝ち取れる
 道は目の前 共に進もう

 人の意識が 時代を変える
 信じる強さが 力になる
 迷いも不安も脱ぎ捨てて立ち上がれ
 共に進もう 明日への道

 恐れずに 歩き出そう
 この手で明日を叶えよう
 前を見て 進もう共に
 そして目指そう
 自由な世界を

 だから今こそ 前進しよう
 希望の絆で ひとつになろう
 あなた達こそが 世界を動かす力」
 

 立ちはだかる壁を前に世界を変えることができなかったルドルフ、死をもって終わるのは敗北なのか。『ルドルフ ・ザ・ラスト・キス』、芳雄さんにルドルフをというのはもうむずかしいと思うのですが、また帝国劇場で上演してほしい作品。ゆん(古川雄大さん)ルドルフ、マリーは木下晴香ちゃんに演じてほしいというのがわたしの個人的な妄想。

「もし、ルドフルが生きていたら、第一次世界大戦は起きず、ヒットラー台頭も第二次世界大戦もなく、私たちは全く違う20世紀を経験したと言われる。それ程、歴史の鍵を握っていた大帝国の皇太子。彼が目指したもの、その描こうとした理想の社会はどうなったか。120年後の現実を見たら、彼は何と思うだろう。

 ルドルフの悲劇は、今もなお、私たちの世界の多くの疑問を投げかけている。」

(2012年公演プログラムより、翻訳・訳詞:竜真知子)

2015年6月23日;『Rudolf THE LAST KISS』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/45135e84129b86316971cd8d361fb088

2015年6月27日;『Rudolf THE LAST KISS』(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0389121ccdaaa6f0151a9edca882716a

2015年7月5日;『Rudolf THE LAST KISS』(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9076f2710406c22a2585d3820818130c

2015年7月14日;『Rudolf THE LAST KISS』(4)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/a335abc121ed1734448c63f5a98b1b15

(舞台写真は東宝公式ツィーターよりお借りしています。)

 今回のコンサートで、アンサンブをつとめた大月さゆさん、樺島麻美さん、柳本奈都子さんも出演されていました。大月さゆさん宝塚OG、『1789バスティーユの恋人たち』など随所で目をひきました。『ルドルフ~』では芳雄さんの従妹だったいっちゃん(一路真輝さん)が、『アンナ・カレーニナ』では愛人だった、初日から親子だって話しているけど実年齢はそれほど違わないっていうことを言いたかったトーク、「恋してる~♪」が千穐楽も可愛かったことなども書きたいですが長くなってきたのでまた明日以降書けるといいかな。

 2008年の初演『ルドルフ~』では笹本玲奈ちゃんがマリーを演じていたのですね。芳雄さんのルドルフ以外は脚本もキャストも変わった2012年の舞台。浦井健治くんがやっていたカッパ?とかいなくなっているって芳雄さんが話すのをみたのは東宝さんが公開したルドルフトークの映像だったかな?!







 

『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽(2)

2020年08月26日 12時29分05秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月25日;『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bdafe974b05d7f7e7b6bb303c41d438b

2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294

2020年8月14日ステージナタリーより 
「東宝ミュージカルの歴史たどる、帝劇「THE MUSICAL CONCERT」本日開幕帝国劇場」
https://natalie.mu/stage/news/392104

 最後に大地真央さんが歌い終わったあとオケメンバーが奏でる『マイ・フェア・レディ』の「踊り明かそう」、劇場でも配信でも一緒に体を揺らしたくなる心地よさ、オケのみなさん、舞台に戻ってくることができた悦びの音色。劇場という空間もふるえていました。配信でも伝わってくる生演奏の醍醐味。帝国劇場にオーケストラが戻ってきた奇跡のコンサート。断片的に少しずつ振り返っていこうと思います。
 
