2打差の首位で出た西郷真央、最終組は鈴木愛、小祝さくらとの豪華メンバー、誰が優勝してもおかしくない激闘を制したのは、長い不調から復活した西郷だった。後半17番、3打差で追う鈴木はバーディを狙い乾坤一擲のピンを狙うショット、距離はピタリだったが、わずかに左に外し、池に転がり落ちてしまった。シード権確保で必死の木村彩子はノーボギー5バーディで追い上げ、3打差で2位。
西郷はショットが安定し,パットはスライスラインの長いパットが入った。15番でバーディをとり16アンダーとし、17番で鈴木の池ポチャを見て、17,18の難しいホールをパーでなんなく逃げ切り、2位に3打差をつけて、昨年5月のブリヂストンレディス以来、約1年半ぶりとなる復活の6勝目を飾った。
西郷は昨年、開幕から出場して10戦5勝という快進撃を続けていたが、寝違えが原因でフォームを乱し、最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでは最下位で、しかも35オーバーという成績、あの時はまさか見間違えではとさえ思った。今季は9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックから3戦連続トップ3入り。8月のCATレディースでは蛭田とのプレーオフにもつれ込んだが、惜しくも敗れて2位だった。周囲の励ましもあり、よく我慢して復活した。
女子プロゴルフは新人が湧いて出るほどいると感じたのが、ベスト10位に入った高1の中嶋月葉(16)、予選を通過するどころか9アンダーで堂々の10位、 鈴木愛が29歳だから選手の層の幅がさらに広がった。プロテスト合格1位の清本美波(17)、2位の全米女子アマチュアゴルフ選手権優勝の馬場咲希(18)高校3年生に続く高校生だ。
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