アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

リズム「てんでんこ」でぴったりアンサンブル

2025年02月15日 | ピアノ
今日は、ピアソラ/鮫(エスクアロ)の合わせ練習に行ってきました。

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これまでいろんな曲を鍵ハモで吹いてピアノと合わせてきましたが
この曲はこれまでの最高難度です、間違いなく。

というわけで、ここんとこ自分的にはけっこうマメに練習していたのですが吹けるようになっていないところもあれこれ…やばい


合わせてみたとき、まず最初のほう(問題なかろうと思っていたあたり)がなんとなく、ぎこちない、というか
なんか遅れる…??



いやしかし前の行でちゃんと弾かれてたしそれと同じなんだからなぜだ…と思って聞いてみると
「つい聞こえてくるのを待ってしまう」とのこと。

…いやそれは待たないでくださいっ!!

こんな忙しいところで待ち合わせしてる場合じゃないので「てんでんこ」で(自分の感覚に自信を持って)先に進みましょう。そしたら結果的にちゃんと「合って」、ひいてはお互いの信頼も高まるはず

仕切り直してみたら、おぉちゃんと合いました、いい感じ。

まぁちょっと言い訳すると、ここらへん鍵ハモの中のかなり低い音で、低い音は特に立ち上がりがニブいので、「もあっ」とするし遅れがちなんですよね。だからほんとはちょっと前もって吹き始めるべきなんですけどそれがなかなかちょうどよくいかないというか、先走ってもまずいので音の最初がちょうど拍に合うくらいを目指す。そうすると立ち上がりは耳で捕まえづらいから聞いて合わせようとしたら遅れる。ということかなと思います。

それからは、問題の箇所をどうするか相談したり、何度かやっているうちにけっこう急速になんとかなりそうな目途が立ち、これは楽しみ…!!

「ひとりでれんしゅう」をもっとやっておかないとどうにもならないところが二か所くらい残ったけどそこも合わせは確認できたので
あとは当日で大丈夫でしょう、たぶん。

やっぱりアンサンブル楽しいよね


当日で大丈夫でしょう、とはいえ、その日の一発目にトップギアに入れて「鮫」を決めるのって難しくないかな…
と思って、ゆったりの短い曲をひとつ追加してそちらを先に演奏することを提案。

持参した
マサさんの 鍵盤ハーモニカの極意 バロックからポピュラーまで
からいくつか試して、選んでもらって

BEGIN/涙そうそう
ピアソラ/鮫

でいくことにしました(^^)

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ヘルシオからビストロへ

2025年02月14日 | ピアノ
十数年使ったヘルシオが壊れました。

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朝、中まんを蒸かすのはふつうにできましたが、そのあと牛乳をちょっと温めようとしたら、あれ、音が

なんか間が抜けた音だな??
ぐぉーんとは言ってるのだけど肝心のところが抜けたような…

取り出してみると、まったく温まっていませんでした。冷蔵庫から取り出した温度のまま、冷え冷えです。

それからいくつか試してみましたが、「蒸し」「グリル」などはふつうにできるけど、電子レンジが無効でした。
コンセントを抜いてしばらくほっておく…などでも変わらず。

いや~困ったなー

年数経っているし、修理よりは買い替えかな? と思ったとき、次にヘルシオのまた新しいのを買う選択肢もありましたが
浮気に心が傾きました。傾いた理由は、ヘルシオの操作性が気に入ってなかったからです。なんかパネルがごちゃごちゃしていて直感的でなく…まぁ使えるけど…

機能は気に入っていました。「蒸し」は多用していましたし、高温蒸気を使う「さっくりあたため」、具体的にいうと冷凍天ぷらの温めはおいしく仕上がるので頼りにしていました。

競合他社? といえばビストロかなと思って調べてみたら、まず見た目つまりデザインもですが操作パネルもシンプルなのがいいなと思いました。ただし、パネルがシンプルだからといって操作が簡単なのかといえば実際どうかわからないですけど…

