このところ、女子プロゴルフツアーではベテランの活躍が目立つ、昨年は西郷真央、山下美夢有、川崎春花、今年に入ると岩井ツインズ、桜井心那など若手が女子プロゴルフを盛り上げてきた。そうした若手の活躍に闘志を燃やしたのが先の日本女子オープンでの両エリカの息の詰まるような技と力の闘いだった。森田遙香も27歳、長い間優勝から遠ざかっていた。日本オープンでは両エリカに刺激されたか久しぶりに7アンダーで5位にくい込み存在感を見せた。
その好調をそのまま持続し、6年ぶりの優勝を引き寄せた。最終ラウンド緊張のためか後半ショットが身体が開き気味で右に曲がり出した。13アンダーでむかえた17番ではドライバーが右OBゾーンへ、幸い木にあたり、ボールはフェアウエイへ,パーを確保した。初優勝を何としてもと安田祐香(23)は14,15番でバーディをとり11アンダーに伸ばし、森田に迫っていた。もし森田が17番でOBだったら優勝はどうなっていたか判らない。
ゴルフの神様が最終ラウンドノーボギーで耐えている森田に微笑んだのかも、11アンダー・2位に安田祐香、10アンダー・3位タイに柏原明日架と、これまでの上位常連とは異なり、女子プロの裾の広さを示した。先週女王に輝いた原英莉花は5アンダー28位に終わったが、専属のキャディが過労のためピンチヒッターキャディに、キャディの力は侮れない。選手とキャディのコミュニケーションは微妙だ。時には選手を鼓舞しなければならないがキャディが父親や母親の時は行き過ぎると親子関係がギスギスしてくる。選手はプロなので、必要な時にアドバイスをしてもらうのがベストだが、タイミングとか長年の付き合いで築き上げていかなくてはならない。
先の日本女子オープンでは上田桃子のキャディは菊池絵里香の旦那、奥さんのことを気にするなとは無理だろう。どんな気持ちでキャディをしたか聞いてみたいものだ。
次回は誰がのし上がるか楽しみ
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