オラリアの生活は2年目?で突然終止符が打たれた。
祖父母の大家族がオラリアを売却して財産を分け合い兄弟たちが独立することになった。
原因は瓦、煉瓦をつくる粘土が尽きてきたからである。
不要になった作業場を解体中、板壁から解体したため支柱が瓦屋根の重みでつぶれて、建物が大音響と共に倒壊した。
Y叔父と息子の幸吉が瓦礫の下敷きになり叔父は腰を打って長期療養となった。
いとこはカスリ傷ですんだ。
わたしは玩具の取り合いに負けて外に出たため間一髪で難を逃れた。
開拓地の街づくり事業で急成長した一族が核家族となって方方に散っていった。
叔父たちは若かったがみな開拓精神旺盛だった。
子育てと新しい事業に果敢に挑戦していった。
わが家だけは後ろ向きで帰国請願運動の渦中にいた。
その伝手で同志のNさんのファゼンダ(契約農を多数擁する大農場)に移った。
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