華やかな宝塚の舞台からは想像ができない踊り子のやりきれない自殺事件、事業者や経営者は従業員のメンタルヘルスに向き合うべきだ。
メンタルヘルスに1980年代から取り組んできた生産性本部が第11回「メンタルヘルスの取り組みに関する企業アンケート調査」結果を9日発表した。企業の人事担当から見た従業員のメンタルヘルスの現状と組織の状況についての調査で「心の病」が最も多い年齢層について、何と10~20代との回答が43.9%に急増し、過去最多。初めて30代(26.8%)を上回り、「心の病」が最も多い世代となった。責任が重い中高年層かと思っていたが意外と若い人という結果に驚いたが、宝塚事件で裏付けた。直近3年間において「心の病」が「増加傾向」と回答した割合は45.0%となり、「横ばい」と並んで最多という結果で、最近流行りのウェルビーイングの前提がメンタルヘルスだろう。
これからという10~20代の自殺行動は何としても防がなければならない。労使で有効なカウンセリング体制の構築に全力で邁進すべきだ。また職場のメンタルヘルス調査も定期的に実施し、未然に防ぐ環境を整えることが肝心だ。
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