思いがけない数々の転回、先ずこの時期安定している北海道、小樽の天気が今年は激変し荒天で不運で涙をのんだ選手、救われた選手が続出した。
雷雲接近のため、午前10時26分に競技中断となっていた最終ラウンドは天候の回復が見込めないため、競技中止となり、本大会は54ホールの短縮競技となった。最終ラウンド前半12アンダーまで伸ばして首位に立った上田桃子は天候に泣いた。この実績はフイとなった。
第3ラウンド終了時に通算9アンダーで申ジエ(35)、菊池絵理香(35)、岩井明愛(21)が首位に並び、5時間の中断を挟んでプレーオフ再開となった。天候の関係か17番ショートホールで行われ、菊地絵理香はプレーオフ1ホール目、ティーショットはグリーン手前のラフ、2打目で2メートルに寄せる。申ジエ、岩井明がパーパットを外した後、落ち着いてパーセーブして優勝を決めた。北海道出身の菊地絵理香にゴルフの神様が微笑んだ。
第3ラウンドは14番ホールまで11アンダ-で首位を固めた岩井が優位に立ったが、17番170ヤードショートホールでバンカーに入れ、ボギー、18番でも短いパットを外し、9アンダーに後退、申ジエは18番で4mのバーディーを沈め、9アンダーにし、勢いがあった。
岩井は印象の悪い17番でのプレーオフ、またもバンカーに入れてしまいボギー。18番でプレーオフをやっていれば飛距離のある岩井には優利だった。勢いのあった申ジエは3人の中でただ1人パーオンし、断然有利と思えたが、短いパーパットを外すという思いがけないことが起きた。菊池は第3ランド11位でスタートしながら、5バーディで首位に追いき、岩井と申の競り合いに割りこんで優勝をさらった。
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