行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

大卒初任給30万時代へ

2025-01-20 23:47:59 | 労働
三井不動産が大卒初任給を4月に3%増の32万円にと発表したら、大和ハウス工業は4月から大卒初任給を10万円程度引き上げ35万円前後とするとし、何と2024年4月時点から4割増だ。三井不動産など大手デベロッパーを上回って、建設・不動産業界で最高水準となる。さらに全社員を対象に賞与を含めた給与を年収ベースで約10%上げる計画の一環で、処遇を一段と改善して人材を引き付けたい考えとの報道。いよいよ初任給30万円時代が到来した。
初任給を上げると年功序列賃金だと賃金曲線を上方にシフトしなければならないがそれでは人件費増が大きく、防ぐためには賃金カーブは寝ることになり、中高年層が割を食うことになる。
2024年度までの過去3年間で主要企業の平均初任給は約9%上昇し、賃金全体の伸び率を1ポイント以上上回る。すでに賃金制度自体をかなり見直していることが想像される。

大卒の皆さん、初任給に目をくらますこと無く、その企業の賃金制度をよく研究することが必要だ。



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