アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ジャズピアノのテキスト

2022年06月30日 | ピアノ
ヤマハの「大人のための」的コースに申し込むと、指定のテキストを購入するのがお決まりです。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←欲しいものはおうちにあった。これ、なんていうんだっけ

結局、3か月で辞めてしまったアコースティック・ギターでも、いわゆる基礎の説明と練習のためのテキストが一冊、レパートリーといって曲が載っているテキストが一冊、合計二冊を買いました。

まだいくらも使っていないのですが…このテキストは、かなり親切にできてて、この先もし私が定年後とか(^^;; 独習したいと思ってもある程度のことはできそうに思います。

しかし。

ジャズピアノで購入させられたテキストは…!?

まず、冒頭から突然難しそうだし、
説明がないし、
見た感じあまり体系だって載っているふうでもないし、

まぁ私自身がほぼまったくわかっていないので正しく評価できませんが、入門のうちに使えるようなテキストではなく、独習は無理っぽいというのは間違いのないところ。
もう少しいろいろわかってくると、このテキストが「使いやすい」という域に達することもあるんだろうか??

先生はあっさり「当分使わないから」。
で、手書きの楽譜コピーとか、ホワイトボードに書くとかでざくざくと着々と進めてくれてるんですが。

レッスン自体はこれまで、具体例としての曲と、それに出てくるコードやリズムの解説、実践と非常に行き届いた、リーズナブルな構成で進められているように思うのですが、
「こういうふうに進んでいくテキストを作っておいてくれたらよかったのに」
と思わなくもないんです。

そしたらレッスンやめちゃっても安心、というのではなくて、自分の走り書きノートとか読みにくいし、これから何が出てくるのか見通しがまったくできないし、要するに予習復習しようと思ったらそりゃテキストがあるほうが便利ですよね。

それで、今、先生がレッスンごとに少しずつ説明してくれてる感じで、過不足なく(!)載ってる便利なテキストはないだろうかと思ってamazonを検索してみたのですが、あるわあるわ、ジャズピアノの入門編らしき本がどっちゃりと。でも多すぎて、どれがいいかまったくわからん。実物見ないとダメだよねぇやっぱり。これは今度大きいとこいくか??

と思っていたら、ふと気が付いた
らくらく弾きたい!ジャズ・ピアノ (月刊Piano 2005年4月号増刊) 雑誌
これ、実は持ってるやつでは…

探してみると、あったあった。ずっと「積読」で、読んでもいないのに表紙がかなり古っぽい感じになってる(笑)

1. ジャズらしく弾くって? ←リズムの話
2. リハーモナイ図 ←コードの話
3. テンションって何だ?
4. スタイルを弾きこなす ←バッキングのパターン
5. アド・リブしてみませんか
6. ジャジーな日々を… ←曲集

いや、「リハーモナイ図」って何よ、って、これは変な四人のキャラクターが対話的に話を進めていくおちゃらけたテキストなので。
リハーモナイズの種類を表した図なんです。


こないだ習ったのは「よりみちくん」(次のコードを導くために、次のコードが主和音(トニック)となりうる別の調に一瞬寄り道)だな。

あ、これなかなかいいかも。網羅的ではないので、先生が口頭でちょろっといってたあれは何、みたいに調べるにはあまり適さないけれども。
アドリブも、「なんか好きにやってみて」よりはだいぶ具体的に説明してあります。

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変な第二楽章

2022年06月29日 | ピアノ
突然ですが、私、変な第二楽章が好物でして…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←総合的に大好物の31番です

思い起こせば、おゆき先生のところに体験レッスンに行ったときも「変な第二楽章」でした。

モーツァルト:ピアノソナタK.V.533 第2楽章(2014年の録音)

どこへ行くのかわかんない半音階的な進行とか、なんだか不思議な感じの曲です。
練習会とか発表会で、私以外の人が弾いてるの見たことない気がします。モツソナなのに。

おゆき先生は、「なぜ突然これ…」と思ったそうです。
(しかも、「来週本番なのでヨロシク」とか。体験レッスンで)

今、練習しているベートーヴェン/ピアノソナタ第31番は、まさに「変な第二楽章」。
そして、もうひとつの好物が「ゆっくり始まる第一楽章」。

この二つが合わさっているのですから最強です。そりゃ弾きたいに決まってます。しかし、三楽章は最も(かどうかわからない)苦手とするフーガが出てくるんで、どうなんだろうとは思うのですが

おゆき先生「二楽章までで終わりにしたら?」
…いやいや、フーガは確かに特に弾きたいわけじゃないけれども、あの重苦しー-いところはこれまた大好物なんですよ。そして、最後らへんは、私がフーガの次に(たぶん)苦手とする「速い系」ですが、ここらへんは速いわりに弾きやすいのでそんなに嫌ではありません。それにやっぱりココ弾かないと締まらないのよ。

