行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ヴェネツィアでの心配

2010-06-14 15:35:45 | Weblog
10年ぶりでヴェネツィアを訪れた。サン・マルコ広場は各国の言葉が飛び交い、大変な賑わいだ。中国語が加わったせいか東洋系がなんとなく目立ち、時代の流れを感じる。

初めて、ゴンドラ船に乗ってみた。細い運河の中まではいれるのでヴェネツィアの暮らしぶりがのぞけると思った。
朝早い時間のためゴミの収集船にまず出くわした。各家庭からのゴミ袋を手押し車で運河まで運び、ゴミ収集船で処理場へ運んでいた。
車が使えないということは人手がかかり費用がかかることになる。
飲料水から食料まで商品の仕入れも船で小分けしてやっていた。これも費用がかかる。

ガイドがこの島は25年で1m沈んでいると言っていたが、もっと現実の問題がある。それはゴンドラで回った水路沿線に廃屋が結構あることで、そこから水路が毀損される恐れがある。またネズミや鳩の巣になっているのではないだろうか

ゴンドラの船頭達の休むことなく続くおしゃべりを聞きながら世界遺産で生計を立てているヴェネツィアの将来を思った。
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