今日は午後、日本中が沸き返えった。今度のピョンチャンオリンピックほど政治に利用されたオリンピックはなかった。北朝鮮は今の苦境を打開しようと、南北融和を掲げ多くの応援団、演劇ショウ団を送り込み、何とか日米韓の離反を図ろうとした。その費用は全て韓国が負担したと云うから恥も外聞も無い。韓国政府がそれに乗らないように安倍首相が開会式に出たことも政治利用で、米韓の軍事演習を遂行せよと安倍首相はムン・ジェイン大統領に言って、内政干渉と言われて帰国した。中国の習近平主席はそうした空気を読み、出席しなかった。
不愉快極まるオリンピックだったが、今日で一変した。アキレス腱を切り、2か月も治療していて今年になってようやく氷上に立てた羽生結弦が期待どおり金メダルに輝いたからだ。後輩の宇野昌磨が銀メダルという史上初のワンツゥフィニッシュととなり、近年にないめでたいことで、久しぶりに日本中が沸いた。羽生の演技を見ていたが、誰もが長い演技のフリー後半を固唾をのんで見ていた。曲目の安倍晴明が羽生に乗り移ったような感じがした。
ここまでの羽生自身の心身の苦労は並大抵ではなかったと思うが、それを支えた医者、トレーナー、コーチ一体となったチームの功績も讃えられるべきだろう。偉大なアスリートの陰にはそれを支える人々がいることを再認識した。