 Program Aでは和音美桜さんが歌った『回転木馬』より「もしも あなたを愛したら」、ジュリーが出会ったばかりのビリーに胸ときめかせる場面で歌われます。Program Cではソニンさん。これまで感情を爆発させる激しい役をみてきたので、意外な気がしましたが美しい歌声であっていると思いました。これからはこんな役もやってほしいなあ。

「あなたをもしも愛したなら
 わかって 欲しい
 言葉さえ 出てこないわ
 伝えたいの
 でも怖い
 今 時を逃したら
 あなたは
 愛にも 気付かずに
 消え去るでしょう
 もし あなたを
 愛したら」

 『回転木馬』、1995年7月1日から9月24日まで上演されました。このあと帝国劇場では上演されていないのかな。涼風真世さんのファンクラブに入会して予約、帝国劇場入口のファンクラブ受付でチケットを受け取ったことを思い出します。自分の中の歴史と重なる舞台。もがきにもがきながら生きていました。今もですが・・・。

2014年8月4日;ミュージカル『回転木馬』第一幕
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e9a779a0fea7c2a5124d0a7600732f25

2014年8月17日;ミュージカル『回転木馬』第二幕
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b4977e8d8713d3319511ab0d439d90e0

2014年8月19日:ミュージカル『回転木馬』第二幕_卒業式
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bbacb499748d478a4a1af4799413497b



(舞台写真は東宝公式ツィーターよりお借りしています。)







 ソニンさんの『モーツアルト』より「ダンスはやめられない」、5回の観劇で平野綾ちゃんコンスタンチェを観てきたのでソニンさんのコンスタンチェ、やっと会えました。階段に坐りながら歌う姿は地の底から湧きあがってくるようなコンスタンチェの感情の吐露。どちらがいいとかではなくWキャストの面白さ。

 「お前の未来は 暗いと言われた
  未来なんていらない
  姉さんは私だって 歌手になれると言う
  でも 時間が惜しいのよ
  夜はダンスに行くから
 
  ダンスは やめられない
  その時だけ 幸せになる
  燃えて 乗って 夢に溶ける
  流れる血に シャンパン
  髪にバラ

  もし彼が天に召され
  天国へ行っても 
  泣いたりなんかしないわ
  私流に弔うの
  毎晩 どこかへ踊りに行く
  止められないの
  生きて 愛し  夢に溶ける
  流れる血に シャンパン
  髪にバラを差して
 
 インスピレーション 与えなくては・・・」

 観劇した作品は舞台の情景が目の前に蘇ってくるコンサートでした。『モーツアルト』、リーヴァイ作品の楽曲の素晴らしさよ、また帝国劇場で会いたい。

2018年9月17日;2018年『モーツァルト』_コンスタンチェのこと
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/4310e8840b5d0d0ba09c8fa38bd39600







『ダンス オブ ヴァンパイア』より「フィナーレ」、Program Aは新妻聖子さん、Cはソニンさんでした。観劇したことないのですがノリノリのガッツがある楽曲、どこかでなんども聴いたことがあるような気がして、これは『ダンス オブ ヴァンパイア』の曲なのだと知ったのですがどこで聴いたのか、情けないことに頭の中が整理できていません。星組のショーにありましたっけ?違う? すぐに出てこなくて気になる、気になる。



 トークコーナーのソニンさん、4回分の話すことを考えていたのに「どう?ってきいてくれなかったじゃないの」と。「じゃあ、4回分から面白いところだけをまとめて」と芳雄さん。話し始めると涙が流れてきたソニンさん、6カ月ぶりの舞台、客席のお客さんをみると涙がこみあげてくると聞いていたけれど自分は6カ月あったことを感じないという内容でした。そのまま記憶できていない自分が残念ですが、色々な想いの人が集まる劇場は、生のその時の感情がすぐに蘇ってくる、だから6カ月あったことを全く感じない。話しながら「涙がでてきちゃった」と。それぞれの想いを抱えながら集うのが劇場であり舞台、キャストも観客も同じ想いなのだとしみじみうなづきました。