それであまり悩まず「えいや」とインスピレーションで乗り換えてしまったビストロ、我が家に登場しての初仕事はなんと
「注いでからしばらく放置して冷めてしまったお茶の温め」(←地味)


設置してみてびっくりしたのですが、操作パネル部分も含めて「扉」なので、ガバッと開いて庫内が広い。そこに「ちょこん」と湯呑みw

便利なのが、温度指定の温め。これまで、味噌汁を温め直すにも量や、冷蔵庫に入れていたかどうかで何秒レンチンすればいいかが変わるので失敗も多かったのですが、今度は「70度」とかいって温めるのができて便利! なんと、「マイナス10度に温める」(o_o)とかもできるらしいのですが(アイスを、スプーンが入る程度のかたさにする)なにせ冬なのでまだ試しておりません。

レンジしつつグリル、というのは得意技らしくて、下味つけた鶏むね肉と野菜を並べて焼くのはすごいおいしくできました。

市販の肉まんをしっとり温めるというコースがあって、これはレンジしつつ蒸すということのようですが、これはただ蒸すほうがおいしいですね。次からは手動の「蒸し」機能を使おうと思います。

その他、なんか二品同時調理というのがあって上段にこれ、下段にこれを入れて自動メニューいくつとか…なんかこれは使いこなせる気がしません。まぁ使わなくてもいいけど、いつか実験はしてみようかね??

残念なのは、ヘルシオのときに気に入って使っていた「さっくりあたため」に相当するモードがないことです。まだ天ぷら食べてないけど

もう少し使ってみて、また感想書こうと思います。
とにかく、電子レンジ使えなかった数日間、いやーいつもは日に何度もレンジしてたんだなぁと、場所が広ければ単機能電子レンジを別に置くのも良いかもしれません。同時に使えるし(ブレーカー落ちなければ)

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「暗譜」でないとできないこと

2025年02月12日 | ピアノ
今日は書道レッスンでした。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←書道とピアノって似ているなぁとよく思う

書いたのは米芾の臨書の続きで

「秋花絳烟より起こり」のところです。

米芾は筆の表裏を使い分けて書いていくところに特徴があって「筆遣いの練習には最適」と先生は言っていました。確かに難しかったです。

「臨書」なのでもちろんよく見て書くところが大事なのですが、実際のところお手本を見ている間に書くということはできないわけで、書くときには自分の半紙のほうを見ますね…そしてまたお手本を見る、書くということを繰り返すのですが、あまりちょこちょこ見なくてはいけないようだと、一気に書くべきところが途中で失速してしまうので困ります。

こことここの間は広め…この線は細め…向きは…

などと、見るべきところは細かくたくさんあるけれど、それをいちいち見て書いたらまとまらないわけです。

そうはいっても最初のうちはちょこちょこ見ては書いていますけど(なので仕上がりもどことなくぎこちない)
だんだん、目を離して一気に書けるまとまりが大きくなって、
最後までお手本は横に置いているけれど一文字書く間はお手本から目を離したままだったりするようになります。

次の文字に移るときにお手本を見て、こういうことに気をつけて書こう…と思ってあとは目を離すとか、そんな感じになると思います。

そうなることによって、視線移動による断絶の有無だけでなくて、何かもうちょっと別の違いも生まれているように感じます。
それは、字形などもろもろのことが、自分の中である程度消化されているというか「こうなっていたほうがかっこいい」「米芾の字に似ている」といったような、線の太さ長さ向きのような具体的レベルから一歩上位からみた何かとしてとらえられているというところです。

ピアノも似ているのかなと…

ここ数日、スムーズに弾けないところを部分練習するのに、「覚える」ということを意識してやってみているのですが、なかなか良さそうです。
結局、全体を暗譜して(楽譜を置かないで)弾こうとしているわけではない(たぶんできない)のですが、折衷案というか、暗譜の良いところを取り込もうという感じです。

