ラスベガス銃撃事件で改めて米国の銃社会の恐ろしさを感じた。これだけの事件を起こしてもトランプ大統領は銃規制は全く触れない。あのオバマ前大統領が懸命に銃規制をやろうとしたが全米ライフル協会の反対で挫折をした。
以前ブログで「英国のシンクタンク、経済平和研究所(IEP)が先ごろ発表した2017年度世界平和度指数によると、世界の平和度はこの1年でやや上昇したという。調査対象163か国のうち、前回の調査結果と比べて平和度が高まったのは93か国、低下したのは68か国だった。調査対象国の中で最も大きく順位を下げたのは、米国だった。前回から11ランク下げて、114位となっている。銃社会で毎日何人か射殺されてるという報道を見ると、海外旅行先から米国を先ず外すのが穏当だ」と書いた。
にもかかわらず驚いたことに日本の高校生が修学旅行でラスベガスに滞在していた。幸い今回の事件には巻き込まれなかったが、紙一重であったことは間違いない。どうして修学旅行の目的地だったのか、報道ではわからない。
修学旅行の目的は外国文化や外国人と接し、幅広い知識を得ることで卒業後の人生に少しでも役立たせることだ。ラスベガスは近年シニアライフをおくる場所として脚光を浴びているが、産業は賭博や銃撃を受けたエンターテインメントが主流だ。何故父兄は反対しないで生徒を送り出したのだろうか?また時々見聞きする修学旅行の目的地がハワイであったりグアムであったりするが、どうしてそうなるのであろうか?
費用対効果を考えると、日本にとって重要な東南アジア地域のインドネシア、タイ等の諸国を訪れ、先方の文化に触れ、かつ学生との交流など見聞を広めることがふさわしいのではないだろうか?