東京オリンピックの事業費は当初7340億円だったのがいつの間にか2兆円(森組織委員会委員長)になり3兆円(舛添前都知事)とあれよあれよと膨らみ、小池都知事が選挙戦でその透明化を訴えた。土建国家の面目躍如たるものがあり、そのからくりが国民の前に明らかにされることを期待したい。
今日のニュースで八ッ場ダムの事業費が当初の2.5倍に膨らむことが判明、蟻地獄のような公共工事で、一度は取りやめと民主党内閣が英断を下したが、その後の土建勢力と群馬県の圧力で自民党内閣は復活を策動した。ところが国土交通省は更に720億円増やし事業費は当初2110億円を2.5倍の5320億円に変更するとした。
だいたい公共事業は予算で収まることはなく、その原因は「計画外の余分な事業を付け加える。コストが上がってる?。平然と見込み違いがあった」といった内容で今回もデフレだというのに単価が上がっている(233億円)。安全対策を施した(141億円)。地質の見込み違い(202億円)で720億円余分にかかると言い責任は一切触れずだ。今後いくら増額(皆税金)になるか判らない。私は何回か現地の吾妻渓谷を訪れたが、ダムによる自然破壊は目に余るものがある。今からでも建設を中止し、渓谷美の水没を防ぐべし。
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