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GVIDO卒業、コピー譜に一本化

2025年02月10日 | ピアノ
練習会などにGVIDO(電子楽譜)を持っていって弾いていると、「それ何ですか?」「近くで見てもいいですか」などと興味を持たれることが多かったのですが

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←GVIDOより軽く、バラのコピー譜よりスマート。

結局、去年11月くらいにGVIDOをスタジオに忘れてくる失態があったのをきっかけに、「紙」に乗り換えてみたところなんだかんだ総合的に気に入ってしまって
「紙しか勝たん」
って結論になってしまいました。

今後、GVIDOやiPadなど電子に戻ることはたぶんないだろうと今のところは思ってます。時代に逆行してる??

私が現在使っているコピー譜システムは

(1) 楽譜を電子化するところまではGVIDOのときと同じ(ScanSnap SV600: 冊子のまま自炊できて便利)
(2) プリントアウト。譜めくりができるように考えて、3枚~4枚を横並びにすることもあるがなるべく両面印刷を多用(軽量化のため)
(3) ページをつなぐのは白マステを使用し、上端ひとつ、下端ひとつ小さくとめる


(4) 台紙(A4ルーズリーフバインダーの仕切り紙)に両面テープで貼り付け。1台紙1曲。台紙に曲名書く
(5) 対象の曲をA4ルーズリーフバインダーにまとめる。


(3) について、以前はテープを長く使って上から下まで隙間なくとめていたのですが、上下だけちょんちょんのほうがずっと簡単。使うテープも少なくて済むし、折りもキレイでスムーズなので案外いいんですよね。ただ、その場合は表紙というか何かしっかりした裏打ちがないと「へにょん」としてしまいがちなのですが、台紙に貼り付けてさらにバインダーに入れるならまったく問題ないわけです。

バインダーはコクヨのスタンダードなやつを使っていて、
「ピアノ用」「無伴奏の会用」「アンサンブル用」
3冊をなんとなく使い分けています。

現在イキでない曲はまとめてファイルボックスに。この中にはひたすら「入れるときは右から」の超整理法スタイルで投げ込んでいます。統一サイズの台紙に題名が書いてあるので、今のところこの中から探すのはそんなに大変にはなっていません。べらぼうに増えてきたらどうなんだろうねぇまたそのとき考える


GVIDOより紙のほうが良い点は、まず軽いこと。一回の練習会でいろいろな曲を弾いたりアンサンブルしたりとありますが、その日に弾くかもしれない曲を全部バインダーに入れてもGVIDOよりだいぶ軽いです。これはありがたい。

それと、安心感ですね。充電忘れや故障(なぜか立ち上がらないとか)みたいなクリティカルなことがあまりなくて、紙は紙というか信頼性が高いですよねある意味。事故といえばお茶こぼしたとかありえますがまぁある程度読めるというか、びっくりする事態が起こりにくいというのはあります。

GVIDOの表面はかなりテカリにくいよう工夫されていますが、それでも照明が微妙なときの見やすさは紙にはかないません。

逆に、コピー譜で演奏する場合に起こりがちな困りごとというと、ぺらりと落ちてしまったとか、がさがさわさわさ探すとか、次の曲に行くのに動きが(音も)多いとか

そのへんがほぼクリアされているんです。安定しますし、次の曲へ移るのもスムーズです。

譜めくりについては、3ページや4ページ並べるとか、次の数小節をコピーしてぴらぴら継ぎ足すなんてことも自在にできる分は便利です。譜めくり動作そのものについてはGVIDOのほうがスムーズですが。

楽譜を忘れて出かけてしまったという事態については、GVIDOでも紙でもダメですが(笑) 楽譜を外出先に忘れた、なくしたという場合のショックはGVIDOのほうが巨大です。

それと書き込みの自由さ(色を使うことや、スムーズさ)についてはGVIDOは紙に遥か及びません。iPadならGVIDOよりだいぶいいだろうけど。

そして、GVIDOがもう製造しなくなってサポートがなくなってしまったような…いち会社の都合や方針に振り回されることがない、故障とか関係ない、解放されたところが気が楽です。A4のバインダーや仕切り紙はごく一般的な商品ですからね。

ちなみに、コクヨの仕切り紙はしっかり厚手で使いやすいですが、百均のぺらぺらのでも特に困りません。今のところ、長く練習する予定の、気合入った選曲のときは高いほうを使っていますw


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フォーレってどんな人?