ところで、フーガも難物ですが、ここ、二楽章もたいへん弾きにくい部分です。特にこのページ


ベートーヴェン様はなんでこんな変な音形を思いついたんでしょうね? これまでに聞いたことのある何とも似ていないような。

ミスタッチを減らすコツは、鍵盤に触ってから弾くこと、などと聞きますが、まぁそれは一面の真実ではありましょうが、
それは物理的に「おっと隣を触っちまった」を減らす役には立つものの、
「次の音がわからなくなった」「次の音を間違って想起してしまった」という事故に対しては無力です。そりゃそうだ。

そしてこのページの事故は圧倒的にそっちの問題なので、音の並びが身につくまではそれはやはり間違えるよね…
最近、音の並びがなかなか身につかないときは、「コードを考えてみる」とか「分解練習してみる」とかいう技を使うようになったけれども、ここに関してはあんまり…片手(右手)で弾いたときでも十分事故りやすいわけで。

この、変な下降音形、前半が同じで後半は分岐してたりしてほんと危険がいっぱいです。

けど、これがぜんぜん淀みなく勢いよくpとfのめりはりもついてパーッと弾けたらかっこいいと思います。ロックです。

----- 今日の録音
その二楽章を練習してみた

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白鍵と黒鍵では高さが違うので

2022年06月28日 | ピアノ
おゆき先生んちのシードマイヤーのご機嫌を損ねないように弾くには…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←なんだかんだ今の形のピアノが好きなんだよねぇ

手の甲の無駄な上下動を避け、基本的にスーーと横移動しながら指で弾いていくことが必要なわけですが、
そういう弾き方をするには、鍵盤の形、というかどれが黒鍵でどれが白鍵なのかを考えながら、手の動きをよく整理しなくてはいけません。

黒鍵なら、高い位置で鍵盤に触れますし、
白鍵なら、それより低い位置まで指を伸ばさないと打鍵できません。

黒鍵なら、奥のほうにしか鍵盤がないけど、
白鍵なら、手前まで鍵盤が伸びてる。というか逆に、もし奥で弾こうとしたら狭くてたいへん。

まぁそんな感じでね…けっこうややこしい。

このややこしさを、いっそとっぱらっちまえ! という考え方で特殊なピアノを作った方がいましたが
過去記事→黒鍵と白鍵

確かに、
・転調してもまったく同じ指の形で弾ける
・半音グリサンドが楽勝
という利点はありますが、

邪魔(?)な黒鍵がない→触っても「ここはどこ?」なのかまったくわからない
もちろん、慣れるまでは弾くのたいへんだろうけど、慣れてもやっぱりミスタッチばりばり多くなる気がするわ。

この方は、なんかいい感じに弾いているけれども
菅野邦彦「未来鍵盤」
まぁ、これほしい、とはなかなか思わないよね…。

ジャズとの馴染みは、わりといいのかもしれない。しかしショパンをこれで弾きたい人はいないだろう。ショパンの曲は、白鍵と黒鍵が現在のような凹凸を持っていることを前提に書かれていると思うから。表現上。

あるいは表現とかそういうレベルでなく、単純に音を探すときにも、凸凹はたいへん役立っていると思うわけです。見なくても、鍵盤上の位置がわかる。

いい音色で弾くために、白鍵と黒鍵の高低差をうまく吸収する弾き方を考えていると、それは触った感じで常に鍵盤上の位置を把握しながら弾けることにもつながり、鍵盤をみないで弾いていても、正確に次の音が触れるということになるはずで、たぶん総合的に仕上がりがよくなる、だろう。

ということで、今日はバラ3の半音階のところとか指使いの再検討も含めてあれこれ試していました。そのわりに結局同じところに落ち着いたんだけども。


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Love Me Tender(和音を借りてきておしゃれに)

2022年06月27日 | ピアノ
木曜日に行ったジャズレッスンの話の続き。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←話がどんどん進んでいくので、テキスト的なものがないのは不便

新曲で、「Love Me Tender」が出てきました。楽譜には、メロディーとコード…の、一部が抜けていて、ここにどんなコード入れるといい感じ? とクイズ形式で出されました。

C  |( )  |G7  |C : ソドシドレラレードシラシドー
C  |( )  |G7  |C : ソドシドレラレードシラシドー
C ( )|Am ( )|F Fm |C : ミミミーミミミーミレドレミー
C ( )|D7  |G7  |C : ミミファミレラレードシラシドー