 アイドル時代のソニンさん、ごまきの弟とユニットを組んで歌番組に出ていた姿、ユニット解散後仲間由紀恵さん主演の月9ドラマに出ていた姿がおぼろげに記憶にあります。その後努力に努力を重ねられたのでしょう。東宝の舞台になくてはならないミュージカル役者へと成長。このコンサートでは聴けませんでしたが『1789バスティーユの恋人たち』のソレーヌも忘れ難し。シングルキャストでかなりハードでしたがソニンさんでなければやれない役どころ。平野綾ちゃんと同じ舞台に立っていたのが嬉しみ。こんな貴重なコンサートならではでした。

『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』-ProgramC千穐楽

2020年08月25日 23時51分25秒 | ミュージカル・舞台・映画
2020年8月23日ステージナタリーより、
帝劇「THE MUSICAL CONCERT」Program C、大地真央を迎えて開幕https://natalie.mu/stage/news/393294



 今日のためにプログラムBのライブ配信は我慢、13時をすぎても始まらないのであれっと思いながら更新をクリックしたら始まっていました。井上芳雄さんの登場から「モルガンお雪」は見逃してしまいました。WIFI環境ですかね、切れたりしないかとドキドキします。

 スペシャルゲストは大地真央さん、お花を散らしたような華やかな衣装で『マイ・フェア・レディ』の「踊り明かそう」を歌う姿はまぶしいほどにキラキラと光り輝いていました。喉が高音はちょっと苦しいかなという感じもありましたが照明よりもまぶしいオーラはさすがとしか言いようがありません。衣装が不思議でどうなっているのかと思ったら、芳雄さんもそうとう不思議だったみたいです。「ほんとに不思議な衣装、どうなっているのか」となんども首をかしげていました。みなさん着こなせますか?と客席にふる芳雄さん。神様に選ばれし方にしか着こなせない衣装ですね。カーテンコールの最後、こんな状況の時にこうして帝国劇場でみなさんとお会いできてほんとに嬉しいと涙を流されていました。『ローマの休日』初演のとき大変だったのよっていうトークなど、ゆるゆるのペースにポイントでしっかり返している芳雄さん、さすがでした。司会でごはん食べていける?

 2016年5月、帝国劇場『1789バスティーユの恋人たち』の終演後、劇場の前で真央さんをお見かけしたことは忘れられない思い出。花ちゃんがブログに書いているこの日、自分もブログに書いていました。私を含め数人が気づいて立ち止まっていたところ笑顔で手を振ってくれました。ものすごく小さいお顔、黒でコーディネート、車に乗り込む時の揃えた両足が細くてきれい。キラキラオーラがあふれていました。


花總まりオフィシャルブログ、
2016年5月12日;ご観劇!
https://ameblo.jp/hanafusa-mari/entry-12159645390.html


2016年5月12日;『1789バスティーユの恋人たち』_5月12日観劇

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5d4fd0c8958262a2c21764ac18f45886

島田歌穂さんのエポニーヌ、ソニンさんのコンスタンチェ、平野綾ちゃんのベス、石井一孝さんのクリス、佐藤隆紀さんのフランツ、聴き応えのありすぎるキャスト陣にまたまた心が躍った大千穐楽。生演奏でこんな素晴らしい歌声を届けられた劇場はよろこびに震えているだろうなと思いました。色々な想いがつまった生の感覚こそが舞台だということをソニンさんが涙ながらに話していました。観客もキャストも想いは同じ。無事に千穐楽まで辿りつくことができてよかったです。

このセット、東宝映画のオープニングとエンディングで流れる東宝のマークを模しているんですね。舞台装置、照明が美しく映えているとあらためて息をのみました。松井るみさん、すぐに思い出せるところでは宝塚の『ハンナのお花屋さん』のセットが美しかったこと。



また連投しているので、色々と想いがあふれてとまりませんが明日以降にします。
長々と失礼しました。