行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

民主党の中の原理主義者と動かない政府

2010-08-23 23:25:17 | Weblog
9月14日に民主党の代表選挙が予定されてるせいか、民主党の中の原理主義者達が信じられないことを言い出している。先の総選挙の時のマニフェストに戻れと言い、実行できないのは実力のある人間が首相でないからだと主張している。政権を取って鳩山内閣が呻吟した原因は、普天間問題が大きい。また多くのマニフェスト項目がその通り実行できなかったのは財源が16兆ひねり出すところ,1兆円しか出てこなかったところにある。背景は脱官僚が実際にはかけ声だけだったからだ。それだけ日本の官僚組織は強固なのだ。

しかし、これまでの内閣とは違い、かなり透明性が確保され、国家財政の危機的状況については国民の理解が進み、無駄遣いの排除と消費税の増についてはかなり理解が進んだ。従って、マニフェスト通りにやれという声より、現実に合わせてマニフェストをどう修正するかということが重要だろう。例えば子供手当にしても現金給付は半分で保育所の建設など現物給付を考えるべしと言う声は大きい。

マニフェスト通りにやれと言うのは1年近く政権を取って、試行錯誤をした経験に目をつぶることになる。何も学べなければ猿より劣る。
一方政府の方は円高危機というのにイライラするほど動きが鈍い。雇用問題は民主党政権の最重要項目、1年以上の失業者は118万人といっこうに改善されてない。日銀にしても同じで、米国のFRB議長は議会に良く通い証言をするが、白川総裁は菅総理と本日電話をしたぐらいでニュースになる。首相官邸と千石町は車なら10分もかからない。何故官邸に行かないのだろうか?この調子なら、外国勢は安心して円を買える。
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