いやそういわれましても…

二小節目、「レラレー」のところに合わせる和音として、「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」のどれがマシかといったら「ドファラ」かな?
というと先生に苦笑されました。ヒントは「ドミナントモーション」。次の和音に「ドミナントモーション」でつながるように入れてみてといわれ
騙されたと思って試してみますと

C  |D7  |G7  |C : ソドシドレラレードシラシドー
C  |D7  |G7  |C : ソドシドレラレードシラシドー
C E7|Am C7|F Fm |C : ミミミーミミミーミレドレミー
C A7|D7  |G7  |C : ミミファミレラレードシラシドー

あら。。確かにいい感じになりましたよ。

今、書き加えたあたりのコードは、「Key of C Diatonic Chord」に含まれてないものなので、いわば「よそから借りてきた」コード。こういう「寄り道」感が重要なチャームポイントになるらしい。

Fmは最初から書いてあったけど、同じく「Key of C Diatonic Chord」に含まれてないもので、こちらは「同主短調」からの借り物。

ということで、このコードのとおりに伴奏すると、ま、いいんだけど、まだちょっと変というか、
三段目のベースだけ取り出すと、ド→ミ→ラ→ド→ファとなって、これはいかにもバタバタで。

なので、ここにはonなんとかにご登場いただいて、ベースの動きがなだらかになるようにする。
C E7onB Am C7onG F
「on何」にするかは出鱈目に決めるわけではなくて、コードの中にある音をチョイスして使う。

以上、
・借りてくる和音でおしゃれに!
・on コードでベースを滑らかにつないでおしゃれに!
でした。

いっぺんに説明されて、ふぁー--って感じだけれど、このへんが使いこなせるといちおう「耳コピした歌に適当に簡単な伴奏つけられる」に到達するものと思われる(理論上)。

やれやれと思ったところで先生、まだ止まらず

「じゃ、ジャズでも避けて通れない8ビードの説明をします♪」
いや~、もう時間終わるけどね…(なにしろ30分レッスン)

すごい駆け足で、説明と実演と練習した…詳しくはまた次回ね


------ 今日の録音:
ショパン/バラード第三番

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ピアノサロン「つゆの唄」で練習会

2022年06月26日 | ピアノ
今日は、マイミクさんが新しく作ったピアノサロンで練習会がありました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「つゆ」はオーナーさんが前に飼っていたうさぎの名前

川越ピアノサロン つゆの唄
新しいのできれいなのはもちろんですが、素敵なのはピアノ。


優しい音のするShigeru Kawaiです。また、部屋が一般的なスタジオより天井高が高めな分、響きにゆとりがあります。

今日の参加者は10人で、弾く人が変わるたびにピアノの音色の印象も変わり、ほんとおもしろいものだなと思います。

バッハ、ベートーヴェン、スクリャービン、ラフマニノフ、アルベニスなど
ガチクラシックもたくさん聞きましたが、今日はジャズ成分も。

オーナーのマイミクさんは、ジャズとクラシックの両刀使いですが、ほかにジャズピアニストの方が参加者としてきていたりして、バラエティー豊かな曲目が聞けました。

せっかくなので私も、習いたてのジャズピアノを披露したいところですが、あいにく、基本の三和音だけを使うアドリブなし「茶色のこびん」(ダサいバージョン)くらいしか弾くものがないのでやめときました(^^;;

代わりといっては何ですが、「ウイスキーがお好きでしょ」を鍵ハモで吹きました。楽譜も打ち合わせもなしで「テキトーに合わせて」といわれても(o_o) わかってるメロディー以外に吹けるわけもなく、いや、これ無理ですよせめて小節数くらい書いたメモください(次回までに要検討)。

ピアノで弾いたのは、こちらも発展途上のベトソナ31。
今日の持ち時間は21分(椅子合わせとか含む)なので最後まで弾き終わらないことは確定…なので焦らず行きました。

焦らず、というのは、時間を縮めるために「今」できることなんて、速いところをもっと速く弾くなんてことではなく(←できない)
ゆっくりのところをちょい速くすることしかできないのだが(←よくない)
ま、そんなことはせず…
あるがまま、弾きたいように弾いていくということです。

今日弾いてみて思ったのは、緊張しても一楽章とかはそんなにふだんと変わらないが、三楽章(フーガ)はわけわかんなくなりやすい、そして、わかんなくなったときに回復しづらいということです。先日、少人数で練習会やったときは今日に比べて緊張してなかったのだなと。(そしておゆき先生レッスンではぜんぜん緊張してない)

大きな発表会で混乱せず弾くためにはよほどきちんと頭の中が整理できてないとダメだな。

バッハの半音階的幻想曲とフーガのときも、フーガがなんとかなるまでほんと時間かかったものね。

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