2025年02月09日 | ピアノ
昨日の記事で紹介した動画
譜読み前から暗譜まで、曲を仕上げる上で必要なポイントをピアニストが解説!

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←作曲家調べようとして楽器のほうが気になってしまう

では、「曲の仕上がりをはやくする」ポイントとしてもう一つ紹介されていて、それが
「下ごしらえが命運を決める」
というものでした。

曲にとりかかる下準備として、作曲家のこと、時代背景、曲が生まれたきっかけ、曲の構成、特徴とか曲の概要を調べておくということなのですが、どうでしょう? あまりそういうことを習慣としている人も多くない気がするし、背景を知っていたからといって別に譜読みが速くなるってこともないような気がするんですが

むしろ、楽譜の読み方(入ってくる情報)の差というか、仕上がりの質に影響してくるということなのかもしれません。

で、遅ればせながら、フォーレってどんな人なんだろうってことで、せめてピアノ曲事典くらい読んでおこうと思いまして

フランス革命から教会音楽がズタズタになり、ブルボン王朝の復古で持ち直したかと思うと、七月王政でまた資金打ち切り閉鎖。のちにナポレオン三世が第二帝政を始めたときに
「熱狂的なカトリック信者であるウジェニー伯爵夫人をスペインから王妃に迎えたことも影響し」また振興が図られることになった…

その流れで「古典宗教音楽学校」が設立されたのが1853年、そこでは
「対位法に基づく多声音楽とグレゴリオ声歌が重視され、パレストリーナ様式の対位法に加え、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典的大家の作品が教育のモデルとなった」

フォーレは幼少期、教会にあるハルモニウムを弾いていたのですがそこで音楽的才能を見いだされ、9歳のときにこの(できたばかりの)学校に入ります。この学校の教育内容は、なんとなくフォーレの音楽のイメージから距離ありすぎな感じですが、ここで運命の出会い…

1861年(フォーレ16歳)にピアノ科教授としてサン=サーンスが来て「フォーレはカリキュラムには含まれていなかったショパン、シューマン、リスト、そしてヴァーグナーらの音楽を学ぶ契機を得る」。

ということで、なんとサン=サーンスさんグッジョブです。

それにしても、フォーレはまずピアノの人なのかとなんとなく思っていたけれどハルモニウムで音楽人生スタートして、キャリアの最初はオルガニストだったのですね。それと、教育者としての実績がとても大きいのが、なんか意外な…いやほら、めっちゃ優れた作曲家って変人が多いイメージですが(←失礼)、フォーレって教育者として、さらには学長として(ということは政治力も)人望あったのですね。

ところでハルモニウムという楽器ですが、どんな音かなとYouTubeで検索したらこんな感じ

ハルモニウム【PALOMA社製】(小型&品質良)

あ、これって…
前に「つゆの唄」練習会の二次会で行ったレストランにあった、謎の鍵盤楽器(店の人も楽器名を知らない)は「ハルモニウム」だったようです。

これは、片手でふいごを動かして弾くので片手でしか弾けない楽器です。あまり自由度の高い楽器じゃないんですけど…

川越のレストランにあったハルモニウム


教会にあったのは、もう少し大きな「リードオルガン」(パイプオルガンに比べればずっと小型だけれど形はいわゆるオルガン)かもしれませんね。そしたら両手で弾けるけどいずれにしてもピアノとはずいぶん音色や表現も異なる楽器です。フォーレがピアノにたくさん触れるようになったのは音楽学校入学以降なのでしょうか。フォーレのピアノ曲を弾くととてもピアノ演奏に精通した人の曲という印象ですが。

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