ホンダが高級セダン「レジェンド」の生産を今月末、同「インスパイア」については来月末に、相次いで中止するとの報道。国内セダン需要の縮小に伴って販売が年間1000台を割り込む状況が続いているためで、エコカー補助金や減税の影響で販売が好調な小型車「フィット」や軽自動車に経営資源の集中を図る決断をした。
脱原発にしろ脱原発依存ににしろ、日本のエネルギー政策は省エネの基本に帰ることが重要だ。自動車の省エネはその中の柱で、国会議員の公用車も都知事の乗る公用車も小型車で充分だ。日本の都会の道路は狭く、大型車は不便だ。以前、私の友人で伊丹市の議長になり、公用車が毎朝迎えに来ることになったが、道路が狭く自分の家まで来られないので、自転車通勤を続けていると笑っていたが、東京でも杉並や世田谷に入ると小型車のありがたさがよく判る。
我が家のマイカーは小型車だがエコカー補助金対象外であった。重量が軽すぎるというのが理由で、セールスは重い小型車を進めたが4つ星なら補助金が貰えると思っていただけに不思議なことも有るものだ。リッター当たり20kmも走らない車に補助金を出すことはないだろう。省エネは絶対値で考えるべきで、改善度合いで考える時代ではない。
こうした中でホンダの戦略転換は英断と言える。
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