花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

東京の夏休み~小石川後楽園~2

2008-08-26 | 花・風景・旅・他
去年から読み始めた塩野七生さんの「ローマ人の物語」、文庫本全31巻のうち、13巻を読み終えました。
単行本では全15巻のうち5冊目の終わりにあたります。 まだまだ半分にも追いつきません。なんたってまだ紀元前ですから。

共和政から帝政に変わる区切りともいえるそれはユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の巻の終わりでもあるのですが、暗殺されたところではなく後継者争いが終結してこれから初代皇帝の政治が始まるという場面をカエサルの政治の終わりとして閉じています。


書き方に好き嫌いはあるかもしれませんが、歴史の流れの中の主たる登場人物をそれぞれ主役に持ち上げてヒーローのように書いているので歴史物なんだけど物語として楽しめます。

主役になった人物たちに著者が「惚れこんでるな」とその都度思わせるごとに読んでいる方も冷静に歴史を捉えるよりいつの間にかその主人公のファンになってしまうようです。
何より、ユリウスカエサルの巻に至っては著者の永遠の心の恋人とも感じられる文面がどっさり出てきます。


といったところで、ここまで読んでちょっと力が抜けてしまった~。
この先、パクス・ロマーナ(ローマの平和)の章に行くかどうか??? しばらく休憩してから考えます。




では、小石川後楽園<その2>は生きもの編です。
植物だって生きているもの、ですけどね。

"動くもの"です






のっけから・・・抜け殻は生き物じゃないとか
つっこまないでください




夏に間に合ったね・・・


セミの声は
時を惜しむように
必死に鳴いているよう


長い長い間地中で時を待って
ようやく明るい世界に出たとたん
終わりを迎えてしまうことを
人ははかないと哀れんでいるけど
セミが地中と地上とどちらが幸せかなんてわからない
















しおからとんぼの名前はオスの体の色が塩をふいたように見えるところから、と
言われているようだけど、それならナゼ「しおとんぼ」じゃないのかしら?

塩柄?塩殻?

メスは麦色なんですってね




























この日の私の出で立ちは
ツバの大きな帽子
半袖のスポーツシャツ
黒の手の甲まで隠れる腕カバー

お庭の手入れのおばさま方にも負けてません!





虫は大の苦手

蝶も遠くで見るにはいいけれど
1m以内に近づかれると逃げ出すシマツ

それがファインダーをのぞくと
これでもかというほど近づけてしまう不思議


しかし・・・幼年期にはできるだけお会いしたくないもので